現役高校生が栽培した大和野菜「花みょうが」の香気成分を分析薬学総合研究所食品薬学研究室の所属学生が分析を担当、高大連携による共同研究
2026.10.20



【本件のポイント】
● 現役高校生が栽培した大和野菜「花みょうが」の香気成分を、薬学総合研究所食品薬学研究室の所属学生(薬学部創薬科学科3年生)が分析
● 共同利用センターが保有するガスクロマトグラフ質量分析系装置 (GC-MS) を用い、花みょうがに含まれる揮発性モノテルペンなどの香気成分が明らかに
●花みょうがの栽培や、バイオテクノロジー技術を用いた培養苗(茎頂培養)の作出に取り組む高校生が共同利用センターを訪問、分析を担当した本学学生との研究報告会や施設見学を実施
【本件の内容】
薬学総合研究所食品薬学研究室(教授 森川 敏生)と共同利用センター(講師 丸本 真輔)は、奈良県立磯城野高等学校との高大連携による共同研究として、同校の生徒が栽培した大和野菜「花みょうが」の香気成分を、ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)を用いて分析しました。水蒸気蒸留による精油の抽出およびヘッドスペース法によって得られた試料を分析し、奈良県で栽培されている早生みょうが(夏みょうが)と比較したところ、異なる香気成分プロファイルが観察されました。今回の分析を通じて、花みょうがの香気成分の特徴を明らかにするための知見が得られました。
磯城野高等学校では、ミョウガ栽培における大きな課題のひとつである根茎腐敗病の克服をめざし、バイオテクノロジー技術を用いた茎頂培養による培養苗の作出をはじめ、花みょうがの栽培に関する研究に取り組んでいます。今回、同校の 中 麻子 教諭(農場長)と生徒3名が共同利用センターを訪問し、GC-MS分析を担当した本学学生との研究報告会を開催しました。生徒たちは、自らが栽培した花みょうがの分析結果について大学生と意見を交わすとともに、共同利用センターの施設や分析機器を見学しました。
近畿大学の共同利用センターは、先端的な機器を数多く備え、学内外の研究者や学生が利用できる施設です。今回のように、高校生が大学の研究設備や専門的な分析技術に触れ、自らの研究をさらに深める機会を提供することは、科学への関心を高め、将来の研究者や技術者の育成につながるがることが期待されます。
【関連リンク】
薬学総合研究所 食品薬学研究室 教授 森川敏生 (モリカワトシオ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/823-morikawa-toshio.html
共同利用センター 講師 丸本真輔 (マルモトシンスケ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/383-marumoto-shinsuke.html
共同利用センター センター長・教授 古南 博 (コミナミヒロシ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/934-kominami-hiroshi.html
薬学総合研究所
https://www.phar.kindai.ac.jp/medfood/kenkyugairon.html
共同利用センター
https://www.kindai.ac.jp/rd/research-center/jrc/