特色
経済学部ってどんなところ?
経済学と経営学の違いって?
経営学は、主に、「企業(組織)がいかに運営して成果を上げるか?」を探す学問です。これに対して経済学は「社会全体にとっての成果の向上」を探す学問と言えます。社会のさまざまなルールと、そこから生まれる結果に対し、「人々は大きな満足を得られるのか?」「より公平に富を分かち合えるのか?」といった観点から、よりよい社会に向けての評価を行います。
数学が苦手だから不安・・・
- 高校の先生による授業で、高校数学をもう一度復習できます!
(「特殊講義Ⅰ(数学入門)」) - 数学の基礎を使えば、経済学をより簡単に理解できます!
- 入試で数学を選択していない先輩たちも、しっかり講義を理解しています!
ITスキルの育成
資格取得を目標に、 体系的に学ぶことができる IT環境を構築
経済学部では、1人1台のコンピュータを利用した実習科目を開講しています。将来役立つOfficeApplicationの基本操作だけでなく、プログラミングなどの専門スキルやITに関する基礎知識も効率的に学ぶことができます。
- 格安で受験できるMOS※、VBA※試験を学内で実施
- KUDOS※や経済学部B館PC教室など、 最新のIT施設・環境を完備
- 少人数制を採用した情報処理関連の科目が充実
- ITパスポート試験や基本情報技術者試験に 向けたカリキュラムの導入
- MOS=Microsoft Office Specialist
- VBA=Visual Basic for Applications
- KUDOS=情報処理教育棟
少人数教育・実践的な教育
学生のニーズに応える充実のカリキュラムと少人数教育
一人ひとりの個性を伸ばす少人数教育
経済学部では、入学後すぐに少人数制の基礎ゼミがはじまります。めざす専門分野に必要な着眼点や考え方を学びながら、読む・書く・発表する・討議する力を養成します。
経済学をより深く学ぶために工夫された演習や講演会
演習I・II(ゼミ)
将来の進路に向けて専門的な学習を行うため、3年次から2年間、演習担当教員のもとで研究を深めていきます。
経済学部定例講演会
経済学部では年間約9回、学外から講師を招き、定例講演会を開催しています。東大阪税務署の協力による税に関する講演や、金融機関による日本経済や世界経済、業界、企業の戦略課題についての講演などを行っています。
在学生インタビュー
努力次第で英語も第二外国語も話せるようになる!
大髙 博紀 さん
国際経済学科[4年]
和歌山県立橋本高校出身
経済学部では、必修の英語科目だけでなく、個人の関心に応じて、フランス語や中国語などの第二外国語も学べます。僕は、中国語を選択しました。中国語を学ぶことで、文化も理解できたので、中国に対する印象も大きく変わりました。2年次の夏休みに1人で中国を旅した時、自分の中国語が通じたことは今でも忘れられません。そして全日本学生中国語弁論大会で入賞も果たせました。皆さんも言語をもっと身近に活用し、もしその言語が少しでも楽しいと思えたら、そのまま没頭してみてください。きっとあなたの強みとなるはずです。
卒業研究紹介
LGBTの許容度が高い人や場面の傾向
(左)磯野 友紀 さん
経済学科[4年]
大阪府・近畿大学附属高校出身
(中)木村 裕加 さん
経済学科[4年]
大阪市立東高校出身
(右)岡 瑞稀 さん
経済学科[4年]
大阪府立槻の木高校出身
昨今、LGBTを題材としたテレビドラマや法改正に関するニュースをよく目にするようになりました。しかし、日本は海外と比べると法整備の遅れをとっているのが現状です。そこで私たちは「法整備について」「LGBTの方が子育てすることについて」「身近に該当者がいるか」などの項目からLGBTの許容度についてアンケートを実施し傾向を測った結果、身近にLGBTの方がいる人やメディアなどで取り上げられているのを見る機会が多い人の許容度が高い傾向にあることがわかりました。また、私たちは無意識のうちに特別扱いをしていたり、他人事としてとらえている傾向にあるとわかり、こういう要因が法整備の遅れにつながっていると考察しました。
エチオピアにおける農業と灌漑(かんがい)
野々瀬 智哉 さん
国際経済学科[4年]
徳島県城ノ内高校出身
アフリカでは60%以上の人々が農業に従事しており、その多くが依然として貧困にさらされています。特に同地域では他の地域に比べて灌漑施設などのインフラなどがまだ十分に整備されておらず、多くの農家は天候などの外的なリスクに直面しています。そこで私は灌漑施設へのアクセスが、農家が直面しているリスクを軽減し、農業技術の採用を促進させ、農家の所得水準を高める、という仮説を立てました。私の卒業論文では、その仮説を世界銀行がエチオピアで行った農業家計調査を用いて定量的に検証しました。
大阪市における地域のつながりの現状とその強化に関する考察
切通 夏歩 さん
総合経済政策学科[4年]
大阪府立寝屋川高校出身
大阪市では、全国的に進む人口減少や少子高齢化に加え、単独世帯や外国人人口の割合が高くなっています。その結果、地域課題も溢れかえり、行政の力だけでは解決できなくなっています。しかし現在は、生活の場が個人と家族が中心となり、近隣住民とのつながりが希薄化しているのが現状です。このまま住民同士のつながりがないと、災害時の安否確認や日々助け合うことができなくなります。そのため地域のつながりを強化しておく必要があり、特に若者世代が市民活動に参加して地域とのつながるべきだと考えました。若者に市民活動に目を向けてもらうために、岡山市や生駒市の事例を踏まえ、時間と場所を選ばず利用しやすいICTを活用した市民活動を提案しました。