カリキュラム
最先端の生命科学に迫るための実践的な情報技術を身につける
生命情報工学科のカリキュラムは、生命や生体が織り成すさまざまな現象を解明し、人間生活に直結する「健康・医療」「福祉」「環境」「安全」分野の発展に寄与できる技術者や研究者の育成をめざして編成されています。あらゆる研究の基礎となるプログラミング、生体機能の解釈には必須となる信号解析技術、さらには、脳神経システムの解明をめざす応用分野など、基礎から応用までバランス良く学習し、卒業研究を通して実践的かつ先進的な知識や技術を研鑽します。
開講年次 | 生命情報工学科開講科目 | 学際領域選択科目 | ||||
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1年次 | 前期 | 必修 | 生命情報工学総論 数学 基礎数学演習I コンピュータ概論 |
選択 | 基礎数学 物理学Ⅰ 化学Ⅰ 生物学Ⅰ |
他学科が開講している専門科目(一部を除く) |
後期 | 必修 | 基礎数学演習II 微分積分学 線形代数学 AI・データサイエンス基礎実習 |
選択 | 情報ネットワーク 電気回路I 生物学II 化学II 生物学II |
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2年次 | 前期 | 必修 | プログラミング 数値計算 専門ゼミ プログラミング実習I |
選択 | 応用数学I 情報基礎 確率基礎 電気回路II 細胞生物学 デジタル回路 脳・神経生理学 |
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後期 | 必修 | データ構造とアルゴリズム 生命情報工学講究I プログラミング実習II 情報基礎実験 |
選択 | 応用数学II 生物統計 電子回路 分子生物学I 生体・電子計測学 生体情報工学 情報通信工学 |
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3年次 | 前期 | 必修 | データベース論 生命情報工学講究II 生命情報工学演習I システム情報処理実習I 生体情報工学実験 |
選択 | 制御基礎論 分子生物学II バイオマテリアル 生体分子の統計物理 情報セキュリティ 生体信号解析 |
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後期 | 必修 | 生命情報工学演習II システム情報処理実習II |
選択 | 生体とシステム制御 情報理論 画像処理 システム工学 機械学習 バイオセンサー |
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4年次 | 前期 | 必修 | 卒業研究 生命情報工学応用演習 |
選択 | バイオインフォマティクス 脳と情報科学 |
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後期 | 必修 | 卒業研究 | 選択 | 知的財産権法概論 |
PICK UP1
プログラミング
コンピュータを自在に操るための技術を身につける
生命情報や生体情報の高度な解析には、コンピュータが必須となります。コンピュータを最大限に活用するためのプログラミング技術を身につけます。
PICKUP2
生体信号解析
生体が発する信号の解析手法を学ぶ
脳波や心電図などの生体信号から、変動の特徴を抽出するための理論を学び、背後に潜むシステムを明らかにするための手段を身につけます。
PICKUP3
脳と情報科学
計算機としての脳の仕組みを理解する
脳の神経回路網は生物学的なスーパーコンピュータです。脳が心を生み出すメカニズムを理解するとともに、AIなどの神経情報処理への応用について学びます。