学科長挨拶

生物学の基礎から農産物の流通まで、広く深く研究を展開

農業生産科学科では、私たちの生活を支える穀類や豆類、野菜や果樹、きのこ類、さらに観賞用の花卉など、農業に関わる多様な生物資源を対象に研究を展開しています。それぞれの材料についても研究の視点は様々です。例えば、トマトの生産を想像してみましょう。そこには病害虫に強くリコピンや糖度の豊富な品種の育成に関わる遺伝学、栽培に適した液肥や温度管理に関わる栽培技術、ウイルスや病原菌に関わる微生物学、それらを媒介する昆虫の防除と利用に関わる生理生態学、さらに生産物の加工や保存、流通の経営学的視点が総合されて、ようやく消費者に届きます。将来は気候変動環境における安定生産、ICTを駆使したスマート農業に対応した品種や栽培法の改良も重要になってきます。当学科では、実験室でのベンチワーク、生産現場や野外の自然環境におけるフィールドワークを通して、専門分野の知識と技術を深く学び研究する体制を整えています。

世界の食料と農業、美味しく健康的な生活の質を保障する活動にチャレンジして下さい。

種坂 英次 EIJI TANESAKA 教授
種坂 英次
EIJI TANESAKA
教授