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近畿大学農学部 公開講座 2018 in 名古屋「農の恵みを守り、活かす~農業・農村の有する多様な役割~」「身近な食品の生活習慣病予防効果」

2018.10.01

昨年の公開講座の様子

近畿大学農学部(奈良県奈良市)は、平成30年(2018年)10月13日(土)、名古屋マリオットアソシアホテル(愛知県名古屋市)にて、「農学部公開講座」を開催します。

【講座の内容】
(1)「農の恵みを守り、活かす~農業・農村の有する多様な役割~」
講師:農学部農業生産科学科 准教授 大石 卓史(おおいし たかふみ)
衰退の危機にある日本の農業・農村ですが、農産物の生産以外にも多様な役割を担っています。将来にわたって、農の恵みを守り、活かしていくためには、どのような取り組みが重要となるのでしょうか。本講座では、生物多様性の保全や田んぼダムの役割に焦点をあて、関連する研究成果とあわせて紹介を行います。

(2)「身近な食品の生活習慣病予防効果」
講師:農学部食品栄養学科 教授 米谷 俊(こめたに たかし)
食の欧米化、運動不足の生活習慣などにより、生活習慣病が依然として増加しています。食品の機能性(栄養機能、嗜好機能、体調調節機能)は、日本が世界に先駆けて提唱した概念で、機能性食品の研究では日本が世界をリードしています。本講座では、研究で見いだされた身近な食品(みかん、柿など)の機能性についてお話しします。

【本件の概要】
■日  時:平成30年(2018年)10月13日(土)10:30~13:10(受付開始10:00)
■場  所:名古屋マリオットアソシアホテル 16階アイリス
      (愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4、JR「名古屋駅」から徒歩1分、
      名鉄・近鉄「名古屋駅」から徒歩2分)
■対  象:一般の方(定員160人、先着順、入場無料、申込不要)
■お問合せ:近畿大学農学部 公開講座担当 TEL(0742)43-1849

【開催の背景】
地球温暖化や水質汚濁、食糧難、食の安全など、現代社会が抱える諸問題を解決するための学問が「農学」です。その学問領域は広く、「食糧」「環境」「生命」「健康」という21世紀の人類が抱える問題を解決し、地球の新たな未来を切り開く、無限の可能性を秘めています。
近畿大学農学部は、6学科からなる総合的な学部として、半世紀にわたり、生物資源の品種改良や研究・開発、環境の修復・保全、生活習慣病の発症因子の解明など、産業的利用をはじめ、社会的な応用を意識した基礎から実学までの教育と研究を行っています。その研究・教育成果を社会に還元することを目的に公開講座を実施しており、生涯学習の機会とする方から科学に興味をもつ子どもたちまで、幅広い年齢層の方々にご参加いただいています。名古屋では平成25年度(2013年度)から開催しており、名古屋での受講者数は延べ1000人を超えました。

【講師プロフィール】
近畿大学農学部農業生産科学科 准教授 大石 卓史(おおいし たかふみ)
学   位:博士(地球環境学)
専門分野 :農業経済学・環境経済学
研究テーマ:環境保全型農業、農産物マーケティング、環境評価・環境経済、
      農山村振興、アグリビジネス
受 賞 歴:平成29年 第17回環境情報科学センター賞
            学術論文奨励賞
      平成29年 第15回林業経済学会奨励賞

近畿大学農学部食品栄養学科 教授 米谷 俊(こめたに たかし)
学   位:博士(農学)
専門分野 :食品機能学、栄養学
研究テーマ:食品成分や運動の生活習慣病(高血圧、糖代謝異常など)への影響、胎児期の栄養状態が
      成長後の生活習慣病発症に及ぼす影響
受 賞 歴:平成9年   日本生物工学会 論文賞
      平成12年 日本缶詰協会 技術賞
      平成16年 日本食品科学工学会技術賞

【関連リンク】
農学部農業生産科学科 准教授 大石 卓史(オオイシ タカフミ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/1245-oishi-takafumi.html

農学部食品栄養学科 教授 米谷 俊(コメタニ タカシ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/830-kometani-takashi.html

関連URL:https://www.kindai.ac.jp/agriculture/