教員・研究員紹介

生物・生命科学

生物・生命科学の教員及び研究室について紹介します。
※研究室は、2024年度のものです。2025年度は変更になる場合があります。

井田 民男(いだ たみお)

職名
教授
研究室
マイクロ・エネルギー工学研究室
再生可能エネルギー工学、マイクロ燃焼科学、スケールモデリング工学、塗装乾燥工学

近未来バイオ燃料、脳腫瘍がんなどの再生温熱療法、マイクロ燃焼科学の構築などをキーワードに、産官学や他学部他学科、異分野研究、さらに国際連携を推進しながら、複合領域での革新的な研究と教育に取り組んでいます。

加川 尚(かがわ なお)

職名
教授
研究室
行動遺伝学研究室
魚類生理学、行動神経内分泌学

動物にみられる多様な行動はどのように制御されているのか?行動中枢である脳で発現する遺伝子に着目して、社会性行動を制御するメカニズムを解明する研究を、魚類を用いて行っています。

神山 匡(かみやま ただし)

職名
教授
研究室
物理化学研究室
生物物理化学、溶液化学

様々な条件下(温度・圧力・溶媒・添加物など)におけるタンパク質の性質を解明することで、タンパク質の言わば“設計図”や“取扱説明書”を明らかにする研究を行っています。

佐賀 佳央(さが よしたか)

職名
教授
研究室
生物化学研究室
光生命科学

光合成など、光がかかわる生命現象のメカニズムを分子レベルで解明します。生命に重要な光化学反応の理解は生命化学の進歩に貢献するとともに、エネルギー・環境問題を解決するナノマテリアル開発への応用も期待されています。

辻内 俊文(つじうち としふみ)

職名
教授
研究室
分子腫瘍学研究室
分子腫瘍学、病理診断学、実験病理学

がんは種々の遺伝子異常を蓄積しながら、前がん病変からがんへと多段階的に発生します。膵がん・肺がん・骨肉腫など、予後不良な難治性がんの遺伝子変異を検索するとともに、標的遺伝子をノックダウンしたがん細胞を作成して細胞機能解析を行うことにより、がんの浸潤・転移・抗がん剤耐性能獲得における分子機構を明らかにします。

日髙 雄二(ひだか ゆうじ)

職名
教授
研究室
生命工学研究室
蛋白質・ペプチドの立体構造形成、生理活性発現、分子進化、遺伝子工学、タンパク質・ぺプチド科学、ジスルフィド結合

人体の生命現象の主役であるタンパク質。私たちの研究室では、そのタンパク質がどのようにできあがり、どのように変化することで病気になるのかということを研究しています。

福嶋 伸之(ふくしま のぶゆき)

職名
教授
研究室
分子神経生物学研究室
細胞生物学、神経生物学、脂質生物学

脳の複雑な神経回路はどのように作られるのか、動物の行動はどのように決まるのか、神経とがんに共通する仕組みはどのようなものか。分子生物学を駆使した研究によりその不思議に迫ります。

牧 輝弥(まき てるや)

職名
教授
研究室
環境微生物研究室
微生物生態学,バイオエアロゾル学

大気、水圏、土壌に生息する微生物(細菌やカビなど)を採取し、その生態学的特徴を、環境ゲノムDNA解析を使って調べ、健康や生態系への影響を解明します。人の生活に役立つ微生物も、分離培養し探索しています。

松井 一彰(まつい かずあき)

職名
教授
研究室
環境生物科学研究室
都市微生物生態学・生態系影響評価

2030年には世界人口の60%が都市部に集中すると言われています。都市の地下には下水道が張り巡らされていますが、海や川と違って、下水道の生態系はほとんど明らかにされていません。本研究室では、国内外の研究者と協力しながら、地下に拡がる「人工水域生態系」の仕組みを解明し、病が蔓延しない衛生的な「まちづくり」に貢献することを目指しています。

松田 外志朗(まつだ としろう)

職名
教授
研究室
放射線基礎医学
放射線基礎医学、DNA修復機構、突然変異誘発機構

ヒトiPS細胞由来の神経細胞や心筋細胞を用いて放射線照射の影響を研究しています。

山西 弘城(やまにし ひろくに)

職名
教授
研究室
放射線安全学研究室
環境放射線、被ばく線量評価、放射線安全管理

放射線や放射性同位元素を安全に取り扱うためには、作業者や一般公衆がうける被ばく線量の評価が不可欠です。被ばく線量評価を目的として、放射線場の評価方法(測定とシミュレーションを駆使して)を開発します。この研究は、放射線モニタリング手法の高度化につながります。

川下 理日人(かわした のりひと)

職名
准教授
研究室
計算生体物質科学研究室
計算化学、バイオインフォマティクス、蛋白質間相互作用、感染症、薬剤耐性、分子進化

コンピュータ、時にはスパコンを利用した、計算化学・バイオインフォマティクスなどの手法を用いて、分子進化・薬剤感受性・蛋白質間相互作用など、生命科学における諸現象の解明を目指しています。

