薬学研究科の教育方針
薬学研究科
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)
近畿大学大学院薬学研究科では、建学の精神である「実学教育」と「人格の陶冶」に即し、薬学の専門的知識と研究能力・倫理的態度を備え、社会に貢献する高度な専門職業人及び研究者を育成します。
本研究科には、創薬科学や生命薬学を中心とした「博士前期課程」・「博士後期課程」、及び医療薬学分野に特化した「薬学博士課程」の3課程を設置しており、それぞれの教育課程を通じて、以下の資質・能力を備えた者に対し、学位を授与します。
- 1.
- 知識・技能
1.1 薬学に関する高度な専門知識と研究技術を体系的に修得し、学術的または実務的課題に応用できる。 - 2.
- 思考・判断・表現
2.1 科学的根拠に基づいて課題を設定・分析・考察し、成果を的確に表現し発信できる。 - 3.
- 主体性・意欲・態度
3.1 高い倫理観と責任感を持ち、自律的かつ協働的に研究・実務に取り組むことができる。
(学位授与基準)
学位授与は、各課程・専攻における個別のディプロマ・ポリシー及び学位論文審査基準等に準拠し、厳格かつ総合的に実施されます。
カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成方針)
薬学研究科の教育課程は、3つの課程(博士前期課程・博士後期課程・薬学博士課程)において、それぞれのディプロマ・ポリシーに対応した教育目標を達成するため、講義(コースワーク)と研究(リサーチワーク)からなる体系的なカリキュラムによって構成されています。教育課程は次の方針に基づいて編成・実施されます。
- 各課程・専攻の目的に応じた専門科目を体系的に配置し、各授業科目がディプロマ・ポリシーのいずれの目標に対応するかをカリキュラムマップ上に明示することで、教育内容と到達目標の整合性を図る。
- 各課程の段階性・発展性をふまえたカリキュラムツリーにより、学生の主体的かつ段階的な学修を支援する。
- コースワークでは、基礎から応用、さらには国際的な発信力を高めるための特別講義や英語演習を設け、多面的な知識と視野の修得を図る。
- リサーチワークでは、指導教員制度の下での研究活動を通じて、問題解決能力、研究計画力、プレゼンテーション力、倫理的態度を統合的に育成する。
【学修成果の評価】
各科目の評価は、シラバスに記載された方法(試験・レポート・プレゼンテーション・ルーブリック評価など)に基づき、ディプロマ・ポリシーとの関連を明確にして行います。最終的な学修成果の達成度は、修士論文・博士論文・公聴会・最終試験等により総合的に評価され、別途定めるアセスメントプランに準拠します。
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
薬学研究科では、建学の精神である「実学教育」と「人格の陶冶」に即し、薬学・生命科学・医療の分野で社会的課題の解決と科学の進展に貢献する高度専門職業人・研究者を育成することを目指しています。
本研究科の3課程(博士前期・博士後期・薬学博士課程)においては、それぞれの課程が求める専門性と教育目標に応じて、次のような資質・能力・意欲を備えた学生を受け入れます。
- 1.
- 知識・技能
1.1 薬学に関する基礎的または高度な知識と技能を有し、各課程の教育内容に対応できる学修準備性がある。 - 2.
- 思考・判断・表現
2.1 課題に対して論理的に思考・判断し、成果を適切に表現・伝達する力を有している。 - 3.
- 主体性・意欲・態度
3.1 研究・学修に対する強い意欲をもち、倫理観と国際的視野をもって学びに臨む姿勢がある。
(入学試験との対応)
選抜にあたっては、筆記試験(専門・英語)・小論文・面接・出願書類・研究計画書等を通じて、これらの要素を多面的に評価し、ディプロマ・ポリシーとの整合性を確認した上で受け入れの可否を判断します。
薬学研究科 薬科学専攻 博士前期課程
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)
薬科学専攻博士前期課程では、近畿大学の建学の精神である「実学教育」と「人格の陶冶」に則り、創薬科学及び生命薬学分野における専門知識と技術の修得に加え、自立した研究活動遂行能力を育むことにより、これらの領域における科学的課題を解決し、生命科学の進歩に貢献しうる人材の育成を目的としています。また、高い倫理観と国際的視野をもって、医薬品の研究や臨床開発・行政等幅広い分野で活躍できる資質をもつ人材の育成も目指します。
本専攻では、所定の期間在学して研究指導を受け、カリキュラム・ポリシーに即して定められた教育課程において必要単位を修得し、研究成果に基づく修士論文審査・公聴会における口頭発表及び最終試験に合格することにより、以下の学修目標を達成した学生に修了を認定し、修士(薬科学)の学位を授与します。
- 1.
