奄美実験場

奄美実験場_建物

奄美実験場は、自然豊かな奄美大島の東シナ海側南端に位置しています。奄美の海は透明度が高く、年間の海水温が20ºCを下回ることが稀な亜熱帯性の環境にあります。
奄美実験場では、亜熱帯性の環境をいかして、クロマグロ、カンパチ、ハタ類などの養殖・種苗生産技術開発の研究に取り組んでいます。ハタ類では国内では珍しい、世界最大のハタであるタマカイを養成し、高級魚クエとの交雑魚など新たな養殖対象魚種の開発にも取り組んでいます。また、奄美はクロマグロの成熟,産卵に適した環境であるため,各実験場・事業場への卵の供給基地としての役割を担っています。
学生達は3年生の時の半期と4年生の後期に通算1年間滞在し、卒業研究に取り組みます。卒業研究以外の時間は,陸上では種苗生産,生物餌料培養,海上では中間育成,成魚育成,そしてクロマグロの産卵時期には夜間の採卵作業を補助するなどの実体験により増養殖を実学として学んでいます。

奄美実験場_風景

お問い合わせ先

奄美実験場
住所:〒894-1853 鹿児島県大島郡瀬戸内町花天137
TEL :09977-3-6770
FAX :09977-3-6777