2023年5月18日～20日に開催された第62回日本生体医工学会大会において、近畿大学大学院生物理工学研究科生体システム工学専攻博士前期課程1年の大谷和暉さん（指導教員 根本充貴 講師）が『日本生体医工学会2023年度 Young Investigator's Award (YIA 2023) 優秀賞』を受賞しました。

【発表研究】
YIA-2（CE-1）
Pix2Pix 画像スタイル変換を用いた教師無し異常検知による FDG-PET/CT 像上肺病変強調
〇大谷和暉 1）、根本充貴 1,2）、甲斐田勇人 3,4）、瀬川新 1）、中前由香子 1）、村中皓紀 1）、吉田昂平 1）、
木村裕一 5,6)、永岡隆 1,2）、三上勝大 2）、山田誉大 3,4）、花岡宏平 4）、槌谷達也 7）、北島一宏 8）、石井一成 3,4）
1）近畿大学大学院 生物理工学研究科、2）近畿大学 生物理工学部、3）近畿大学 医学部 放射線医学教室
放射線診断学部門、4）近畿大学高度先端総合医療センター PET 分子イメージング部、5）近畿大学情報学部、6）近畿大学大学院総合理工学研究科、7）兵庫医科大学病院 放射線技術部、8）兵庫医科大学 放射線医学講座

この研究は、Chat GPTなど近年話題に上っている「生成型AI」を医用画像上の異常（がんなどの病変）強調・検出に応用したものです。大量収集が難しい病変画像の収集が不要、すなわちAIに病変を学習させずにがん強調画像を生成するAI技術を提案する研究であり、工学的・臨床的な新規性と有効性を伴ったユニークな研究です。

日本生体医工学会は、医学・生物学分野の基礎研究・臨床研究課題に理工学の知見からアプローチをする研究者が集う日本有数の学会です。
本大会で発表をする若手研究者（医学系40歳未満、工学系35歳未満。教職員含む）の中から厳選された6演題による口頭発表セッション「Young Investigator's Award」に選出され、極めて素晴らしい評価を頂きました。

おめでとうございます！

第６２回日本生体医工学会大会 Young Investigator's Award (YIA 2023)