近畿大学医学部・病院50周年史
Survey or Interview橋本 重夫

基礎と臨床をつなぎ、
医療の未来を築く病理医を

Connecting basic science and clinical practice
— pathologists shaping the future of medicine.
HASHIMOTO Shigeo

Professor Emeritus

  1. 近畿大学医学部に着任された経緯と、その際に掲げていた目標があれば教えてください。

    関西では少し病理が弱いこともあり、日本大学の上司から関西の病理を盛り上げるようにと指令を受けたことがきっかけ。卒業生が毎年一人でも病理に入ってきて興味を持ってくれたらと願っていた。
  2. 病理学という専門領域において、近畿大学ならではの強みや特色をどう感じておられましたか?

    神経病理を専門としているが、関西では神経についてを研究する研究者が少なく、関西で近畿大学が唯一だったことが強みだった。
  3. 近畿大学に在職中、他学部や他機関との連携で得られた学際的な成果があれば教えてください。

    病理は薬理学でも教えることができたので、薬学部での講義を始め、薬学部出身者とのかかわりを強めることができた。
  4. 学生や若手医師に伝え続けたメッセージや信条があればご記入ください。

    誠心誠意心をこめる。とにかく真面目にすること。何事にも目の前のことに集中して心をこめる。
  5. 50周年を迎えるにあたり、近畿大学医学部の変化と今後に期待することを教えてください。

    近畿大学の存在感を全員で明確にしていってほしい。それにはやはり、それぞれの分野で全力を上げて努力する。