教員・研究員紹介
化学・材料科学
化学・材料科学の教員及び研究室について紹介します。
※研究室は、2025年度のものです。2026年度は変更になる場合があります。
淺野 和典(あさの かずのり)
- 職名
- 教授
- 研究室
- 複合材料研究室
鋳造工学 複合材料工学
金属をセラミックス粒子や繊維で強化した耐熱・耐摩耗複合材料に関する研究、省エネルギー・省資源・リサイクルを目的とした地球環境にやさしい溶解・凝固技術の開発研究などに取り組んでいます。
井田 民男(いだ たみお)
- 職名
- 教授
- 研究室
- マイクロ・エネルギー工学研究室
再生可能エネルギー工学、マイクロ燃焼科学、スケールモデリング工学、塗装乾燥工学
近未来バイオ燃料、脳腫瘍がんなどの再生温熱療法、マイクロ燃焼科学の構築などをキーワードに、産官学や他学部他学科、異分野研究、さらに国際連携を推進しながら、複合領域での革新的な研究と教育に取り組んでいます。
今井 喜胤(いまい よしたね)
- 職名
- 教授
- 研究室
- 有機構造化学研究室
円偏光発光(CPL)、磁気円偏光発光(MCPL)、キラル光化学、円偏光電界発光(CPEL)、円偏光有機発光ダイオード(CP-OLED)、キラル液晶
当研究室は有機構造化学(電子構造、共役電子系、特異な分子構造、分子集合体)をベースとし、分子の仕組み、構造、反応性を巧みに利用・設計して円偏光発光(CPL)材料の創製研究を行っています。
岩崎 光伸(いわさき みつのぶ)
- 職名
- 教授
- 研究室
- 無機材料化学研究室
無機材料化学
骨折患者が少しでも快適に過ごせる人工骨、がん細胞を一つひとつ検出できるマーカー、見る角度により色彩が変わる色材などを、地球環境にやさしい方法を駆使して作っています。
大久保 貴志(おおくぼ たかし)
- 職名
- 教授
- 研究室
- 光電子機能化学研究室
錯体化学、物性化学、有機光電子デバイス
テレビやコンピュータ、携帯電話などの電化製品には、さまざまな機能性材料が使われていますが、最近では有機ELテレビなど有機材料を用いた電化製品も身近になりつつあります。私たちの研究室ではこれまであまり電子材料としては使われていない金属錯体という無機・有機の複合材料に着目しており、電子デバイスへと応用可能な新しい金属錯体の開発と、薄膜太陽電池や電界効果トランジスタ(FET)、有機EL素子などの電子デバイスへの応用を行っています。同時に薄く軽く透明な次世代太陽電池として注目されている有機薄膜太陽電池の高効率化に向けた研究も行っています。
大塚 哲平(おおつか てっぺい)
- 職名
- 教授
- 研究室
- 先進環境応用学研究室
エネルギー材料、水素同位体科学、物質輸送、放射線-物質相互作用
水素や放射性物質を材料中に安全に閉じ込めるための研究を行っています。水素や放射性物質が材料中でどのように動いているのかを調べる実験や計算機シミュレーションモデリングに取り組んでいます。
神山 匡(かみやま ただし)
- 職名
- 教授
- 研究室
- 物理化学研究室
生物物理化学、溶液化学
様々な条件下(温度・圧力・溶媒・添加物など)におけるタンパク質の性質を解明することで、タンパク質の言わば“設計図”や“取扱説明書”を明らかにする研究を行っています。
古南 博(こみなみ ひろし)
- 職名
- 教授
- 研究室
- 表面設計化学研究室
物理化学、触媒化学
触媒は化学反応における司令塔。資源を有効に利用し、自然エネルギーや廃棄物を活用できるインテリジェント触媒を開発し、エネルギー変換や環境浄化など地球にやさしい化学反応を研究しています。
佐賀 佳央(さが よしたか)
- 職名
- 教授
- 研究室
- 生物化学研究室
光生命科学
光合成など、光がかかわる生命現象のメカニズムを分子レベルで解明します。生命に重要な光化学反応の理解は生命化学の進歩に貢献するとともに、エネルギー・環境問題を解決するナノマテリアル開発への応用も期待されています。
杉本 邦久(すぎもと くにひさ)
- 職名
- 教授
- 研究室
- 無機化学研究室
無機化学、X線結晶学、放射光科学
無機化学では扱う原子の種類が多く、物質の構造設計に無限の可能性を追求することができます。世の中の役に立つ新機能を持った無機化合物を合成し、その本質を先端的な計測・解析手法によって解明する研究を行っています。
須藤 篤(すどう あつし)
- 職名
- 教授
- 研究室
- 高分子合成化学研究室
高分子化学、有機合成化学
SDGs達成に貢献する素材開発を目指し、天然の化合物を原料とする高分子合成や、可視光照射によって進行する反応を用いた高分子合成を研究しています。
堂寺 知成(どうてら ともなり)
- 職名
- 教授
- 研究室
- ソフトマター物理学研究室
準結晶物理学、ソフトマター物理学、物性物理学
