教育理念

工学部の教育研究の理念と目的、育成する人材像

グローバル化が進み変革を余儀なくされている高度情報化社会にあって、 技術者には、即戦力となる知性と技術に加え、良心と感性をもった付加価値の高い21世紀型の人材が求められています。

工学部では、本学の建学の精神と教育理念を旨として、そのような時代の要請に応えるべく、次の3つの教育目標

  1. 高い人格と倫理観を持つ人材の養成(人間性)
  2. 技術者としての専門的能力の涵養(専門性)
  3. 国際化時代を生き抜く力の養成(国際性)

を掲げて、長期的な視野で社会や技術の変化に対応し、持続可能な社会を実現できる技術者・研究者の育成を目指します。

そのために、工学部では、以下のカリキュラムを編成しています。

  1. 基礎教育・総合科目
    人間・文化・社会・自然・環境・健康等、多方面にわたる科目を配置して、人間尊重と公共性の意識、国際的感覚、論理的思考力と課題設定・問題解決力、自己表現力とコミュニケーション力等をバランスよく育成し、幅広く調和のとれた豊かな教養と人間性を涵養します。
  2. 基礎教育・外国語科目
    習熟度別英語クラス編成により基礎学力を徹底して身につけさせるとともに、系統的な科目配置とバランスのよい講義、演習、補習等の実施により、異文化への関心、実践的な語学力及び国際的視野を身につけさせ、国際性を育成します。
  3. 専門教育科目
    分野及びレベルごとに階層化した専門基礎科目群と専門科目群、さらに分野間を繋ぐ科目群を系統的に配置し、幅広く応用可能な専門能力を身につけさせます。創成的内容を取り入れた演習・実験・実習と研究室での産学連携の共同研究等から、産業界に貢献できる実践的な専門性を育成します。
  4. 特修プログラム
    「情報技術」、「教育学」、「教職課程」、「国際経営」の4つの特修プログラムを編成し、学際的な視野を育成します。

これらのカリキュラムを通して、卒業時には、

高い人格と倫理観とともに、専門分野の知識を基礎として、専門領域を超えて課題解決に取り組む姿勢
技術者・研究者としての専門的能力を生かして、持続可能な社会を目指すための課題を発見・分析・解決する能力
表現力、論理的思考力、コミュニケーション力、さらには幅広い知識を活用して国際的視点に立って行動する能力

といった資質を身につけることができます。