4つの系 世界史系

世界史系とは

世界史系の授業群は、古代から現在までの世界の文化と歴史を探求する目的で設定されています。広く海外に目を向けて、世界の多様な文化と歴史を理解するための学術的な視点と方法を学びます。世界中には、日本とは違うさまざまな文化が、遠い過去から営まれ、そして現在も営まれています。そうした文化と複雑に絡みながら、民族や国家間の交流と衝突、平和的共存と戦争がいく度となく繰り返されてきました。今、そしてこれから、私たちは何をするべきなのでしょうか?地理的および歴史的な文化の多様性と流動性を知ることは、将来世界がどうあるべきか、自ら考え、行動する人材育成に繋がるでしょう。

世界史系とは

ポイント

世界を広く見渡す

世界史系の授業には、近くは中国、東南アジアやインド、遠くはアフリカ、ヨーロッパまで、世界各地の今昔の文化と歴史を扱う授業が含まれています。

多様な視点と研究方法を学ぶ

世界の文化と歴史を探究するためには、学術的な方法と多角的な視点が必要です。そのために、文献史学、考古学、口述記録、宗教学、文化人類学、文化史などの視点と研究方法から、世界の文化と歴史を探求する授業が設けられています。ゼミで、さらに地域研究を深める機会があります。

世界に飛び出す

授業で世界の文化と歴史を学ぶだけではなく、近畿大学および文芸学部の留学制度やインターンシップと連携して、世界の文化と歴史に興味がある学生を、海外に送り出すサポートをしています。 また、関連ゼミの有志学生が中国、インド、エジプトなどの海外へ、自主研修旅行に出かけるためのサポートを続けています。 自ら行動することで、世界が近づく機会ができることを実感していただけるでしょう。

授業科目

必修科目 選択必修科目 学科選択科目
基礎科目 講読 発展科目
基礎研究
演習 I
演習 II
卒業論文
世界史概説 西洋史講読
東洋史講読
古代エジプト史講読
西洋史
西洋文化史 I
西洋文化史 II
東洋史
東洋文化史 I
東洋文化史 II
古代エジプト史
宗教学
自然地理学
政治学原論
文化学特講
言語文化セミナー

ピックアップ講義

東洋史(上田) 移動する人々をキーに、アジアの歴史を考えます。世界各地の中国系移民~華僑・華人~やチャイナタウン、日本からアジアへの移民などを取り上げます。
課外授業で神戸南京町などにも行きます。
西洋文化史Ⅱ(辻河) 「東欧」と呼ばれる地域が、「西欧」やロシア/ソ連との対比から歴史的にどのように位置づけられてきたのかを考えます。
授業で紹介する様々な議論から、西洋史を多面的に捉えられるようになることを目指します。
西洋史(石田) ヨーロッパとは何かを、その歴史から探ることが主題です。古代から現代まで、世界史の流れと関連させつつ、異文化間の関係を重視した各テーマのもとで、ヨーロッパの歴史と文化について考えます。

関連ゼミ(3・4年生対象)