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「子育ての『困った』を解決するための視点とコツ」 近畿大学附属幼稚園×心理臨床・教育相談センターによる講演会

2017.09.06

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保護者向けの講演の様子

近畿大学附属幼稚園(奈良県奈良市)は、本学心理臨床・教育相談センターと共に、平成29年(2017年)9月13日(水)、園児の保護者を対象に「子育ての『困った』」をテーマとした講演会を実施します。前回(平成29年(2017年)8月28日)の保護者向け講演会には約100人の参加がありました。

【本件のポイント】
●前向きに子育てができるような視点の持ち方を、子育て中の保護者の皆さんに知って頂く
●子育ての「困った」を共有しながら、一緒に学ぶ
●大学の附属研究施設としての情報や知識を、附属幼稚園の保護者を通じ社会に還元する

【本件の概要】
子育てを通し、親は子どもの成長を嬉しく感じると同時に、様々な「困った」に直面します。例えば、子どもは思い通りにならないことがあると怒って泣いたり、朝の準備や食事にぐずぐずと時間がかかったり。そのような「困った」に親はどう対応していいのかわからなくなることや、つい叱りすぎてしまうということも少なくありません。
本講演では、そのような「困った」場面にどう対応すればいいかというヒントを見出す視点の持ち方と、対応するときのコツを具体的な事例を取り上げながらお話しします。

■日時:平成29年(2017年)9月13日(水)講演13:00~14:20(受付12:30~)
■場所:近畿大学附属幼稚園(奈良市あやめ池北1-33-3、
    近鉄奈良線「菖蒲池(あやめいけ)(近畿大学附属小学校・幼稚園前)駅」下車すぐ)
■対象:近畿大学附属幼稚園全園児124人の保護者
■講師:近畿大学総合社会学部心理系専攻 准教授 大対 香奈子(おおつい かなこ)
■演題:「子育ての『困った』を解決するための視点とコツ」

【開催の背景】
近年、核家族化が進み、子育ての悩みについて、ひとりで抱え込んでしまう保護者が多くなってきていると言われています。
本講演では、事前に保護者の皆さんにご記入いただいた日常の子育ての困りごとについての事例を、参加者の皆さんと共有しながら、どう対応すればいいのかを応用行動分析学の視点から解説します。参加者の皆さんには、これからのお子さんとの関わり方についてのヒントを見いだして頂く機会にして頂ければと思います。

【講師プロフィール】大対 香奈子(おおつい かなこ)
総合社会学部  心理系専攻 准教授
総合文化研究科 心理学専攻 臨床心理学コース 指導教員
専門分野 :心理学、教育心理学、応用行動分析学、臨床心理学
研究テーマ:子どもの学校適応、ポジティブな行動支援
著   書:子どもの対人関係を育てるSSTマニュアル(ミネルヴァ書房)
学会活動 :日本行動分析学会、日本認知・行動療法学会等
受 賞 暦:日本認知・行動療法学会 内山記念賞

【近畿大学心理臨床・教育相談センターについて】
平成26年(2014年)4月、大学院を改組し、「臨床心理士」を養成する総合文化研究科心理学専攻臨床心理学コースを設置、ここで学ぶ大学院生の実習教育の場として、東大阪キャンパス内に「心理臨床・教育相談センター」を開設しました。大学院生が学外の方の相談を受けることで、実践的な教育・研究の場としてはもちろん、研究を社会に還元する社会貢献の場としても活用しています。
なお、総合文化研究科心理学専攻臨床心理学コースは、平成27年(2015年)3月に公益財団法人臨床心理士資格認定協会より、臨床心理士養成指定大学院に認定されました。

【関連リンク】
総合社会学部心理系専攻 准教授 大対 香奈子(オオツイ カナコ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/1003-ootsui-kanako.html

関連URL:http://www.fes-kinder.kindai.ac.jp/kinder/