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道-1グランプリにバンビーナジェラートがエントリー 道の駅「レスティ唐古・鍵」のスイーツ部門の代表として

2018.09.14

コーンタイプのメロンジェラート

近畿大学農学部(奈良県奈良市)農業生産科学科教授野々村照雄が松井農園(奈良県磯城郡)と共同開発した新品種メロン「バンビーナ」を用いた「メロンジェラート」(製造:(株)テンダーボックス)が、平成30年(2018年)9月23日(日・祝)と24日(月・振休)に道の駅丹後王国(京都府京丹後市)「食のみやこ」で開催される道の駅のグルメナンバーワンを決定する『道-1グランプリ 2018』のスイーツ部門にエントリーされました。

【本件のポイント】
●近畿大学と松井農園で共同開発した、病気に強く糖度の高いメロンをジェラートに加工
●近畿大学は奈良県と包括的連携協定を結んでおり、将来的には奈良県の特産品やグルメをアピールして、社会貢献を目指す
●学生は「なら近大農法」でメロンの栽培と収穫を体験することにより、農業(農の担い手や新規就農など)や食品生産・加工分野への進路を考慮

【本件の概要】
地域の活性化を通じた地域創生の実現を目指して開催されている『道-1グランプリ』は、全国に1,145ある道の駅(2018年5月現在)のグルメナンバーワンを決定する祭典で、47都道府県の道の駅のなかから選考により厳選された、総勢20駅の地元食材を使用した看板グルメが一堂に会します。第3回の開催となる本祭典に、道の駅「レスティ唐古・鍵」(指定管理者:奈良交通(株))でスイーツとして販売されている「メロンジェラート」がエントリーされました。このジェラートは、平成29年(2017年)に近畿大学農学部農業生産科学科 教授野々村照雄と松井農園で共同開発された、病気に強く糖度が16度を超える非常に甘い新品種メロン「バンビーナ」を食材として、(株)テンダーボックス(生駒郡平群町)が加工しました。

■日    時:平成30年(2018年)9月23日(日・祝)と24日(月・振休)10:00~16:00
■会    場:道の駅丹後王国「食のみやこ」
        (京都府京丹後市弥栄町鳥取123、JR 京都丹後鉄道「網野駅」から丹海バスにて
        弥栄病院前行き 約30分、または「峰山駅」からタクシーで約10分)
■対    象:一般(入場無料、食券チケット購入)
■お問合せ  :(主催)道-1グランプリ実行委員会 TEL(0772)65-4193
■ホームページ:http://michi-1.jp

【メロン品種「バンビーナ」について】
近畿大学農学部と松井農園で共同開発したメロン品種です。奈良県の特産品となることを目指し、品種名を奈良で有名な鹿から「子鹿のバンビ」を連想し、「バンビーナ:Bambina」と命名しました。本品種は、フザリウム病(メロンつる割病)に対して耐性を示すとともに、果実中には機能性を有する成分(ギャバ:β-アミノ酪酸)を含み、高糖度(Brix値 16以上)です。本品種を開発したことで、メロンをもっと身近で、かつカジュアルな果物にし、奈良県の特産品の一つとしてアピールできるものと考えています。

【「なら近大農法」について】
平成28年(2016年)9月に近畿大学は奈良県と包括的連携協定を締結しました。また、平成29年(2017年)9月には近畿大学農学部は奈良県と「農の入口」モデル事業に関する覚書を取り交わしています。本事業では、農業参入に関心のある学生を対象に円滑な就農を支援できるモデルづくりを行うため、近隣農地または農学部内に実践圃場を設置し、ユニバーサル農法(ローテク)とICT農法(ハイテク)を利用した「なら近大農法」の確立を目指しています。今後、「なら近大農法」を奈良県内の各地に展開し、実用化を図ることで奈良県の若者をはじめとした農業初心者だけでなく、女性や高齢者、障がい者等による農業参入を容易にし、農業を担う人材の育成に努めていきます。

【道の駅「レスティ唐古・鍵」について】
平成30年(2018年)4月20日にオープンした、田原本町の道の駅「レスティ唐古・鍵」は、スタイリッシュな館内で「田原本でこそのもてなしの場」をテーマにした、奈良県の中南和地域の歴史観光の総合玄関口となる道の駅です。1階の「交流エリア」では、新鮮な野菜や特産品の販売や観光情報の提供を行い、ベーカリーでは施設内で焼き上げた「黄金の生食パン 極」を販売するなど、田原本町をPRしています。2階の「体験エリア」では、土器作りといった弥生時代の体験学習等を実施し、カフェではバラエティー豊かなオリジナルの「ドックサンド」をメインにドリンクや軽食を楽しむことができます。また、キッズコーナーやテラスも設けられ、家族でゆっくり過ごすことができます。また、3階の「展望エリア」では、隣接する「唐古・鍵遺跡史跡公園」や大和青垣・二上山が一望できます。

■設    立:平成30年(2018年)4月20日
■駅    長:西村 元伸
■所 在 地 :奈良県磯城郡田原本町大字唐古70番地の1(近鉄「石見駅」より東へ徒歩15分)
■施    設:歴史交流エリア、情報エリア、店舗(農産物、物販)、ベーカリー店、飲食店、
        キッズコーナー、授乳室、多目的室、展望エリア、EV充電施設
■ホームページ:https://www.narakotsu.co.jp/kanren/karako-kagi/

【株式会社松井農園について】
株式会社松井農園は、メロンとスイカ専門の種苗メーカーです。独自の技術で最良の品種を開発し、常に他にはないマツイオリジナルのメロンとスイカを追求していきます。松井農園のオリジナル品種は数々のコンクールで高い評価を得ています。全日本メロン原種コンクールにおいて、昭和40年(1965年)にトップメロンS号が銅牌、昭和43年(1968年)にトップメロンH号が1等特別賞、平成2年(1990年)にメロンエスプリが銅牌受賞など。現在、主力メロン品種「肥後グリーン」は「味の良い、おいしいメロン」として大人気です。

■創    業:昭和27年(1952年)2月
■代表取締役 :松井 邦彦
■所 在 地 :奈良県磯城郡田原本町秦庄272
■事業内容  :メロンとスイカの育種 採種 販売
■ホームページ:http://www.matsui-nouen.jp http://www.kandoumelon.jp

【株式会社テンダーボックスについて】
株式会社テンダーボックスは、奈良県生駒郡平群町に本社を置く企業で手作りイタリアンジェラートの販売・企画OEMやイタリアンレストラン「mamma」の経営等を手がけています。ジェラートについては、定番商品から季節商品、各地の特産物を用いた「ご当地ジェラート」まで、これまでに編み出したレシピは実に300以上を誇ります。また、平成27年(2015年)1月にジェラートの本場・イタリアで開催された「第36回SIGAイタリア国際ジェラートコンテスト」自由部門にて、工房長の今坂賢二氏が日本人最高位となる世界6位入賞を果たしています。

■設    立:平成9年(1997年)3月25日
■代表取締役 :華田 宗孝
■所 在 地 :奈良県生駒郡平群町菊美台1丁目7-33
■資 本 金 :1,000万円
■ホームページ:http://www.tender-box.com/

【関連リンク】
農学部農業生産科学科 教授 野々村 照雄(ノノムラ テルオ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/162-nonomura-teruo.html

関連URL:https://www.kindai.ac.jp/agriculture/