学科長挨拶

情報への三つのアプローチ

現在社会において情報は私たちの生活と切り離すことのできない、大切な存在となってきています。買い物をするにも、どこかに出かけるにも、親しい人と会話をするにも、情報とそれを支える科学技術なしに済ませることはできない時代です。そればかりでなく、情報は計り知れない速さで日々成長しています。その可能性と存在様式と量のすべての面において、バケモノのように成長し続けています。

情報学科では、このようなバケモノである情報と向き合うための三つのアプローチを提供します。情報を飼いならし、自在に操る人を育てる情報エンジニアリングコース、新しい情報の形や、姿を創り出す人を育てるメディア情報コース、データの大海の中から有益な情報を引き出す人を育てるデータサイエンスコース、の三つのコースです。具体的には、情報エンジニアリグコースでは、プログラマやシステムエンジニアなどのIT技術者を、メディア情報コースでは、メディアやWebなどのコンテンツを創るコンテンツクリエータを、データサイエンスコースでは、ビッグデータや複雑なデータから情報を引き出すデータアナリストを、それぞれ目指した教育を行います。三つのコースはそれぞれ別々の方向を目指していますが、共通の基礎的な情報教育の上にあり、それぞれが隣り合った領域の専門教育に接することで、幅の広い知識を持った専門家になってもらえるようなカリキュラム設計となっています。

私共の学科のスローガンは虚業の実学:目には見えない情報というものの、実生活への活用を目指す学問ということです。みなさんも虚業の実学、やってみませんか?

情報学科長

鈴木 信雄
NOBUO SUZUKI
教授