浦神実験場

浦神実験場_建物

浦神実験場は、1960年に那智勝浦町浦神に開設され、種苗生産、初期発育、栄養要求などに関する研究に精力的に取り組み、紀南地方の魚類養殖の発展に大きく貢献してきました。最近では、クロマグロ、マダイ、シマアジ、ブリ、マハタなどの栄養要求やエネルギー代謝、摂餌促進物質、魚粉代替タンパク質源など栄養関連の研究課題を中心に取り組みを進め、かつては生餌でしか飼育できなかったクロマグロ稚魚期の配合飼料の開発に成功しています。
研究棟も整備されて多くの最新機器が揃ったことにより、学生自ら試験飼料を調製し、飼育棟に設置した水槽や海面生簀での飼育試験を行なって飼育成績を調べた上で、餌や魚体の一般成分分析、アミノ酸組成や脂肪酸組成の分析、血液化学成分分析などを行うことができます。2019年度には新たにウナギの完全養殖の実用化を目指す研究への取り組みが始まり、仔魚期の独自飼料の開発や飼育技術の改善を目指しています。

浦神実験場_飼育施設(ウナギ)

お問い合わせ先

浦神実験場
住所:〒649-5145 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町浦神468-3
TEL :0735-58-0116
FAX :0735-58-1246