2022年度卒業論文・卒業制作題目一覧

泉谷 瞬ゼミ

  • 文学におけるドラッグの表現
  • 『三四郎』における美禰子像
  • 作品からのメッセージ――『夢の木坂分岐点』、『ドラえもん』論――
  • 『二銭銅貨』ジャンルの再構成―暗号解読がもたらす純文学・大衆文学に対するアプローチ―
  • 夏目漱石『それから』論――〈家〉の論理が代助に及ぼす影響――
  • 『こころ』における静の立場―ホモソーシャルを通じて―
  • 芥川龍之介『河童』論――小説スタイルと作品構造に最晩年の芥川を見る――
  • 「シンセカイ系」として見る『クビキリサイクル』
  • 司馬遼太郎『竜馬がゆく』の教養―司馬遼太郎の歴史小説の書き方
  • 「舞姫」論―森鷗外の恋愛観―
  • 夏目漱石『三四郎』における美禰子という新しい女性――明治末期の女性と美禰子との比較――
  • 『ノルウェイの森』―三角関係から導く恋愛小説としての可能性―
  • 「夜長姫と耳男」論―ヒンドゥー教・哲学・飛騨王朝論の融合―
  • 芥川龍之介「蜘蛛の糸」から見る現代の国語教育
  • 『三四郎』―美禰子と比較して考えるよし子の役割―
  • 芥川龍之介のアダプテーション 芥川龍之介『羅生門』論
  • 三島由紀夫「憂国」における愛のベクトル
  • 樋口一葉「にごりえ」論――溝と水のイメージ、交錯する小説と短歌――
  • 『忍ぶ川』 自己救済としての仮構――三浦哲郎の〈私〉を救う自然とロマン――
  • 太宰治とモディリアーニの共鳴―太宰治「人間失格」論―

大澤 聡ゼミ

  • 「働く女性」のアルケオロジー――ジェンダーの観点を中心に
  • ふたつの酷薄――久生十蘭『無月物語』試論
  • 変容するファン心理――「推し」小説私論
  • 文学表象としてのアパート――昭和戦前期を中心に
  • 真実と偽りの肉体――坂口安吾「女体」「恋をしに行く」論
  • アニメーターの労働環境問題――「製作委員会方式」の代替案
  • 川端康成『伊豆の踊子』論――虚構性と省筆について
  • 現代人に必要とされることば――ひとひら言葉帳とTwitter

大田垣 仁ゼミ

  • オタクはなぜ「推し」をフルネームで呼ぶのか
  • 具体的な助言を行わずに相手の意識改革を促すキーワードや表現方法について―「対話」や「やりとり」のない文面における考察―
  • Official 髭男 dism と King Gnu の表現分析
  • Twitterで用いられる独特な語彙と表現について―ラブライブ!界隈からみる言葉の特徴―
  • ポライトネス理論から見るスタジオジブリ作品の呼称の変化―三作品と比較して―
  • 現代の「名付け」における音象徴~「中性的な名前」を中心に各性別の音声的特徴について~
  • ゲーマーの集団語が日常語になるには
  • 音象徴からみる有名・無名なお笑い芸人の名前の共通点、相違点について
  • オノマトペ由来の“「る」ことば”に見る派生のメカニズム――「ボコる」と「ボコす」を中心に――

奥泉 光ゼミ

  • 創作 うみいでなばかへりまし
    副論文 日本推理小説の四大奇書に連なる作品としての古野まほろ『天帝のはしたなき果実』

桒原 丈和ゼミ

  • 創作 現実であり非現実的な世界
    副論文 SNSが現実世界における若者にもたらす影響

小森 健太郎ゼミ

  • 創作 「白煙」
    副論文 ミスディレクション作品と挿絵について
  • 創作 純情少女は恋を知らない。
    副論文 段階成長論からみた『中二病』概念の再検討――『異能バトルは日常系のなかで』を中心に――
  • 「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」における主人公の役割についての考察──アダム・スミスの共感論などを基に──
  • 日本のアニメ、ライトノベル、ゲームにおける「やりなおし」ものの分類と考察
  • 一人称小説において猫を語り手とする意義について
  • 小説投稿サイト『小説家になろう』における異種転生小説の物語論的考察
  • ブラム・ストーカー『吸血鬼ドラキュラ』における吸血鬼像の考察

