NEWS RELEASENEWSRELEASE近畿大学 附属学校のお知らせ

次世代ロボット開発者の古田 貴之氏による講演会を開催 最先端のロボット技術に触れることで小学生の探求心を育む

2022.06.07

  • 附属幼小

変形する車「Halluc IIχ」(左)、未来の機械生命体「CanguRo」(右)

近畿大学附属小学校(奈良県奈良市)は、令和4年(2022年)6月14日(火)、世界初の人工知能搭載二足歩行ロボット「morphシリーズ」を開発した千葉工業大学fuRo(未来ロボット技術研究センター)所長 古田 貴之氏による講演会「みんなが幸せになる未来をつくろう。」を開催します。

【本件のポイント】
●次世代ロボット開発者として世界的に注目される古田 貴之氏による講演会
●「最先端のロボット技術」をテーマとし、子どもたちの未来について語る
●最先端のロボット技術に触れることで、児童の探求心や発想力を育む

【本件の内容】
本校では、PTA「保教会」の協力で文化講演会を毎年開催しており、芸術等の様々な分野に触れることで、児童の知的好奇心の向上や将来ビジョンの拡大につなげています。
今年は、福島第一原発で全フロア踏破可能な唯一の災害対応ロボットを開発・提供し、次世代ロボットクリエイターとして世界が注目する、古田 貴之氏による講演会を実施します。新たなロボット技術・産業の創造を目指し、国や企業との連携を積極的に行い、新産業のシーズ育成やニーズ開拓に取り組まれる古田氏の講演を聞くことで、児童の探求心や発想力を育みます。

【実施概要】
日時:令和4年(2022年)6月14日(火)13:30~14:30
場所:近畿大学附属小学校 アリーナ(奈良市あやめ池北1‐33‐3)
   (近鉄奈良線「菖蒲池(近畿大学附属小学校・幼稚園前)駅」下車すぐ)
対象:近畿大学附属小学校3、4、5、6年生
   ※ 1、2年生は各教室でZOOMにて視聴
講師:千葉工業大学fuRo(未来ロボット技術研究センター)所長 古田 貴之氏

【講師プロフィール】
古田 貴之(ふるた たかゆき)氏
1968年、東京生まれ。博士(工学)。
平成12年(2000年)、(独)科学技術振興機構ERATO北野共生システムプロジェクトにロボット研究グループリーダーとして所属。平成15年(2003年)より千葉工業大学fuRo(未来ロボット技術研究センター)所長。平成26年(2014年)より学校法人千葉工業大学常任理事を兼務、現在に至る。
福島第一原発で唯一全フロア踏破可能な災害対応ロボットを開発・提供。政府の原発冷温停止ミッションを遂行・成功させた。変形する車「Halluc II(ハルクツー)」から原発対応ロボットまで、人々の衣食住のロボット技術による再定義に日夜取り組む。その一方で、東京スカイツリータウン®「ソラマチ」に常設されたロボット体験アトラクションゾーン「千葉工業大学東京スカイツリータウン®キャンパス」を総合プロデュースするなど、ロボット技術の文化への土着活動を推進する。なお同ゾーンは文化庁メディア芸術祭の審査委員特別賞を受賞している。移動ロボットの自動操縦競技会「つくばチャレンジ」では参加団体で唯一、3年連続完走するとともに「つくば市長賞」を受賞。平成24年(2012年)以降、桐原書店の高校2年生用の英語教科書「WORLD TREK English Communicaion II」にて、現役大学研究者では初めて、古田氏の半生が物語として教材に取り入れられる。平成27年(2015年)4月には未来の乗り物「ILY-A(アイリーエー)」を発表、モビリティを再定義し新しいライフスタイルを提案した。なお、「ILY-A」は、イタリア「ミラノサローネ2015」に出展し世界的に話題となったほか、平成27年(2015年)にGood Design賞を、平成28年(2016年)にはドイツの「iF design award賞」を受賞。平成30年(2018年)7月には、現代の最新ロボティクス、AI技術をプロダクトデザインで融合させることで生まれた未来の機械生命体「CanguRo」を発表する。「CanguRo」は令和3年(2021年)に、ドイツで開催された「iF design award2021」のプロフェッショナル・コンセプト部門で「iF design award」を受賞。また、同年イタリアで開催された「A' International Design Award Competition 2020-2021」において「プラチナ賞」を受賞した。内閣府・首相官邸の改革2020プロジェクトでは、「プロジェクト3:先端ロボット技術によるユニバーサル未来社会の実現」を提案し、政府の重点施策として推進。「ユニバーサル未来社会推進協議会」では副会長を務める。平成22年(2010年)に著書『不可能は、可能になる』をPHP研究所から発行。

【「fuRo」Future Robotics Technology Center(未来ロボット技術研究センター)】
古田氏が率いるロボット技術の研究拠点。正式名称は、「千葉工業大学 未来ロボット技術研究センターfuRo」。千葉工業大学の学校法人直轄の研究機関として、平成15年(2003年)6月に設立された。未来の社会・生活・文化を形成する要素として不可欠なロボット技術や次世代を担うキーテクノロジーを研究開発するために必要な技術・研究者が集まっている。世界的に著名な工業デザイナーである山中 俊治氏(リーディング・エッジ・デザイン)との共同研究など、従来の概念を超えたロボット技術へのアートの導入、プロダクトデザイン手法との融合から、新たな未来機械を創造。人類のための新たなライフスタイルを提案、実現していく。新たなロボット技術・産業の創造を目指し、企業との連携を積極的に行い、新産業のシーズ育成やニーズ開拓に取り組んでいる。

【関連リンク】
近畿大学附属小学校
https://www.fes-kinder.kindai.ac.jp/fes/

関連URL:https://newscast.jp/