電算機センター/情報処理演習室

電算機センター

電算機センター

生物理工学部電算機センターは、情報技術の発達に伴い高度化する科学技術分野における研究・教育をサポートすることを目的に、スーパーコンピュータなどによる「大規模計算機システム[HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)システム]」や、学生がプログラミングや3次元CADでの設計に利用できる高性能のパソコンを備えた「情報処理演習室」を設置・管理しています。

大規模計算機システム(HPC)

シミュレーション技術を駆使した新たな生物学の創造をめざして

近畿大学生物理工学部では、最新の計算機技術を取り入れ、404 TFlops(※)の計算性能を誇るスーパーコンピュータ「Dell社製 EMC PowerEdge」によるHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)クラスターシステムを導入しています。加えて、SMP型サーバーも設置しています。

※コンピュータの処理性能を表す単位の一つ。
 浮動小数点演算を1秒間に1兆回行うことを表す単位。

Dell社製 EMC PowerEdge

Dell社製「EMC PowerEdge」

生命情報工学科を中心に、新規ゲノム編集薬候補やアルツハイマー病のような難病の分子機構をシミュレーションで予測したり、脳神経系モデルによってヒトの認知機能を再現したりすることで、生命や生体の全体像の解明に活用しています。その他、人工知能を応用した医用画像解析技術の開発など、近未来の医療を支える技術の開発研究でも活躍しています。

また、これらの研究を通じて、日本の企業において不足していると言われているスーパーコンピュータ専門技術者の養成にも尽力しています。

近畿大学の教職員等および学生は無料で利用できます。学外の方へも開放していますので、詳細は近畿大学生物理工学部電算機センター(densan@waka.kindai.ac.jp)にお問い合わせください。

情報処理演習室

情報処理演習室

情報処理演習室は、コンピュータを使った技術計算や設計、資料作成、インターネットからの情報収集など、工学系の学生としてぜひ身に付けておくべき技能の修得を目的とした施設です。2017年度に、Windows、Linux、3次元CADの実習を行えるように情報処理演習室を更新し、Lenovo製コンピューターを143台導入しました。Core-i5-6500、メモリー 32Gbyte、NIVIDA GPUを搭載して十分な処理能力を持ち、27インチ4Kのディスプレーを装備しています。学生は、コンピューターやネットワークを自由に使用することが可能です。