白浜実験場

白浜実験場_建物

白浜実験場は、1948年12月に近畿大学の前身である大阪理工科大学の白浜臨海研究所として開設されました。
1954年からハマチ(ブリ)の小割式網生簀養殖法の研究に着手し、2年後には網生簀での長期飼育に成功しました。また,マダイ、カンパチ、シマアジなどの有用魚種を次々と養殖し、それらを親まで育てて卵を採り、人工孵化して成魚まで育成するいわゆる完全養殖の研究を進めてきました。特にマダイについては、50年間以上、10世代を超える選抜育種が続けられ,成長を約2倍高めることに成功しています。
現在、白浜実験場は海面網生簀および陸上種苗生産施設を備えており、飼育、魚病および育種の3研究室があって、飼育研究室では養殖・種苗生産技術および新養殖魚の開発を、魚病研究室ではウイルス、細菌および寄生虫感染症の治療や予防方法の開発を、育種研究室では全ゲノム解析データの活用やゲノム編集技術の応用など新しい品種改良法の開発をそれぞれ行っています。

白浜実験場_建物遠景

お問い合わせ先

白浜実験場(水産研究所本部)
住所:〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町3153
TEL :0739-42-2625
FAX :0739-42-2634