4つの系 現代文化・倫理系

現代文化・倫理系とは

日本、そして世界でリアルタイムで起こっているさまざまな事象を広く視野におさめ、楽しんだり悩んだり怒ったりしながら、これから社会で生きていくうえでのものの見方、考え方を深めていく授業群です。ジェンダー、セクシュアリティ、メディア、倫理、思想といった言葉がキーワードになりますが、扱うテーマはケータイ文化やポピュラー音楽から現代思想、世界経済の問題まで硬軟とりまぜ多彩な講義を用意しています。皆さんの関心に応じて、現代のさまざまな文化、さまざまな問題を深く広く学んでください。

現代文化・倫理系とは

ポイント

現代社会について広く学ぶ

経済危機や環境問題など、大きな時代の転換点にある現代。いま日本や世界で何が起こっているか、さまざまな出来事とその背景を学びながら、社会人に求められる基礎的な教養を身につけます。

現代文化の動向に通じる

IT(情報技術)の進化に代表されるように、めまぐるしく私たちの生活と文化は変貌をとげています。その多彩な展開、最新の動向を楽しみながら学び、それぞれの現代文化との関わり方を模索していきます。

異なった見方、考え方に触れる

過剰な情報に流され、ついつい私たちは型にはまった物の見方に陥りがちです。たとえば女性と男性の視点の違い、ニュースの送り手の意図、障がい者や高齢者や外国人から見た社会…物事のさまざまな見方を学ぶことは、大学ならではのスリリングな体験です。

深く考える「哲学」を身につける

これからどのように生きていくか。どのように社会に関わっていくか。哲学・思想・倫理関係の講義や講読科目を通して、自分自身に向き合いながら、あらゆることに通じる深く考える力を養います。

授業科目

必修科目 選択必修科目 学科選択科目
基礎科目I 基礎科目II 発展科目
基礎研究
演習I
演習II
卒業論文
現代学入門 現代文化講読I
現代文化講読II
現代倫理講読I
現代倫理講読II
女性学・男性学
情報と文化
環境倫理学
生命倫理学
文化社会学
現代人間学
身体装飾論
音楽文化論
文化人類学
自然地理学
政治学原論
文化学特講
言語文化セミナー

ピックアップ講義

環境倫理学(白水) 自然保護を語るとき、その「自然」をどのように私たちはとらえるべきなのだろうか。そして人間はどのように自然と関わっていくべきなのだろうか。
日米の自然保護運動や動物保護論争、水俣病の歴史などを学びながら、「倫理」の観点から人間―自然関係を考えなおします。
情報と文化(前田) 政治・経済から、芸能・スポーツまで、メディアで語られるリアル・タイムのニュースを取り上げます。
その良識的な理解を超え、極論も含めて、問題解決を目指す思考訓練の場です。
女性学・男性学(伏見) 私たちの社会には、今なお「女らしさ・男らしさ」、「女の役割・男の役割」といった区分が存在します。これらは、日常の至るところに根深く浸透し、社会構造との相互作用によって再生産されています。この授業では、人の一生に関わりが深い事柄を具体的に取り上げ、ジェンダーの視点で考察します。ジェンダー平等の実現をめざし、社会のなかにある規範や抑圧、力関係を問い直すことで、一人ひとりがエンパワメントされ、他者や社会に働きかける方法を考えられるようになることを目指します。

関連ゼミ(3・4年生対象)