HACCP管理者(R)の取得講習会と更新講習会を東大阪キャンパスで開催
2018.08.28
- 大学
- 生物理工
【本件のポイント】
●日本食品保蔵科学会がHACCP管理者養成のためのワークショップと教育コースを大阪で初めて開催
●HACCP講師資格を取得した江口陽子がワークショップを担当
●HACCP管理者認定委員長の泉秀実が教育コースの技術講演と更新試験を担当
【本件の概要】
HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)システムは、食品製造の場において、食品の安全性と工場の衛生を得るための最も有効な衛生管理法です。アメリカやEUでは、食品製造時の衛生管理の標準的な手法として、多くの食品分野で義務づけられています。日本では6月の食品衛生法の改正にともない制度化が決定し、3年以内に原則としてすべての事業者が「HACCPに基づく衛生管理」について計画を定めなければならないことになりました。このような状況のもと、HACCPシステムの運用を担う技術者に対するニーズは拡大し、HACCP管理者資格は産業界からも注目を集めています。
平成21年度に発足したHACCP管理者資格制度では、平成29年度までに全国で2,123名が取得し、平成26年度から開始した4年毎の更新制度では、全国で63名が更新しています。HACCP管理者資格認定に必要なワークショップと、HACPP管理者資格更新に必要なHACCP教育コースを初めて大阪で開催することになり、関西在住の学生および社会人にとって、HACCP管理者の取得と更新がしやすくなりました。
■日時:平成30年(2018年)8月30日(木)~9月1日(土)
■場所:近畿大学東大阪キャンパス ブロッサムカフェ ルームAおよびルームB
(大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
■対象:HACCP管理者取得を目指す方、更新される方
■主催:一般社団法人 日本食品保蔵科学会
【スケジュール】
HACCPワークショップ(管理者取得)
8/30(木)10:00~18:00 挨拶およびワークショップ(講義+演習)
8/31(金)10:00~18:00 ワークショップ(講義+演習)
9/1 (土) 10:00~17:00 ワークショップ(講義+演習)
HACCP教育コース(管理者更新)
9/1(土)14:30~17:00
(1)行政講演 「最近の食中毒事情と対策」
大阪健康安全基盤研究所 課長 小笠原 準 氏
(2)技術講演 「損傷菌と食品の安全性」
近畿大学生物理工学部 教授 泉 秀実
(3)更新試験 (本講演に関する3択問題10問)