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~近畿大学生物理工学部食品安全工学科との共同研究により実証~ 食中毒の原因菌も30秒で減少 除菌・消臭液「ジーミストキッチン」発売

2019.07.23

  • 生物理工

「ジーミスト キッチン」300mlスプレー

ユニトライク株式会社(新潟市西区 代表取締役 村上秀樹)は、近畿大学生物理工学部食品安全工学科(和歌山県紀の川市)との共同研究によってキッチン周りでの除菌効果を実証した新商品「ジーミスト キッチン」を7月26日に発売します。

同学科食品衛生管理学研究室との共同研究で、弊社が2017年より製造・販売している業務用除菌・消臭剤「ジーミスト」を用いて、厨房での使用を想定した環境での除菌効果の測定を行いました。その結果、厨房で発生しうる大腸菌や黄色ブドウ球菌、セレウス菌に対し、従来の消毒用アルコールと同等以上の除菌効果が確認されました。
今回の実証内容を基に、食中毒や感染症が起きやすい夏の時期に合わせて、まな板や冷蔵庫、ゴミ箱などのキッチン周りの除菌・消臭に使いやすい新パッケージで発売します。従来の消毒用アルコールや市販の消臭剤よりも除菌・消臭効果の高い商品として、飲食店や一般家庭における業務・一般用途での普及を目指します。

【商品概要】
商品名 :「GMIST Kitchen(ジーミスト キッチン)」
内容量 :300ml
発売日 :2019年7月26日(金)
販売価格:1,600円(税抜)
取扱店 :ジーミストオンラインショップ https://gmist.buyshop.jp/

【業務用除菌・消臭液「ジーミスト」の除菌効果について】
「ジーミスト」は、次亜塩素酸を主成分とし、市販される除菌・消臭液よりも効果の高い業務用除菌・消臭液です。さらに、特許取得済の独自製法により、一般的な次亜塩素酸水※1 と比較して、除菌・消臭効果が長く安定するという特徴を有しています。これまでの外部機関との実験により、菌を薬液に浸した場合(浸漬法※2)でのインフルエンザウイルスやノロウイルス、サルモネラ菌等に対する除菌効果を実証しています。
今回の実験では、厨房での使用を想定し、浸漬法に加えて、プラスチック製まな板にスプレーで噴霧した場合(噴霧法)における「大腸菌」、「黄色ブドウ球菌※3」、「セレウス菌(芽胞)※4」に対する除菌力を測定しました。また、消毒用アルコールは高価で、希釈して使用されることも多いため、薬液の濃度を分けて測定しました。その結果、浸漬法ではどの菌に対してもアルコール(エタノール)よりも優れた除菌効果を発揮しました。そして、実際の使用環境に近い噴霧法においても、大腸菌ではアルコールと同等、黄色ブドウ球菌およびセレウス菌(芽胞)ではアルコールより若干強い除菌効果が認められました。
浸漬法では、大腸菌ではエタノールと同等、黄色ブドウ球菌ではジーミストは低い濃度でも高い除菌効果を確認。セレウス菌に対してはエタノールではあまり除菌効果が見られなかったのに対し、ジーミストでは高い除菌効果を確認。
噴霧法でも、大腸菌および黄色ブドウ球菌に対して、エタノールと同等以上の除菌効果を確認。

【用語解説】
※1 次亜塩素酸水:塩酸または食塩水を電解することにより得られる次亜塩素酸を主成分とする水溶液。食品加工等の分野において洗浄・消毒用途で使用される食品添加物
※2 浸漬法:薬液等に一定時間浸しておく方法。今回の実験では30秒、1分、5分、10分に分けて除菌効果を測定した
※3 黄色ブドウ球菌:人や動物の手指や傷口などに広く生息する菌の一種。健康な人の20~30%が保菌しているといわれる。食品中で増殖すると、エンテロトキシンという毒素を発生し、食中毒の原因となる
※4 セレウス菌:土壌細菌の一種で、土中や動植物に広く生息している。食品中で熱に強い毒素を産生し、食中毒の原因となる

関連URL:https://www.kindai.ac.jp/bost/

浸漬法における「ジーミスト」の除菌効果

噴霧法における「ジーミスト」の除菌効果