KINDAI トランスファラブルスキル
「KINDAI トランスファラブルスキル」について
1 趣旨
近年、文部科学省が大学院に対して、知識基盤社会を多様に支える高度で知的な素養を備えた人材の養成を求めていること等から、高度な専門知識や研究力を、分野や職域を越えて活用できる汎用的能力、すなわちトランスファラブルスキルが重視されています。本学が採択されているSPRING(次世代研究者挑戦的研究プログラム)でも習得支援が行われており、他大学でも独自にトランスファラブルスキルを定義する例が増えています。
近畿大学大学院としてトランスファラブルスキルを制定することは、こうした全国的動向を、本学の建学の精神である「実学教育」と「人格の陶冶」に即して具体化する取組として大きな意義があります。全国的動向も踏まえつつ、各研究科のディプロマ・ポリシーやSPRING とも関連づけ、専門知を社会的価値へと結びつける大学院共通の資質・能力を「KINDAI トランスファラブルスキル」として以下の通り整備します。
2 「KINDAI トランスファラブルスキル」の6 要素
- (1)
- 知識活用能力 (Knowledge Intelligence; 知を集め、見極める)
色々入れられるリスト。 - (2)
- 主体的実行力 (Initiative & Execution; 行動し、やり抜く)
社会や現場の課題に対し、その解決に向けて主体的に行動し最後までやり抜く力 - (3)
- コミュニケーション能力 (Networking & Communication; つながり、伝える)
国内外の人や組織とつながりながら、論文、口頭発表、創作活動等で知を発信する力 - (4)
- リーダーシップ (Diversity Leadership; 違いを越えて導く)
多様な価値観や異なる立場の人とも協働し、違いを越えて合意形成を推進する力 - (5)
- 倫理観 (Academic & Professional Ethics; 誠実に責任を果たす)
研究者と高度専門職業人の双方に求められる倫理観を備え、誠実に責任ある行動をとる力 - (6)
- キャリア形成能力 (Identity & Career Design; 自らの未来を築く)
不確実な社会の中でも、自身のキャリアを主体的に設計し再構築する力
3 既存の枠組みとの関連
2で挙げた6要素は、本学各研究科のディプロマ・ポリシーを踏まえて提案するものです。ディプロマ・ポリシーと関連づけることで、各研究科のコースワーク及びリサーチワークとの整合性を高める意図があります。また、正課と直接関連しない場合も、正課外のプログラム(インターンシップや学会発表、短期留学など)でフォローできる可能性を想定しています。なお、その他にも、他大学で定義されているトランスファラブルスキルや、経済産業省・文部科学省(2025)「博士人材の民間企業における活躍促進に向けたガイドブック」や日本経済団体連合会(2024)「博士人材と女性理工系人材の育成・活躍に向けた提言―高度専門人材が牽引する新たな日本の経済社会の創造―」を参照しました。