2007年世界ではじめて高分子準結晶を発見し、ソフトマターにも、繰り返し単位のない秩序構造である準結晶があることを明らかしました。準結晶の生成起源に関する理論研究は2014年ネイチャーに掲載、その後青銅比準結晶や無数の金属比準結晶タイリングを発見しました。ソフトマター準結晶だけでなく、ソフトマター特有の複雑構造であるジャイロイドの研究も進めています。
野上 雅伸(のがみ まさのぶ)
- 職名
- 教授
- 研究室
- 原子エネルギー化学研究室
分離化学、放射線化学
原子エネルギー利用だけでなく、医療などその他の分野における発展をめざし、放射性物質を有効に利用するための新しい分離技術や、放射線を利用した新しい機能性物質の開発に取り組んでいる。
渕端 学(ふちはた まなぶ)
- 職名
- 教授
- 研究室
- 熱エネルギー変換工学研究室
燃焼工学
有害物質や炭酸ガス排出量の少ない燃料・燃焼技術を考えます。植物起源のバイオマスから製造できる各種の燃料について、小規模・高効率・低公害に燃焼させる技術を研究しています。
前川 雅彦(まえかわ まさひこ)
- 職名
- 教授
- 研究室
- 有機金属化学研究室
錯体化学,有機金属化学
ガス状小分子(オレフィン,カルボニル,ヒドリドなど)が付加した金属錯体や配位高分子の合成,構造および機能に関する研究を行っています。
松尾 司(まつお つかさ)
- 職名
- 教授
- 研究室
- 応用元素化学研究室
典型元素化学、有機金属化学、錯体化学
周期表にあるさまざまな元素を自在に結合させて、優れた機能を発揮する物質を開発しています。基礎化学に貢献するだけでなく、電子工学や省エネルギー技術の革新にもつながると期待されています。
松田 時宜(まつだ ときよし)
- 職名
- 教授
- 研究室
- 機能性デバイス研究室
センサー, MEMS, 酸化物半導体材料
酸化物半導体を中心として、新しいセンシングデバイス、MEMSを提案していきます。
若林 知成(わかばやし ともなり)
- 職名
- 教授
- 研究室
- 構造物理化学研究室
物理化学、ナノ構造化学
レーザーの光を使うと物質を瞬時に数千度以上の高温に加熱でき、普段は見られない分子を作り出すことができます。その光吸収や光散乱、蛍光などユニークな物性を調べます。宇宙空間にも存在するサッカーボール型分子C60の生成機構を調べます。
石船 学(いしふね まなぶ)
- 職名
- 准教授
- 研究室
- 有機巨大分子合成化学研究室
有機合成化学、高分子化学、有機電気化学
温度による性質変化や光記憶への応用など、さまざまな機能をもった有機巨大分子を合成しています。白金や炭素繊維の表面をこれらの分子で修飾し、環境調和型触媒や機能性電極の開発に取り組んでいます。
植木 洸輔(うえき こうすけ)
- 職名
- 准教授
- 研究室
- 材料加工プロセス工学研究室
金属組織学、医用材料工学、塑性加工学
医療用材料のうち、主に体内で使用する金属材料に関する研究行っています。既存の金属材料における合金組成の最適化や加工熱処理プロセスの最適化を行い、優れた性能を有する医療用金属材料の開発に取り組んでいます。
岡 研吾(おか けんご)
- 職名
- 准教授
- 研究室
- セラミックス創成化学研究室
無機固体化学
構造内に複数種のアニオンを含む無機化合物の研究を行っています。複合アニオン化合物は異種アニオン同士を組み合わせる事により、酸化物やフッ化物などの単一アニオン化合物では得られない新しい構造、そしてそれに由来する機能を示します。そういった新しい複合アニオン化合物の研究領域を開拓していくことを目標にしています。
川下 理日人(かわした のりひと)
- 職名
- 准教授
- 研究室
- 計算生体物質科学研究室
計算化学、バイオインフォマティクス、機械学習、蛋白質間相互作用、感染症、分子設計、薬剤耐性、分子進化
コンピュータ、時にはスパコンを利用した、計算化学・バイオインフォマティクスなどの手法を用いて、分子進化・薬剤感受性・蛋白質間相互作用など、生命科学における諸現象の解明を目指しています。
北松 瑞生(きたまつ みずき)
- 職名
- 准教授
- 研究室
- 生物物理化学研究室
生体機能関連化学・ペプチド化学
当研究室では、ペプチド化学や生物有機化学を専門として、天然のペプチド・タンパク質、核酸では得られない新機能をもつ「天然に存在しないペプチドや核酸」を作り出す研究に取り組んでいます。
鬼頭 宏任(きとう ひろたか)
- 職名
- 准教授
- 研究室
- 理論物理化学研究室
理論化学物理、量子化学、計算化学
量子化学計算、量子統計力学、データ科学を基にした理論と計算機シミュレーションから、機能性分子/電池素材の設計や探索を行います。特に、有機デバイスにおいて、電子・励起子・プロトンの運動といった量子効果が顕著に現れる反応過程に注目し、そのメカニズムを理解・制御することを目指します。
鈴木 晴(すずき はる)
- 職名
- 准教授
- 研究室
- 凝縮系物理化学研究室
物性物理化学、熱力学
分子集合体の熱力学的な特性や力学的な特性を調べることで,集合体挙動の多様な姿の解明を目指しています.