谷崎 由依ゼミ

  • 創作 どうも都市伝説株式会社ホラー部殺人課の者ですが
    副論文 日本において、「正義のヒーロー」の対義語は「ヴィラン」なのだろうか
  • 創作 門を守る人々
    副論文 作品における「廃墟」の魅力と象徴する時間性
  • 創作 失楽園の約束
    副論文 『ゴールデンカムイ』における“愛”がもたらす結末の数々
  • 創作 Into the Mirror
    副論文 シュルレアリスムの外に見る安部公房文学における「輪郭」の消失
  • 創作 真澄の鏡
    副論文 川上弘美『某』から見えてくる人間の本質とは~存在すること、生きること~
  • 作り変えられる中上健次の系譜
  • 花々の物語――吉屋信子『花物語』・志村貴子『青い花』をめぐる、百合の話

中島 一夫ゼミ

  • 創作 Dear My Destinies
    副論文 自分らしさについての試論
  • バラエティとSNS
  • 摂食障害と母娘関係~食べ物は愛の代わりにはならない
  • ミュージカル映画がくれたもの~世界でヒットする日本のミュージカル映画は生まれないのか
  • 「面白い」って何? ~極私的テレビコンテンツ観
  • おジャ魔女どれみが教えてくれること~春風どれみと成長する四年間
  • 創造都市から考える社会における芸術⽂化の可能性
  • 映画の可能性~物語は人々を動かす
  • 近代映像作品における身近な非現実~身近な非現実を用いた作品の将来展望

深澤 愛ゼミ

  • 乳母(メノト)が衰退した背景と乳母(ウバ)との関係性について
  • 現代語における副詞「別に」の意味と役割
  • 「VTuber」コミュニティにおける「てぇてぇ」の役割―「ファン(オタク)コミュニティ」の性質を捉えて―
  • 概念メタファー理論による類義語の比較について―類義語「恋」と「愛」における考察―
  • 日常会話における「しっかり」、「ちゃんと」、「きちんと」の意味の使い分けについて
  • 現代の若者が使用する新しい「-ミ」形の使用実態と変化過程―Twitterに見られる「わかりみ」を例に―
  • 漫才とコントにおける方言使用の差―役割語の観点からの考察―
  • 現代における終助詞「わ」の方言性と使用実態について
  • 「歌詞における音として区別・表現されない表記とその効果」―ボーカロイドの楽曲についての調査及び考察―
  • 「大和言葉」の普及とその背景、今後の展望
  • 「~しか勝たん。」がなぜ広がったのか
  • 大人が使用する幼児語
  • 明治時代を軸とした「マンガ」において、「小文字」がどう使われ、そして現代の「マンガ」とのバリエーションの比較 明治からみるマンガの変遷
  • 日本語ラップから見るMr.Childrenの楽曲における韻
  • なぜTwitter上で関西弁由来の若者語が長期的に使用されるのか
  • 男性の一人称代名詞「自分」の使用について
  • 皮肉表現における巧拙について 不思議の国のアリスから見る「巧」表現のしくみ
  • 大丈夫の意味変遷 断り表現として用いられる「大丈夫」は若者ことばなのか
  • 標準語話者と大阪方言話者の大阪弁のイメージの違い
  • 関西弁のステレオタイプと関西弁のブランドについて~関西ジャニーズの戦略とは~
  • 映像作品における関西方言のアクセントについて
  • J-POPの歌詞に見られる人称代名詞「きみ」について
  • SEKAI NO OWARIの楽曲における時間的展開の特徴
  • ネットスラングにおけるキャラ語尾の受容の変化―ネットスラングの「ニダ」を中心に―

藤巻 和宏ゼミ

  • 『古今和歌集』と『新古今和歌集』から見る四季歌の変化
  • 兼好と陶淵明から見る日中遁世文学の特徴

八角 聡仁ゼミ

  • 創作 Ange-loss
    副論文 本質的な天使たち、表面的な人間たち
  • 水の表象から考える『崖の上のポニョ』
  • 「注文の多い料理店」論――山猫の存在
  • 金城哲夫の「沖縄」と「日本」――『ウルトラマン』から『ウルトラセブン』へ
  • アンパンマンから紐解く正義のヒーロー像
  • 『機動戦士ガンダム』がガンダムを描くべき理由
  • 「新海的ヒロイン」の喪失