学科長挨拶

いまこそ あえて ものづくり技術者

人間環境デザイン工学科は、「人間」を取り巻く「環境」を豊かなものとしていくために、それを計画・設計・製造、すなわち「デザイン」する方法を身につけた専門技術者を育成することを目的とした教育・研究を行っています。

ここで「環境」とは、広くは自然や社会までを含む言葉ですが、当学科の扱う分野としては日常生活に比較的身近な人工的創造物が成す「人間環境」を対象としています。平たく言えば、“人のためのものづくり”ですので、あらゆる製品が当てはまるわけですが、我々は特に“ユニバーサルデザインの精神が込められたものづくり”を意識しています。「ユニバーサルデザイン」とは年齢、性別、障害、文化などの違いによらず、あらゆる人が利用できるデザインのことを言います。“特定のユーザーの性質や要望に合わせたオーダーメイド”の逆として考えると理解しやすいかもしれません。このユニバーサルデザインを背景とした人間環境デザイン工学を学ぶ過程では、人体の構造や運動機能、住居や公共スペースのような生活環境、社会的弱者に対する福祉、材料特性や機械設計などの基本的なものづくりの技術、自動システムを実現するためのセンサやコンピュータ技術など、様々な分野の知識と技能を習得していかねばなりません。したがって卒業生の多くは、機械、ロボット、電気電子機器、輸送機器、住宅、建材、健康福祉、オフィス用品、スポーツ用品などの各種メーカーなどで、研究・開発・設計・製造に関わる技術者やコーディネーターなどとして、広い分野で活躍しています。特に、2018年度から二級・木造建築士の受験資格の取得が可能なカリキュラムがスタートしており、住宅の建築・施工を目指す学生にはステップアップの機会が広がりました。

世界のものづくりが変化するのに対応し、日本のものづくりも進化しています。そして、高度な能力を持つものづくり技術者の需要はますます高まっています。そのような技術者を目指す皆さん、人間環境デザイン工学科で夢を実現してください。

学科長

楠 正暢
MASANOBU KUSUNOKI
人間環境デザイン工学科長/人間環境デザイン工学科 教授