副島 哲朗(そえじま てつろう)
- 職名
- 准教授
- 研究室
- 応用無機合成化学研究室
無機化学、固体化学、ナノ材料、光触媒
生活の快適性と環境浄化をコンセプトに、ナノテクノロジーを基盤とする、無機化合物の新しい合成法の開発および各種材料に新しい機能を発現させる研究を行っています。
田中 仙君(たなか せんく)
- 職名
- 准教授
- 研究室
- 有機エレクトロニクス研究室
有機エレクトロニクス、有機太陽電池、ペロブスカイト太陽電池
有機半導体が主役となる新しいエレクトロニクスデバイスについて研究します。無機半導体の知識を土台として、有機半導体の特長を活かしたデバイス開発に、基礎・応用の両面から取り組みます。
仲程 司(なかほど つかさ)
- 職名
- 准教授
- 研究室
- ナノ機能分子化学研究室
ナノ機能物質化学
ナノテクノロジーで生み出された、ナノサイズの細孔径をもつポリマーナノチューブと、有機分子を保護基とする金属ナノクラスターの研究に取り組んでいます。
兵藤 憲吾(ひょうどう けんご)
- 職名
- 准教授
- 研究室
- 有機反応化学研究室
有機化学,触媒反応
医薬品や農薬,その原料などのファインケミカルの合成を指向した新たな有機合成手法の開発を行っています。その上で,環境への意識だけでなく,直接薬品を扱う人にも配慮したやさしい合成をコンセプトに掲げ,研究を行っています。これらの目的を実現すべく私たちは新たな試薬や触媒の開発,新規反応の探索,反応機構の解明を中心に据えた研究を展開しています。
藤島 武蔵(ふじしま むさし)
- 職名
- 准教授
- 研究室
- 固体材料化学研究室
固体材料化学
第一原理計算や電磁場解析シミュレーションを利用して、以下のテーマについて研究しています。 ・各種電池の新規電極材料の設計 ・分子-電極表面相互作用系の電子状態計算 ・無機発光材料の電子状態計算 ・様々なナノ構造をもつプラズモニック材料の局所電磁場解析
松井 英雄(まつい ひでお)
- 職名
- 准教授
- 研究室
- 応用有機合成化学研究室
有機-無機複合材料、光触媒、電気化学
太陽光と水から、クリーンなエネルギー源である水素を製造する、新しい光触媒の開発を行っています。地球温暖化やエネルギー問題の解決を目的に、効率のよい光触媒の開発に挑戦しています。
松本 浩一(まつもと こういち)
- 職名
- 准教授
- 研究室
- 有機合成化学研究室
有機合成化学、新規有機反応の開発
近年注目を集めている電極反応を用いて、有機分子の酸化・還元を行うことで活性な有機化学種を発生させ、これを利用した新しい有機反応の開発に挑戦しています。ルイス酸を用いての複雑な骨格を構築する環化反応や、有機電子材料の合成にも取り組んでいます。
室山 広樹(むろやま ひろき)
- 職名
- 准教授
- 研究室
- エネルギー材料化学研究室
触媒化学、電気化学
森澤 勇介(もりさわ ゆうすけ)
- 職名
- 准教授
- 研究室
- 分光物性化学研究室
物理化学、分光分析化学、分子分光学
分光学の基礎研究を基に、光物性の研究を行います。物質と光の相互作用から、物質の性質や量といった情報を引き出すため、分子からのメッセージであるスペクトルを観測し、解析法を開発します
朝倉 博行(あさくら ひろゆき)
- 職名
- 講師
- 研究室
- 物質機能化学研究室
機能性材料,X線分光学
新規な金属酸化物及び窒化物の合成とその酸素貯蔵材料や電極触媒への応用とX線吸収・発光分光の基礎研究および新規な分析手法の開発を行っています.
杉目 恒志(すぎめ ひさし)
- 職名
- 講師
- 研究室
- 応用物理化学研究室
化学工学,物理化学,ナノ材料工学
新規ナノ材料の合成と応用技術の開発を行っています。化学・プロセス工学的な視点から高機能な材料を効率良くつくり、構造を制御することで高い機能を引き出します。革新的な応用技術の開発により環境・エネルギー・ヘルスケアの問題解決を目標として研究を行っています。
田中 淳皓(たなか あつひろ)
- 職名
- 講師
- 研究室
- 表面設計化学研究室
物理化学,触媒化学
山本 旭(やまもと あきら)
- 職名
- 講師
- 研究室
- 触媒反応化学研究室