- 知識・技能
1.1 創薬科学及び生命薬学分野における専門知識と技術を体系的に修得し、説明・応用できる。
1.2 医薬品の創製・評価・応用に関する基礎的知識を実践的に活用できる。 - 2.
- 思考・判断・表現
2.1 科学的根拠に基づいて研究課題を設定し、論理的に考察・判断できる。
2.2 専門的知見をもとに研究成果を適切に表現・発信できる。
2.3 多様な情報を批判的に読み解き、問題解決につなげる能力を有する。 - 3.
- 主体性・意欲・態度
3.1 倫理観を持ち、研究活動を主体的に遂行できる。
3.2 多様な背景を持つ他者と協働し、国際的視野で行動できる態度を身につけている。
3.3 社会的責任を理解し、創薬研究を通じて社会貢献を目指す意欲を有する。
(学位授与基準)
修士論文は、創薬科学及び生命薬学分野における学術的・実用的意義、新規性及び独創性を有することが求められる。そこで、学位授与基準に達しているかどうかを確認するために、当該論文及び学位申請者が、専門分野における幅広い知識・研究立案力・研究遂行力・論理的説明能力・プレゼンテーション力・洞察力・倫理性などを備えているかについて、複数の審査委員が総合的に審査を行います。審査は、別途定める「学位論文審査基準」に基づき、厳格に実施されます。
カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成方針)
薬科学専攻博士前期課程の教育課程は、ディプロマ・ポリシーに掲げる教育目標の達成を目指し、創薬科学及び生命薬学を中心とした幅広い薬科学分野において、優れた研究能力と実践力を備えた人材の育成に資するよう体系的に編成されています。教育課程は、講義(コースワーク)と研究(リサーチワーク)から構成されており、各授業科目はカリキュラムマップに基づきディプロマ・ポリシーとの対応を明示しています。また、学修の段階性・順次性についてはカリキュラムツリーに示されています。
(教育・学修方法)
【コースワーク】
講義系科目では、以下の科目群を通じて、学生が基礎から応用へと段階的に専門性を高められるよう配慮しています。
- ・
- 特別講義:
創薬・生命薬学を含む幅広い薬学領域に関して、国内外の研究者による最新の研究動向や学際的知見に触れることで、専門的理解の深化と国際的視野の拡張を図る。(DP1-2、DP3-2) - ・
- 特論講義:
創薬科学及び生命薬学の各専門分野における基盤的知識及び理論を体系的に学修し、応用力を養成する。(DP1-1) - ・
- 科学英語コミュニケーション演習:
研究成果を英語で効果的に発信する力、論理的な表現力を養うとともに、国際的な学術交流や多文化環境における協働にも対応できる実践的コミュニケーション能力を育成する。(DP2-2、DP3-2)
【リサーチワーク】
研究指導の下での実践的な活動を通じて、以下の能力を体系的に養成します。
- ・
- 特論演習:
研究課題の立案・関連情報の収集・批判的読解・成果発表を通じて、論理的思考力と表現力・プレゼンテーション能力を高める。(DP2-1、DP2-2) - ・
- 特論特別実験:
指導教員の下で研究を遂行し、仮説検証や技術修得を通じて、問題解決能力・研究倫理・実験計画力、並びに科学的根拠に基づいた判断力を身につける。(DP1-2、DP3-1) - ・
- 個別・グループ指導:
指導教員制度に基づき、能動的かつ協働的な学修環境を提供し、主体性及び協調性を育成する(DP3-2)
【学修成果の評価】
各科目の学修成果は、シラバスに明示する項目〔授業概略と方法〕に記載された評価方法に基づき、定期試験・レポート・授業中の小テスト・プレゼンテーション・質疑応答・アクティブラーニング後のルーブリック評価などを通じて、ディプロマ・ポリシーに照らして可視化・評価します。これらの評価方法及び到達基準については、シラバスの項目〔成績評価方法および基準〕にも明確に記載されており、学生が学修目標との関連を把握しやすいよう配慮されています。
なお、最終的な学修成果の達成度については、修士論文・発表会・最終試験などを通じて総合的に評価され、評価の実施は別途定めるアセスメントプランに準拠しています。
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
薬科学専攻博士前期課程では、近畿大学の建学の精神である「実学教育」と「人格の陶冶」に即し、生命科学の進歩に貢献し、国際的に活躍できる人材の育成、及び人類社会の福祉と持続的発展への貢献を目指しています。
そのため、本課程では、創薬科学及び生命薬学分野において多岐にわたる専門的能力を有し、グローバルな視点と豊かな創造力、そして健全な倫理観を備えた学生を受け入れます。
本課程が提供するカリキュラムを履修するために必要な基礎的学力を有するとともに、以下に定める資質・能力・意欲を備えた学生を求めます。
これらは、外国語(英語)・専門試験・面接・小論文・出願書類等により、多面的・総合的に評価します。なお、薬科学の学修に必要な基礎学力については、すべての入試制度において確認します。
- 1.
