グローバル専攻について

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全学生が1年間アメリカに留学し、実用的な語学を体得。
多様な価値観や自主性、国際感覚も身につける。

全学生が1年次後期から2年次前期にかけてアメリカの協定校に留学。それに備えて1年次前期の必修科目で英語運用能力を集中的に強化。ELSによる留学先の形態に近い講義を通して、実際の留学生活が疑似体験できるだけでなく、講義に必要な英語の知識、コミュニケーション能力、スタディスキルが身につきます。留学先大学における入学基準を満たしていれば、正規留学(1セメスター)が可能。また大学付設の語学教育機関で集中的な英語学習を行いつつ学部講義1科目を履修するなど、レベルにあった最も効果的な留学を実現させます。実践的な語学力の向上に加え、海外生活を通して豊かな人間性や自立性、多様な価値観や国際感覚を身につけることも目標です。

多彩な研究分野をもつ教員が、4つの専門領域に分かれて卒業までのリサーチをサポート
語学を学ぶだけでなく、語学を使って何ができるかを追求していく

3年次からは4つの専門領域の中から希望の研究分野をひとつ選択して、リサーチを進めていきます。グローバル専攻では「コミュニケーション・実践領域」「言語文化領域」「国際関係領域」「人文社会領域」の4領域があります。柔軟なカリキュラムが設けられているので、ひとつの領域を徹底的に追求することも、自分の興味に応じてさまざまな科目を広く履修することも可能です。
全学生が1年次後期から2年次前期にかけて留学しているため、他学部と同様に3・4年次に十分な時間をゼミでの研究に割ける点も特徴です。
国際学部は外国語を「学ぶ」に留まらず、「外国語を使って何ができるか」を重視します。海外生活を通して英語の応用力、実践的な運用力を高めた上で、多種多様なテーマを扱う専門科目の履修を通じ、高度な思考力と創造性を身につけていく教育課程です。

目標とする資格

中学校教諭一種免許状(英語)、高等学校教諭一種免許状(英語)

  • 旅行業務取扱管理者

留学終了時:TOEIC®730点以上、TOEFL iBT®75点以上、IELTS®5.0以上のいずれか
卒業時:TOEIC®800点以上、TOEFL iBT®90点以上、IELTS®6.0以上のいずれか

コミュニケーション・実践領域

高いコミュニケーション能力や実務に役立つスキルを養成

グローバル化が急速に進む現代の社会では、さまざまな分野や領域で活躍できる人材が求められています。英語力の向上だけではなく、実務に役立つコミュニケーション能力や実践スキルを身につけることも重要になってきています。「コミュニケーション・実践領域」の科目では、実務に役立つコミュニケーションスキルを学び、グローバル時代のコミュニケーションの側面や変化を把握することを目的としています。ビジネス、英語教育、観光、通訳・翻訳など多様な実務経験をもつ専任教員が専門科目やゼミを通して皆さんの進路希望に向けてサポートします。卒業後は、商社・メーカー・金融などのグローバルビジネスパーソン、ホテル・航空(CAを含む)・観光などの国際性の高いサービス業のプロフェッショナル、中高や語学学校の教員、通訳・翻訳家や出版社員、通信・報道・広告などのメディア従事者、国際機関職員、NGO/NPO職員などをめざします。

言語文化領域

「ことば」とは何か、「ことば」がいかに人とかかわるのかを探求

「ことば」をもち、それを駆使して文化を形づくり、発展させること―これは他の動物と違い、人だけがもつ特徴です。何が「ことば」を可能にしているのでしょうか。また、「ことば」によって何が可能になるでしょうか。言語文化領域では、言語学、社会心理学、文化記号論などを研究する教員が、言語をさまざまな視点からとらえ、言語と人のかかわりを探求する科目を担当します。グローバル専攻では全員が留学して異文化体験をし、英語力を高めます。言語文化領域ではそれを基盤としてさらに専門性を深めていきます。卒業後の進路は、海外と関わる企業や官公庁、NGO・NPO、航空・旅行業界、中学・高校の英語教員や大学院進学などが挙げられます。

国際関係領域

国際社会を多面的に理解し、共生社会のために行動できる力を養う

自分を取り巻く日常と世界はどのようにつながっているのでしょうか。グローバルスタンダードが支配的になる一方で、同時に固有性や特殊性による多様化、分散化の動きも広がっています。このように複雑な国際社会の動態や諸課題を多面的にとらえて分析し、解決策を考え、多様な人々が共に生きる社会の構築に向けて積極的に行動できる力を養うことが「国際関係学領域」の目的です。政治、外交、国際関係、国際法、地域研究、国際協力、ジャーナリズムなどさまざまな分野で、国際的な教育・研究や国際社会の現場で活躍してきた教員とともに、専門的知識と自らの問いを深め、国際社会や地域社会に貢献しうるグローバルな見識と行動力を習得します。将来の進路としては、商社、グローバル企業、外交官、国際機関、NGO/NPO、マスコミ業界への就職、大学院進学などを想定しています。

人文社会領域

過去から現代、そして未来までグローバルな移動が生み出す「文化」の力を理解する

この社会は、これまで多くの人間たちが重ねてきたグローバルな移動から生まれてきたものです。人間が、そして人間の作り出すモノや文化が、もともとの土地をこえて世界各地へと広がっていく――。こうした過程から生じる「異なる要素」の交流や衝突に目を向け、私たちの暮らしに秘められた「グローバル」のかたちを具体的にとらえようとするのが、この「人文社会領域」の科目です。歴史学、文学研究、芸術学、文化人類学、メディア論などを専門とする教員が、2年次以降の専門教育をサポートします。「文化」とは得てして割り切れないもの、数字でとらえにくいものですが、こうした複雑な事象と根気強くつきあう経験を通じて、実社会にも貢献できるシャープな思考力や問題解決力を身につけることができます。将来の進路としては、IT、広告、マスコミ、アパレル、観光などの業界への就職、人文系大学院への進学が想定されます。