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卒業生の井上雅貴監督による特別記念講演会 映画「レミニセンティア」豊岡上映の前日に母校で語る

2017.03.17

  • 附属豊岡

井上雅貴監督(本校卒業生)

近畿大学附属豊岡高等学校・中学校(兵庫県豊岡市)は、平成29年(2017年)3月24日(金)に、卒業生で映画監督の井上雅貴氏(平成8年(1996年)卒、香美町出身)による特別記念講演会を開催します。翌日には、井上監督の初長編作品となる映画「レミニセンティア」が豊岡劇場で公開されます。

【本件のポイント】
●卒業生で映画監督の井上雅貴氏が母校に凱旋し、後輩に夢を実現するための極意を語る
●映画「レミニセンティア」の制作秘話に加え、豊岡劇場再生の取り組みについても講演
●映画監督として活躍する先輩の話を聴き、生徒が将来について考える機会とする

【本件の概要】
近畿大学附属豊岡高等学校の卒業生で映画監督の井上雅貴氏が、初めて長編映画を制作し、全国各地で公開中です。平成29年(2017年)3月25日(土)から地元の豊岡劇場でも公開されることになり、その前日に母校で特別記念講演会を開催します。講演会では、夢をかなえるために中高生のときにすべきことや、ロシアで撮影された映画「レミニセンティア」の制作秘話、地元の有志によって再生された豊岡劇場のことなどについてお話しいただきます。
本講演会の開催にあたり、井上監督からは、「豊岡上映が決まったので、母校である近畿大学附属豊岡高等学校で、ロシアで映画を撮った経験をもとに、夢を叶えるために今学んでおくべきことを伝え、後輩の力になりたい」との声が届いています。

■日時:平成29年(2017年)3月24日(金) 11:15~12:05
■会場:近畿大学附属豊岡高等学校 体育館
    (兵庫県豊岡市戸牧100番地、JR山陰本線「豊岡駅」から徒歩約15分)
■講師:井上雅貴 氏(映画監督、平成8年(1996年)本校卒、香美町出身)
■対象:全校生徒 ※高校3年生は卒業のため除く
    中学校:202人、高校:382人、計584人

【井上雅貴氏プロフィール】
兵庫県美方郡香美町出身。映画監督。
平成8年(1996年)に近畿大学附属豊岡高等学校卒業後、日本工学院専門学校にて16mmの短編映画を制作し始める。
専門学校卒業後はMV、CM、TV番組などのディレクターを務め、平成17年(2005年)に有限会社「INOUE VISUAL DESIGN」を設立。
映画編集として石井岳龍監督の「DEAD END RUN」「鏡心」に参加。
メイキング監督として、「スカイハイ」「最終兵器彼女」「ラフ」「ディアフレンズ」「犯人につぐ」「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」「シャカリキ!」「しあわせのかおり」「きみの友だち」「毎日かあさん」「深夜食堂」など数々の映画作品に参加。
また、アレクサンドル・ソクーロフ監督のロシア映画「太陽」にメイキング監督として参加。3カ月間ロシアに滞在し、ロシアの映画制作を学ぶ。
ロシアでの映画撮影を決意し、企画を進める中、内容、撮影ともに商業映画の企画としては難しいため、自主制作で、今まで参加した映画知識を全て使い、映画「レミ二センティア」を完成させる。本作が長編映画デビューとなる。

【映画「レミニセンティア」】
「記憶」をテーマとした、哲学的でありながらSFヒューマンドラマというエンターテイメント作品。井上監督自ら脚本、撮影、編集を手掛け、日本の自主制作映画の限界に挑む。「映画を作るならスケール感のある作品を作りたい」という監督の熱意と、今まで培った映画制作のノウハウにより、自主制作ながら商業映画に匹敵するクオリティの作品が完成した。

〈あらすじ〉
ロシアのとある街の郊外、小説家のミハエルは愛する娘と二人で暮らしていた。人の記憶を消す特殊な能力を持つミハエルのもとには、悩める人々が記憶を消して欲しいとやってくる。ある日、彼は自分の記憶の中で、娘との思い出の一部が無いことに気づく。見たものすべてを記憶してしまう超記憶症候群で苦しむ女性マリアと出会った彼は、彼女が記憶を呼び起こす能力を持つことを知ると、「記憶を消すかわりに、娘との記憶を取り戻して欲しい」と頼む。記憶のはざまで、ミハエルが知った衝撃の真実とは……。

〈受賞歴〉
アメリカ:ロサンゼルスシネマフェスティバル オブ ハリウッド2016
     長編作品賞、監督賞、主演男優賞
日  本:第2回新人監督映画祭
     長編作品部門グランプリ

関連URL:https://www.kindai-toyooka.ed.jp/