アンチエイジング

21世紀は予防医学の時代へ

近畿大学はこのほどアンチエイジングセンターを開設しました。

昨今の医療の発達は目覚ましく万人のための医療から、再生医療のような最先端医療や生活習慣病などの難治性疾患の早期発見、早期治療といった個の医療が実現しつつあります。一方、21世紀を迎え、日本は超高齢化社会を迎えつつあり、健康で豊かな老後を過ごしたいと考えておられる市民の皆様の希望は切実なものがあります。実際、各種メディアで健康食品やサプリメント類の広告や宣伝を見ない日はないぐらいであります。その一方で、粗悪な健康食品やサプリメント、あるいは運動器具などによる健康被害や事故なども後を絶ちません。以上のような状況から、健康を保持し元気な老後を過ごすための研究が進み抗加齢医学と呼ばれる予防医学が注目されています。

近畿大学は、近畿大学奈良病院、近畿大学奈良病院薬剤部、薬学部、薬学総合研究所、農学部食品栄養学科、健康スポーツセンターなどが中心となって、アンチエイジングセンターを設置しました。 アンチエイジングセンターでは、近畿大学奈良病院におけるアンチエイジングドックそして健康食品やサプリメントなどの臨床試験、薬学部・薬学総合研究所における健康食品の開発・評価、農学部食品栄養学科による食事指導、健康スポーツセンターによる運動指導などを計画しています。また、講演会や研究会を通じてアンチエイジングに関わる情報を発信していきます。平成19年10月6日に第1回目の市民公開講座を開催させていただきましたが、500人近い皆様に参加していただき、アンチエイジングセンターにおける活動の重要性を認識いたしました。アンチエイジングセンターは市民の皆様の健康保持、健康増進のお役に立てるよう努力する所存であります。

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