- 知識・技能
1.1 薬学及び生命薬学の学修に必要な基礎的知識及び研究技能を有している。
1.2 学士課程における修学・研究経験を通じて、より専門的な探究へ発展できる素養を備えている。 - 2.
- 思考・判断・表現
2.1 科学的課題を多角的に捉え、論理的に分析・考察し、適切に表現する力を有している。
2.2 専門知識に基づき、自ら研究課題を構築する意欲がある。
2.3 プレゼンテーションや議論を通じて、根拠に基づいた主張を発信できる。 - 3.
- 主体性・意欲・態度
3.1 倫理的態度を持ち、研究活動に積極的に取り組む主体性と、学術的誠実さを備えている。
3.2 多様な文化や価値観を理解し、国際的視点から他者と協働できる態度を有している。
3.3 医薬品・生命科学の発展と社会課題の解決に貢献しようとする明確な目的意識を有している。
(入学試験との対応)
外国語(英語)・専門試験・面接・小論文・出願書類等により、上記の資質・能力・意欲を多面的かつ総合的に評価し、ディプロマ・ポリシーとの整合性を踏まえて受け入れの可否を判断します。
薬学研究科 薬科学専攻 博士後期課程
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)
薬科学専攻博士後期課程では、近畿大学の建学の精神である「実学教育」と「人格の陶冶」に則り、創薬科学及び生命薬学分野における高度な専門知識と技術の修得に加え、自立した研究活動遂行能力を育むことにより、これらの領域における科学的課題を解決し、生命科学の進歩に貢献しうる人材の育成を目的としています。
また、高い倫理観と国際的視野をもって、医薬品の研究や臨床開発・行政等幅広い分野で活躍できる資質をもつ人材の育成も目指します。
本課程では、所定の期間在学して研究指導を受け、カリキュラム・ポリシーに即して定められた教育課程において必要単位を修得し、研究成果に基づく博士論文審査・公聴会における口頭発表及び最終試験に合格することにより、以下の学修目標を達成した学生に修了を認定し、博士(薬科学)の学位を授与します。
- 1.
- 知識・技能
1.1 創薬科学及び生命薬学分野における先端的知識と研究技能を修得し、自立して研究活動を遂行できる。
1.2 医薬品の創製・評価・応用に関する高度な専門知識と技術を実践的に活用できる。 - 2.
- 思考・判断・表現
2.1 科学的根拠に基づいて研究課題を構想・遂行し、論理的に考察・判断できる。
2.2 研究成果を的確かつ明確に表現し、国内外の学術場面において適切に発信できる。
2.3 多様な情報を批判的に読み解き、学術的・社会的課題の解決に結びつける能力を有する。 - 3.
