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平成31年度第1回生物理工学部公開講座 「人工知能は豚肉の夢を見るか?」「顕微鏡下に広がる動物園動物の世界と保全研究」

2019.04.09

  • 生物理工

昨年の様子

近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市)は、平成31年(2019年)4月20日(土)、和歌山県立情報交流センターBig・Uにて、「平成31年度 第1回 近畿大学生物理工学部 公開講座(BOST Science Café)」(後援:和歌山県教育委員会・田辺教育委員会)を開催します。

【講演内容】
プログラム(1)「人工知能は豚肉の夢を見るか?」
講師:生物理工学部食品安全工学科 准教授 白木 琢磨
内容:日本では敗戦と1970年代以降の家庭用冷蔵庫の普及により、食肉産業が劇的に変化しました。では、現在急速に進む第4次産業革命、いわゆる人工知能(AI)は、我々の食生活をどのように変えるでしょうか?本講座では、歴史的視点で食生活を考えていきます。

プログラム(2)「顕微鏡下に広がる動物園動物の世界と保全研究」
講師:先端技術総合研究所 准教授 安齋 政幸
内容:複数の動物園との共同研究を通じて得られた、この貴重な動物種の保全研究の一つとして、顕微鏡下に広がる生殖細胞の保存技術を紹介し、これからの飼育下繁殖研究と遺伝資源の保存への足掛かりを考えていきます。

【開催概要】
日  時:平成31年(2019年)4月20日(土)13:30~16:10(13:00開場・受付)
場  所:和歌山県立情報交流センターBig・U
     (和歌山県田辺市新庄町3353-9、JR「白浜駅」よりタクシーで10分)
対  象:一般の方、中高生(定員先着113人、入場無料)
後  援:和歌山県教育委員会・田辺教育委員会
申込方法:(1)講座開催日、住所、氏名、電話番号、参加人数を明記の上、郵送、FAX、E-mailのいずれかで下記宛先へお申込み
     (2)生物理工学部WEBサイト(https://www.kindai.ac.jp/bost/)からお申込み
お問合せ:近畿大学生物理工学部 公開講座係
     〒649-6493 和歌山県紀の川市西三谷930
     TEL(0736)77-3888 FAX(0736)77-6336
     E-mail:bost-kou@waka.kindai.ac.jp

【開催の背景】
近畿大学生物理工学部は、「人間」「医療」「食」「生活」「環境」「福祉」をテーマとして、理学・農学・工学・医学を融合させた先進的で多彩な教育と研究を行っています。ここで得られた成果を広く一般の方々にご理解いただきたく、平成11年度(1999年度)から公開講座の形で発信を始めました。
生涯学習の機会とする方から科学に興味をもつ子どもたちまで、幅広い年齢層の方々にご参加いただいており、受講者数は3万人を超えています。今年度も各地の教育委員会のご後援のもと、3府県(和歌山、兵庫、大阪)の8都市で開催します。

【講師プロフィール】
生物理工学部食品安全工学科 准教授 白木 琢磨
学   位:博士(人間・環境学)
専門分野 :生化学
研究テーマ:「生物は自分自身を形成する化学環境」を維持するために、あらゆる工夫を凝らしています。タンパク質、細胞、動物個体が食事に含まれる化学成分に反応する仕組みを探る「動物栄養学」を通じて、生命活動の不思議を一つ一つ解明することを目指しています。得られた科学的成果を1つでも多く社会で活かせるように、畜産学との2足のわらじで日々活動しています。

先端技術総合研究所 准教授 安齋 政幸
学   位:博士(工学)
専門分野 :実験動物学、発生工学
研究テーマ:遺伝的な要因があると考えられる病気の診断・治療や予防法を研究するために、遺伝子の機能解析が課題となっています。遺伝子機能を個体レベルで解析できるよう、効率的な遺伝子改変マウスの作製技術や、胚・配偶子の動物資源保存技術を開発しています。

【関連リンク】
生物理工学部食品安全工学科 准教授 白木 琢磨(シラキ タクマ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/840-shiraki-takuma.html

先端技術総合研究所 准教授 安齋 政幸(アンザイ マサユキ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/502-anzai-masayuki.html

関連URL:https://www.kindai.ac.jp/bost/