「すもーく大豆 近豆版」を新発売 農学部の学生が大豆生産やパッケージシールのデザインを担当
2020.02.21
- 農
すもーく大豆 近豆版 豆腐パックタイプ(左)、スタンドタイプ(右)
【本件のポイント】
●本学農学部の学生が、原料となる大豆の生産やパッケージシールのデザインを担当
●アグリビジネス実習の成果を商品化し、百貨店でも販売
●学生は農産物の生産から加工・流通・販売までを、座学だけでなく現場で学ぶことで、専門的・実学的な知識を習得する
【本件の内容】
本学農学部農業生産科学科では、3年生を対象にアグリビジネス実習(通年)を行っています。実習では、奈良県平群町の耕作放棄地を再生した圃場を中心に、農産物の作付け計画から栽培、管理、収穫、そして加工や販売までを一貫して学んでおり、令和元年(2019年)度は42人の3年生がアグリビジネス実習を受講しています。
今回は、奈良県平群町、豆腐工房 我流との連携により、アグリビジネス実習で生産した大豆を利用した「すもーく大豆 近豆版(きんまめばん)」を企画・開発しました。
商品化にあたっては、アグリビジネス実習(実習幹事:准教授 大石 卓史)を受講している3年生が、平群町で原料となる大豆(品種:フクユタカ)の生産(植え付け・管理・収穫・調整)に加え、パッケージシールのデザインについても担当しました。
本商品は、燻製ならではの香ばしさと大豆の歯ごたえがやみつきになる一品で、おつまみにはもちろん、サラダとの相性も抜群です。
【販売概要】
■阪急うめだ本店(B2F 催事会場)
住 所:大阪府大阪市北区角田町8-7(阪急「大阪梅田」駅から徒歩約3分)
販売日程:令和2年(2020年)2月26日(水)~3月3日(火)※売切次第終了
営業時間:10:00~20:00(2月28日(金)・29日(土)は、10:00~21:00)
販売価格:270円(税込、60g入り)※スタンドタイプのみ販売
販売数量:150袋
■道の駅大和路へぐり くまがしステーション
住 所:奈良県生駒郡平群町平等寺75-1(近鉄生駒線「平群駅」から徒歩約10分)
販売日程:令和2年(2020年)3月7日(土)~ ※売切次第終了
営業時間:9:00~18:00 不定休
販売価格:270円(税込、60g入り)※豆腐パックタイプのみ販売
販売数量:150袋
■豆腐工房 我流
住 所:奈良県生駒郡平群町吉新1-3-10(近鉄生駒線「平群駅」から徒歩約3分)
販売日程:令和2年(2020年)3月7日(土)~ ※売切次第終了
営業時間:10:00~17:00 月曜定休
販売価格:270円(税込、60g入り)※豆腐パックタイプのみ販売
販売数量:50袋
商品に関するお問い合わせ:豆腐工房 我流 TEL(0745)45-3671(担当:河本)
【平群町について】
平群町と近畿大学は、平成25年(2013年)に「アグリビジネス実習」に関する業務委託契約を締結し、農学部農業生産科学科の実習を平群町内に設置した実習圃場で行う等、農業・食品関連分野を中心とした連携を実施しています。日本酒「平群」の開発では、農学部の「アグリビジネス実習」の受講学生が原料の米(ヒノヒカリ)の生産、ラベルデザインの提案、商品のPRなどを担当。平成29年(2017年)1月17日には包括連携協定を締結し、平群町の有する豊かな自然環境、歴史、文化と、14学部48学科を有する本学の知見を生かして、まちづくりや文化学術振興等の様々な分野でのさらなる連携を進めています。
【豆腐工房 我流について】
豆腐工房 我流は、平群町を拠点に、豆腐をはじめとした大豆加工品の製造・販売を行っています。平成22年(2010年)に豆腐の燻製に成功したのを皮切りに、地元の漬物屋とのコラボによる豆腐の奈良漬や、奈良で生まれた醤糀(ひしおこうじ)を使った豆腐の発酵食品など、さまざまな創作商品を開発しており、揚げものや珍味を中心に、これまで世に送り出してきた加工品は10種類以上を数えます。
所在地 :奈良県生駒郡平群町吉新1-3-10
店 主:河本 学
創 業:平成25年(2013年)3月1日
事業内容:豆腐をはじめとした大豆加工品の製造・販売
URL :https://www.garyu102.com/
【アグリビジネスマイスター認定制度について】
時代の流れとともに農業やアグリビジネス(農業関連産業)の形態も大きく変わってきました。作物を作って終わりではなく、「いかに売れるものを作っていくか、付加価値を高めていくか」への発想の転換が求められてきています。そのような社会のニーズに応える人材の育成を目的に、近畿大学農学部農業生産科学科では、アグリビジネスマイスター認定制度を平成23年(2011年)4月に開設しました。生物現象の知識とともに、農産物の生産から加工、販売までをトータルに学修し、課程修了後に近畿大学農学部からマイスターの称号が与えられます。特徴的なカリキュラムとしては、アグリビジネス実習、アグリビジネス起業論、農業実習等が挙げられます。これまでに計181人を認定しており、卒業生は、自ら就農するほか、農協や農機具メーカー、食品会社などに就職し、農業やアグリビジネスに貢献しています。
【関連リンク】
農学部 農業生産科学科 准教授 大石 卓史(オオイシ タカフミ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1245-oishi-takafumi.html