- 主体性・意欲・態度
3.1 倫理観を持ち、研究者としての責任を自覚して主体的に研究活動を遂行できる。
3.2 多様な文化的背景を持つ他者と協働し、国際的視野から研究を展開できる態度を有する。
3.3 医薬品開発や生命科学の発展を通じて社会に貢献しようとする高い目的意識と意欲を有する。
(学位授与基準)
博士論文は、創薬科学及び生命薬学分野における「学術的・実用的意義」・「新規性」・「独創性」・「方法論の妥当性」・「再現性」、並びに「挑戦性」を有していることが求められます。また、学位申請者が当該専門領域における幅広い知識・研究立案力・研究遂行力・論理的説明能力・プレゼンテーション力・洞察力、及び高い倫理性と研究者としての責任感を備えているかについても、複数の審査委員により厳格かつ総合的に審査されます。これらの審査は、別途定める「学位論文審査基準」に準拠して実施されます。博士(薬科学)の学位授与の可否は、これらの審査結果に基づき、ディプロマ・ポリシーの達成状況を多面的に確認した上で、総合的に判断されます。
カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成方針)
薬科学専攻博士後期課程の教育課程は、ディプロマ・ポリシーに掲げる教育目標の達成を目指し、創薬科学及び生命薬学分野において、先端的かつ高度な研究を遂行できる自立した研究者の育成に資するよう体系的に編成されています。教育課程は、講義(コースワーク)と研究(リサーチワーク)から構成されており、各授業科目はカリキュラムマップに基づきディプロマ・ポリシーとの対応を明示しています。また、学修の段階性・順次性についてはカリキュラムツリーに示されています。
【コースワーク】
講義系科目では、以下の科目を通じて、学生が基礎から応用・発信に至るまで、博士後期課程にふさわしい専門性・学術的視野・国際的表現力を段階的に高められるよう配慮しています。
- ・
- 先進特別講義:
国内外の招聘研究者による創薬科学及び生命薬学領域の講演を聴講し、課題を提出することにより、最先端の研究動向に関する多様な専門知識と幅広い視野を身につける。(DP1-1、DP1-2、DP3-2) - ・
- 先進特論:
創薬科学及び生命薬学領域の極めて高度な専門知識や理論を講義により学修し、専門的判断力と応用力を高める。(DP1-1) - ・
- 科学英語コミュニケーション先進演習:
英語による研究成果発表に関連する演習を通して、研究内容を的確かつ論理的に発信できる英語によるコミュニケーション能力を修得し、グローバルに活躍できる力を身につける。(DP2-2、DP3-2)
【リサーチワーク】
研究指導のもとでの実践的な活動を通じて、博士論文作成に必要な研究計画構築力・問題解決能力・倫理的態度・発信力、並びに主体性・協働性を体系的に養成します。
- ・
- 先進演習:
最先端の科学知識に関する情報収集・批判的読解・プレゼンテーション・討論等の活動を通じて、情報収集能力・問題解決能力・プレゼンテーション能力・コミュニケーション能力を統合的に養う。(DP2-1、DP2-2、DP3-2) - ・
- 特別実験研究:
指導教員制度に基づき、創薬科学及び生命薬学領域に関する独自の研究を遂行し、科学的根拠に基づく問題解決能力・研究立案力・研究遂行力、並びに高い倫理観と研究者としての責任感を修得する。(DP1-2、DP3-1)
【学修成果の評価】
各科目の学修成果は、シラバスに明示する項目〔授業概略と方法〕に記載された評価方法に基づき、定期試験・レポート・授業中の小テスト・プレゼンテーション・質疑応答・アクティブラーニング後のルーブリック評価などを通じて、ディプロマ・ポリシーに照らして可視化・評価します。これらの評価方法及び到達基準については、シラバスの項目〔成績評価方法および基準〕にも明確に記載されており、学生が学修目標との関連を把握しやすいよう配慮されています。
なお、最終的な学修成果の達成度については、博士論文・公聴会における発表・最終試験などを通じて総合的に評価され、評価の実施は別途定めるアセスメントプランに準拠しています。
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
薬科学専攻博士後期課程では、近畿大学の建学の精神である「実学教育」と「人格の陶冶」に則り、創薬科学及び生命薬学分野における高度な専門知識と技術を修得し、自立した研究活動を通じて科学的課題を解決し、生命科学の進歩に貢献できる人材の育成を目的としています。また、高い倫理観と国際的視野をもち、医薬品の研究開発・学術・行政・産業など幅広い分野で活躍できる資質を備えた人材の育成を目指します。
本課程では、前課程で習得した専門的知識・技術・研究経験をもとに、博士論文の作成を通じてディプロマ・ポリシーに定める教育目標を達成する意欲と能力を有する学生を受け入れます。具体的には、以下の資質・能力を備えた学生を求めています。
- 1.
