立体・素材表現領域: 陶芸ゼミ

土と炎で造り出されるやきものは、近年めざましく多様化しました。中国、朝鮮の流れをくむ伝統的なものから、欧米の陶芸に強く影響を受けたもの、新しい建築空間に置くクラフト的なもの、あるいは茶道・華道にと、百花繚乱の様相です。しかし、裏を返せば混沌とした世界。何を学んでよいのか迷うことでしょう。
このゼミでは、「器」という切り口で、縄文時代以来脈々と続く日本のやきものの心を探ると共に、先人の残した技法を学び、現代にそれをどのように活かせばよいかを考えます。1年生では、手捻り・板造り・型おこしの技法を学び、2回生からロクロ成形に入ります。ロクロを使いこなすのは容易ではありませんが、一度マスターすれば、百人力。すばやく同じ形を作るだけでなく、作り手の微妙な心の襞までも映し出すのです。体で覚えた技は一生もの。技術は思考を生み、創造力の源となります。また、造形特別プログラムにおいては釉薬の研究や様々な表現技法などを学びます。

担当:上田 順康 教授

授業風景

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