新宮実験場

新宮実験場_建物

新宮実験場は、和歌山県と三重県の境を流れる熊野川の支流、高田川に隣接している唯一の淡水部門の研究施設です。
250L水槽9台を設置した飼育実験室、リアルタイムPCR装置、微量分光光度計を備えるDNA分析室の他、組織切片作成用ミクロトーム、光学顕微鏡などの研究機器を有しています。
チョウザメ、アマゴ、アユ、コイ、ナマズ等を飼育しながら、魚類の性統御・高温耐性・寄生虫防除等の研究を行っています。中でもキャビア生産の効率化を図るための研究では、チョウザメの性的可塑性を探求し、メス単性養殖の実現に向けた研究に注力すると同時に世界で初めてメスの性染色体だけを持つ"超メス"の存在を明らかにしました。
大小59面の屋外水槽、17面の屋内循環水槽、稚魚用屋内水槽12面があり、冬季5℃~夏季22℃の河川水と冬季10℃~夏季20℃の井戸水を利用して飼育ができます。総床面積481㎡の2階建ログハウスの本館には92㎡のウエットラボ、2018年に建設した別棟にはキャビア研究専用のクリーンルームを備えています。

新宮実験場_飼育施設

お問い合わせ先

新宮実験場
住所:〒647-1101 和歌山県新宮市高田1330
TEL :0735-29-0001
FAX :0735-29-0147