- 知識・技能
1.1 創薬科学及び生命薬学分野の専門知識・技術を基礎として、博士論文研究に必要な高度な専門性を有している。 - 2.
- 思考・判断・表現
2.1 科学的課題を的確に捉え、論理的に考察し、自らの研究成果を適切に表現・発信できる。 - 3.
- 主体性・意欲・態度
3.1 倫理観と研究者としての責任感をもち、創造性と主体性をもって研究に取り組む姿勢がある。
3.2 多国際的視点をもち、多様な他者と協働しながら研究を遂行する意欲がある。
(入学試験との対応)
入学者選抜においては、上記の資質や能力について、提出された研究計画書・志望理由書、口頭試問及び専門分野に関する学力試験等により多面的に評価します。特に、博士後期課程の学修に不可欠な専門的基礎学力については、すべての入試制度において確認します。
薬学研究科 博士課程
ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)
薬学専攻博士課程では、近畿大学の建学の精神である「実学教育」と「人格の陶冶」に則り、医療薬学を中心とした薬学領域における高度な専門知識と技術を修得し、自立して研究活動を遂行できる能力を育成することを目的としています。研究者及び高度専門薬剤師としての視点から、臨床現場や関連分野における科学的課題を解決し、より質の高い医療の実践に貢献しうる人材の育成を目指します。また、高い倫理観と国際的視野をもって、医薬品の研究・開発・臨床応用、薬学教育、行政、産業等の多様な分野で活躍できる資質を備えた人材の育成を重視します。
本課程では、所定の期間在学して研究指導を受け、カリキュラム・ポリシーに即して定められた教育課程において必要単位を修得し、研究成果に基づく博士論文審査、公聴会における口頭発表及び最終試験に合格することにより、以下の学修目標を達成した学生に修了を認定し、博士(薬学)の学位を授与します。
- 1.
- 知識・技能
1.1 医療薬学及び関連する薬学分野における高度な専門知識と技術を体系的に修得し、実践に応用できる。
1.2 臨床現場における課題に対応し得る科学的根拠と判断力を支える理論的基盤を有する。 - 2.
- 思考・判断・表現
2.1 科学的根拠に基づいて医療・薬学的課題を構想・遂行し、論理的に考察・判断できる。
2.2 研究成果を的確に表現し、国内外における学術的・社会的場面において適切に発信できる。
2.3 臨床・研究両面において多様な情報を批判的に読み解き、課題解決へと導く能力を有する。 - 3.
- 主体性・意欲・態度
3.1 高い倫理観と責任感を持ち、医療・研究活動に主体的かつ誠実に取り組む姿勢を有する。
3.2 多様な専門職や他者と協働し、国際的な視野と協調性をもって学術・社会に貢献できる態度を有する。
3.3 医療の質向上及び薬学の発展を通じて、人類の福祉に貢献しようとする強い意欲と目的意識を有する。
(学位授与基準)
博士論文は、医療薬学を中心とした薬学分野における「学術的・実用的意義」・「新規性」・「独創性」・「方法論の妥当性」・「再現性」、並びに「挑戦性」を有していることが求められます。学位申請者が当該専門領域における幅広い知識・研究立案力・研究遂行力・論理的説明能力・プレゼンテーション力・洞察力、及び高い倫理性と研究者としての責任感を備えているかについても、複数の審査委員により厳格かつ総合的に審査されます。博士(薬学)の学位授与の可否は、これらの審査結果に基づき、ディプロマ・ポリシーの達成状況を多面的に確認した上で、総合的に判断されます。
カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成方針)
薬学専攻博士課程の教育課程は、ディプロマ・ポリシーに掲げる教育目標の達成を目指し、医療薬学を基盤とする高度な研究遂行能力と臨床応用力を備えた高度医療人・研究者の育成に資するよう体系的に編成されています。教育課程は、講義(コースワーク)と研究(リサーチワーク)から構成されており、各授業科目はカリキュラムマップに基づいてディプロマ・ポリシーとの対応関係を明示しています。また、学修の段階性や順次性についてはカリキュラムツリーにより視覚的に提示されています。
【コースワーク】
講義系科目では、以下の科目を通じて、学生が基礎から応用・臨床応用・発信に至るまで、博士課程にふさわしい専門性と臨床力・国際性を段階的に高められるよう配慮しています。
