カリキュラム
POINT 1
人間のさまざまな文化活動を社会につなげて生かすためのシステムを考え、創り、実践することを目的として、その知識と方法を学びます。
POINT 2
3つの系ー感性学系・デザイン系・プロデュース系と、
8つの分野ー感性学・視覚文化学・空間デザイン・視覚デザイン・プロダクトデザイン・ホスピタルアート・プロデュース・文化政策
からなっています。
POINT 3
3つの系の科目を横断してまんべんなく履修しながら、学年が上がるにしたがって自分の分野の専門分野を徐々に決定できるようなカリキュラム構成になっています。
POINT 4
1年次から専門科目としての「ゼミナール」を開講し、専門的知識と技術を教育します。「ゼミナール」は全員必須で、かつ少人数のきめ細かな教育をします。
POINT 5
コミュニケーション能力を高めるために、パワーポイントを使ったプレゼンテーションや討論をする学生参加型の授業、あるいは他学部や他学科、さらには学外の企業や団体などと連携した実践的な実習授業を数多く行います。
主なカリキュラム一覧
3つの系を横断する全方位的カリキュラム。
文芸学部が持っている文化コンテンツを横断的に貫く実学的プログラムを構築して、それを社会の中で生かすためのデザインとプロデュースを実行していきます。したがって、教育方法としては、単に一方向の講義をするだけではなく、教員と学生間の、あるいは学生同士のインタラクティブな交わりを可能にするタスクワークを積極的に取り入れる教育が必要となります。その中心となるのは1年次から4年次まで必修科目として設けられた「ゼミナール」です。「ゼミナール」においては、各教員の専門分野に応じて知識と実践のノウハウを教授するとともに、社会との連携を図りながらデザインやプロデュースの企画を実行することが教育の軸となります。
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | ||
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必修科目 | 感性学概論/ デザイン学概論/ プロデュース学概論/ ゼミナールIA/ ゼミナールIB |
ゼミナールIIA/ ゼミナールIIB |
ゼミナールIIIA/ ゼミナールIIIB |
ゼミナールIVA/ ゼミナールIVB/ 卒業論文・卒業制作・卒業プロジェクト |
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選択必修科目 | 感性学系 科目群 |
西洋芸術文化史A/ 西洋芸術文化史B/ 日本芸術文化史A/ 日本芸術文化史B |
感性文化論/ 視覚文化論/ 表象文化論/ 近畿風土論 |
感性学特論I/ 感性学特論II/ 感性学特論III |
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デザイン系 科目群 |
デザイン感覚基礎A/ デザイン感覚基礎B/ デザイン史A/ デザイン史B |
ソーシャルデザイン論/ 空間デザイン論/ 視覚デザイン論/ プロダクトデザイン論 |
デザイン学特論I/ デザイン学特論II/ デザイン学特論III |
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プロデュース系 科目群 |
アートコミュニケーション論A/ アートコミュニケーション論B/ プロデューサー論A/ プロデューサー論B |
文化政策論/ 劇場文化論/ 地方創生論/ ソーシャルメディア論 |
プロデュース学特論I/ プロデュース学特論II/ プロデュース学特論III |
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共通選択必修科目 | 芸術文化講読A/ 芸術文化講読B/ DTP演習 |
プロジェクト演習A/ プロジェクト演習B/ プロジェクト演習C/ プロジェクト演習D/ 3Dモデリング演習/ CAD演習/ 知的財産論 |
広告コミュニケーション論 |
※カリキュラムは2024年度のものです。2025年度は変更になる場合があります。
PICK UP
プロダクトデザイン論
生活の中のデザインを知る。
衣食住のあらゆるシーンに介在するモノ=プロダクトは、生活を支える道具としてだけでなく、娯楽、趣味など多様なニーズから発想されています。それぞれの目的に合った機能性と美的感性を融合させる行為がプロダクトデザインの中心課題です。プロダクトデザイン論では、ものの外見や形状の枠組みを超えて、生活そのものをデザインする視点で論じます。
感性学特論I
映像からクリティカルな感性を形づくる
私たちの生活全般には、多くの映像技術が浸透しています。そうした技術は、私たちの知らないうちに感性に働きかけ、それを形づくっています。この授業では、写真、映画、ビデオ、プリクラ、ドローンなど、そのつど新たな映像技術が私たちの感情や身体にこれまでどのように働きかけてきたかを考え、そうした映像の波にクリティカルに反応できる感性を養います。
PICK UP SEMINAR
感性学系
感性学ゼミ(前川修・岩城覚久)
感性を走らせること:五感で感じ取る力、五感で考える力を身につける
感性学ゼミは、学生の取り組む対象を限定しません。たとえば、ゼミの研究テーマは、芸術からサブカルチャー、食べ物、香りや味覚まで、実に多種多様です。しかし、あらゆる文化現象は感性の活動があってはじめて成立します。見る/聴く/匂う/触る/味わう等という感性の働き、それらが相互に関連したクロスモダリティの面白さを感じ取り、自分のテーマにその面白さを注入して五感で考えてみる、なおかつ(できれば)何かを作ってみる。こんなふうに、楽しみながら感性のものさしを拡張し、それを走らせて考えること、これが感性学ゼミの目標です。
- 卒業研究:「卒業論文」ないし「卒業制作+副論文」から選択
デザイン系
視覚デザインゼミ(後藤哲也)
これからの時代のデザインのために:実践を通した視点と編集力の獲得
視覚デザインゼミでは、「いかに見るか」「他の見方はないか」という視点の獲得をトレーニングし、実践を通してそれらの視点を結びつける編集力を学んでいきます。4年間を通して、自分の半径数十メートルの世界から社会まで視野を広げ、またビジネスからカルチャーまで、幅広い対象に向けた制作物をつくり学んでいくことで、広い意味で「デザイン」を行う、これからの時代のデザイナーを目指して欲しいと考えています。
- 卒業研究:「卒業制作」
プロデュース系
プロデュースゼミ(アサダワタル)
「文化の力」を社会に生かすための、総合的なプロデュース力を養う
プロデュースゼミでは、音楽や美術など広く「文化」で培われた批評力や構想力を、実社会の中で応用するためのプロジェクトマネジメント全般を学びます。その領域は、まちづくりや地域ブランディング、新しいライフスタイルの提案など多岐に渡ります。企業やNPOなど様々なフィールドと連携し、「生きた現場」に携わりながら実践的に学ぶことで、これからの社会に必要なプロデュース力の獲得を目指しています。
- 卒業研究:「卒業論文」ないし「卒業制作+副論文」から選択