北松 瑞生(きたまつ みずき)

職名
准教授
研究室
生物物理化学研究室
生体機能関連化学・ペプチド化学

当研究室では、ペプチド化学や生物有機化学を専門として、天然のペプチド・タンパク質、核酸では得られない新機能をもつ「天然に存在しないペプチドや核酸」を作り出す研究に取り組んでいます。

島本 茂(しまもと しげる)

職名
准教授
研究室
分子機能制御研究室
構造生物学、熱力学

タンパク質などの生体高分子では、その立体構造に機能発現メカニズムの秘密が隠れています。生体高分子の立体構造を原子レベルで決定し、その情報を基にした活性や機能の制御を目指しています。

西山 雅祥(にしやま まさよし)

職名
准教授
研究室
生命動態物理学研究室
生命動態物理学、バイオイメージング、生物物理

私達の体の中ではたらく生体分子はどのようにして駆動しているのか、その仕組みを明らかにする研究をおこなっています。

早坂 晴子(はやさか はるこ)

職名
准教授
研究室
免疫分子機能研究室
分子生物学、細胞生物学、免疫学

病原体から私たちを守るための攻撃・防御に活躍する免疫細胞。原発巣から他の臓器に転移して増殖する癌細胞。細胞が体内を移動し、特定の場所で働くメカニズムを研究します。

森山 隆太郎(もりやま りゅうたろう)

職名
准教授
研究室
環境生理学研究室
繁殖学、生理学、神経内分泌学

生物は生息環境に適応した性質を備えることで個体を維持し、ひいては種の存続を可能にしています。当研究室では栄養状態の変化や外的・内的ストレスが生殖機能を制御するメカニズムの研究をしています。

飯田 慶(いいだ けい)

職名
講師
研究室
生物データ科学研究室
情報生物学, RNA生物学

近年、高速シークエンサーの発達より、細胞内の分子の種類や数、また相互作用などの情報の蓄積が急速に進んでいます。本研究室では特にRNAの転写制御や、RNA修飾・スプライシングといった転写後制御に着目し、ビッグデータ解析を通じて、生命現象の理解や医療の発展につながる情報の創出を目指します。

大塚 愛理(おおつか あいり)

職名
講師
研究室
栄養健康科学研究室
栄養学、食品機能学、生理学

社会的ストレスは社会生活を営む中で曝露するストレスであり、精神疾患の発症のリスクファクターとなります。我々はストレスが行動に与える影響に着目し、栄養学的アプローチによるストレス緩和機構の解明を目指します。

木下 善仁(きした よしひと)

職名
講師
研究室
ゲノム科学研究室
分子生物学、人類遺伝学、ゲノム解析、ミトコンドリア

人間の遺伝情報(ゲノム)は人体の設計図にあたりますが、このゲノムの異常がどのように病気を引き起こすのかを研究しています。ゲノム編集技術などを用いた病態解明や創薬研究への展開を目指しています。

駒田 致和(こまだ むねかず)

職名
講師
研究室
発生生物学研究室
解剖学、神経発生毒性学、先天異常学、発生生物学

妊娠期の母胎環境が子供の発生や発達に及ぼす影響を明らかにすることで、先天異常を予防し、子供の健やかな成長に貢献するとともに、次世代を担う子供たちの誕生と成長を願える人材の育成に携わりたいと考えています。

中澤 直高(なかざわ なおたか)

職名
講師
研究室
メカノバイオロジー研究室
メカノバイオロジー、細胞生物学、神経科学、発生生物学

生体内で観察される様々な生命現象は“超小型・高効率”な生体エネルギー変換機構によって駆動されており、その理解は革新的な生体デバイスを開発するための重要な知見となります。当研究室では神経発生・がん細胞増殖に着目し、細胞・組織が生体エネルギー変換を介してメカニカルな刺激を検知し、それに応答する仕組みを研究しています。

仲間 美奈(なかま みな)

職名
講師
研究室
遺伝医療学研究室
遺伝カウンセリング、遺伝医学、分子生物学

遺伝性疾患および遺伝医療に対する啓発の一環として、社会的・倫理的視点からの系統的レビューを行っています。また、独自のスプライシング検出系を用いて、Alu配列による遺伝子発現への影響を研究しています。

萩原 央記(はぎわら てるき)

職名
講師
研究室
分子細胞生物学研究室
細胞生物学、分子生物学

1)マウスから摘出した脳室上衣細胞の線毛運動と卵母細胞Ca2+振動に対する薬品の影響を調べています。2)肺胞上皮におけるナトリウムイオン輸送の仕組みと炎症時の変化について調べています。

池田 裕子(いけだ ひろこ)

職名
助教
研究室
分子腫瘍学研究室
放射線生物学、細胞生物学、宇宙生物学

効果的な放射線がん治療を推進するために、がん細胞における放射線抵抗性の獲得・制御メカニズムの解明を目指しています。また、将来の宇宙長期滞在を見据え、複合影響(放射線・疑似微小重力)について研究しています。