- ・
- 先進特別講義:
国内外の招聘研究者による医療薬学領域の講演を聴講し、課題を提出することにより、最先端の研究動向に関する多様な専門知識と幅広い視野を身につける。(DP1-1、DP1-2、DP3-2) - ・
- 先進特論:
医療薬学領域における高度な理論と知識を系統的に学修し、専門的判断力と応用力を養成する。(DP1-1) - ・
- 科学英語コミュニケーション先進演習:
英語による研究成果発表に関連する演習を通して、研究内容を的確かつ論理的に発信できる英語によるコミュニケーション能力を修得し、グローバルに活躍できる力を身につける。(DP2-2、DP3-2)
【リサーチワーク】
研究指導のもとでの実践的な活動を通じて、博士論文作成に必要な研究計画構築力・問題解決能力・倫理的態度・発信力、並びに主体性・協働性を体系的に養成します。
- ・
- 先進演習:
医療薬学に関連する情報収集・討論・発表などを通じて、科学的洞察力・プレゼンテーション能力・課題解決能力を養う。(DP2-1、DP2-2、DP3-2) - ・
- 実務研修・臨床研究:
臨床における課題発見・課題解決活動を通じて、臨床薬学的思考・実践的判断力・専門的実務能力を高める。(DP1-2、DP3-1) - ・
- 特別実験研究:
指導教員制度に基づき、医療薬学領域に関する研究を実施し、科学的根拠に基づいた研究遂行力・問題解決能力・倫理観・責任感を身につける。(DP1-2、DP3-1) - ・
- 副専修的研究指導(必要に応じて):
臨床を含めた複数の専門分野の教員による研究指導を通じて、幅広い専門知識・技能及び応用的研究遂行能力を育成する。(DP1-2、DP3-2)
【学修成果の評価】
各科目の学修成果は、シラバスに明示する項目〔授業概略と方法〕に記載された評価方法に基づき、定期試験・レポート・授業中の小テスト・プレゼンテーション・質疑応答・アクティブラーニング後のルーブリック評価などを通じて、ディプロマ・ポリシーに照らして可視化・評価します。これらの評価方法及び到達基準については、シラバスの項目〔成績評価方法および基準〕にも明確に記載されており、学生が学修目標との関連を把握しやすいよう配慮されています。
なお、最終的な学修成果の達成度については、博士論文・公聴会における発表・最終試験などを通じて総合的に評価され、評価の実施は別途定めるアセスメントプランに準拠しています。
アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
薬学専攻博士課程では、近畿大学の建学の精神である「実学教育」と「人格の陶冶」に則し、高度医療の実践と医療薬学の発展を通じて人類社会の福祉と持続的発展に貢献しうる人材の育成を目的としています。
本課程では、薬剤師としての実務経験や前課程で習得した専門的知識・研究能力をもとに、医療現場に根ざした課題を科学的に解決しうる研究者または高度専門職薬剤師として、臨床・研究・行政・教育など幅広い分野で活躍する意欲と能力を備えた学生を受け入れます。
そのため、薬学専攻博士課程の教育課程を履修し、博士論文の作成を通じてディプロマ・ポリシーに定める教育目標を達成するために、以下の資質・能力を備えた学生を求めます。
- 1.
- 知識・技能
1.1 医療薬学及び関連分野における基礎的かつ専門的知識・技術を有し、博士課程レベルの研究を遂行する素養を備えている。 - 2.
- 思考・判断・表現
2.1 臨床や研究の場における課題を的確に捉え、論理的に分析・考察し、研究計画として構築・表現する能力を有している。 - 3.
- 主体性・意欲・態度
3.1 高い倫理観と責任感をもち、主体的に研究に取り組む姿勢を有している。
3.2 多様な文化や価値観を尊重し、国際的視野をもって他者と協働しながら研究・実践を遂行できる態度を備えている。
3.3 医療・薬学の課題解決や学術的発展を通じて社会に貢献しようとする強い目的意識を有している。
(入学試験との対応)
入学者選抜においては、上記の資質や能力について、提出された研究計画書・志望理由書・業績書などの出願書類・専門分野に関する学力試験・口頭試問・プレゼンテーション等を通じて、多面的かつ総合的に評価します。特に、博士課程の学修に不可欠な医療薬学的基礎知識と研究素養については、すべての入試制度において確認します。