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東大阪市、近畿大学薬学部、枚岡・河内・布施薬剤師会で「東大阪災害薬事サポーター養成に関する協定」を締結

2019.05.14

東大阪市と近畿大学薬学部、枚岡・河内・布施薬剤師会は、「東大阪災害薬事サポーター養成に関する協定」を締結します。

災害発生時、災害医療活動に従事する薬剤師は不足することが予想されます。そこで、薬剤師を目指し薬学的知識を積み上げている薬学部学生に向けて「災害薬事サポーター養成講習会」を開催し、災害医療及び薬事に関する知識を取得していただきます。
これにより、災害医療活動において、薬学的知識は必要だが薬剤師資格は必要でない業務は薬学部学生に、資格の必要な業務は薬剤師会会員にそれぞれ役割分担を図ることで、より充実した災害医療活動を行うことが可能となります。

なお、行政、大学薬学部及び薬剤師会の3者による災害薬事対策に関する協定の締結について、近畿圏では第一号となります。

【協定の目的及び要旨】
災害時に実施する災害医療活動のうち、救護所等での調剤業務等は薬剤師にしかできません。一方、医薬品の仕分け・保管管理等は、薬剤師資格は必要ありませんが、薬学的知識が無いと困難な業務です。これらの業務に従事する薬剤師を確保するため、市と枚岡・河内・布施薬剤師会は平成28年1月に災害医療協定を締結しました。しかし、会員薬剤師のみでは人材が不足する可能性があるため、薬学部学生に災害医療活動の一翼を担っていただければ、より充実した災害医療活動を行うことが可能となります。そこで、東大阪市、近畿大学薬学部、枚岡・河内・布施薬剤師会が連携して「東大阪災害薬事サポーター養成講習会」を開催し、災害薬事に関する知識を習得していただくための協定を締結します。
本協定により、市は災害発生時、必要に応じて近畿大学薬学部にボランティア募集の要請をし、可能な学生が医薬品集積所等での作業に従事します。
また、初年度は薬学部学生のみを対象としますが、今後は薬剤師会会員にも受講していただけるように体制を整備していきます。

【協定締結式の日時・場所】
令和元年5月30日(木) 13時~13時45分
東大阪市役所本庁舎10階 市長応接室

【当日のスケジュール】
(1)出席者の紹介
(2)協定の趣旨説明
(3)協定書への調印(サイン)
(4)写真撮影

【出席予定者】
・近畿大学薬学部 学部長 岩城 正宏(いわき まさひろ)
         医療薬学科 教授 伊藤 栄次(いとう えいじ)
・枚岡薬剤師会 会長 山岡 信也(やまおか しんや)
・河内薬剤師会、布施薬剤師会 会長 山下 正洋(やました まさひろ)
・東大阪市 野田 義和市長、川口 誠司副市長、立花 静副市長、
      鳥居 嘉弘危機管理監、島岡 正之健康部長

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