教員紹介

畝川 憲之

畝川 憲之
教授
所属 国際学部 国際学科 グローバル専攻
学位 Ph.D(国際政治学)
専門 国際関係
ジャンル 各国事情/アジア・オセアニア
コメント 東南アジアおよびオセアニア(太平洋島嶼)地域の諸問題を研究。特に国家建設に焦点を当てており、東南アジア諸国の民族問題、島嶼諸国の経済開発、援助および外交関係を分析対象としています。
リサーチマップ https://researchmap.jp/read0204512

自己紹介

イギリス、オーストラリアの大学院で学び、シンガポールの研究機関に所属していました。専門分野は、国際政治、国際関係、東南アジアおよびオセアニア地域研究です。
東南アジア諸国の国家建設、特に多民族国家の国民統合という視点から、民族間関係の安定、ナショナリズム形成へ向けての諸政策、将来の方向性について研究を行ってきました。また、オセアニア諸国が抱える様々な問題についての研究も行っています。オーストラリアの外交政策から太平洋島嶼諸国の民族問題、経済開発まで、研究分野は広範囲にわたっています。現在は、「マレーシアおよびフィジーの教育政策と国民統合」、「太平洋島嶼地域をめぐる国際関係の変容」に強い関心を持っています。
海外を旅することが大好きです。行き先はいつも東南アジア、オセアニア諸国ですが、夏休みと春休みには研究を兼ねて必ず海外へと出かけています。東ヨーロッパ、北アフリカをゆっくりと時間をかけて旅することが夢です。

学生へのメッセージ

それぞれの目標へ向かって、強い意志を持って4年間しっかり進んで行きましょう。強い意志が道を開く!!国際学部でのみなさんの成長を楽しみにしています。

主要科目

東南アジア政治経済特論
オセアニアの現代社会事情

ゼミ紹介

東南アジア、オセアニア地域にはみなさんの知らないことがたくさんあります。私のゼミでは、これらの地域が抱える諸問題を、政治、経済、社会、文化といった様々な角度から考えて行きます。そして、広い視野を持って問題を分析する力を養成していきます。ゼミ学生には、是非、東南アジア、オセアニア地域へ実際に行ってもらいたいと思います。地域を知るためには、座学だけでなく、自分の目で見る、感じることが非常に重要です。

学歴/経歴

学歴

  • - 2009年
    シドニー大学大学院 国際政治経済学研究科
  • - 2009年
    University of Sydney School of Economics and Political Science
  • - 1997年
    甲南大学 文学部
  • - 1997年
    甲南大学 Faculty of Literature

経歴

  • 2019年10月 - 現在
    Philippine School of Business Administration Disaster Risk Management Unit 客員教授
  • 2018年4月 - 現在
    近畿大学 国際学部 教授
  • 2015年9月 - 2018年12月
    マレーシア国民大学 民族問題研究所 客員研究員
  • 2016年4月 - 2018年3月
    近畿大学 国際学部 准教授
  • 2008年4月 - 2016年3月
    大阪学院大学国際学部 准教授 Faculty of International Studies
  • 2004年4月 - 2008年3月
    大阪学院大学国際学部 講師 Faculty of International Studies
  • 2003年12月 - 2004年2月
    東南アジア研究所(シンガポール) 助手

研究活動情報

研究分野

  • 人文・社会, 国際関係論
  • 人文・社会, 政治学

研究キーワード

太平洋島嶼, マレーシア, 多文化主義, 国民統合, 民族, Multiculturalism, National Integration, Ethnicity

論文

  1. Japan’s struggle to sell its ideals in the Pacific
    畝川憲之
    The Strategist  2023年10月5日  [査読有り]
  2. Japan’s Role and Presence in the Changing Geopolitics of the Pacific Islands Region
    畝川憲之
    Asian Studies Review  1-19  2023年4月17日  [査読有り]
  3. A Case Study: Explaining the Price Collapse of Tongan Squash Export to Japan
    畝川憲之
    Asia-Pacific Journal of Rural Development  2022年  [査読有り]

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書籍等出版物

  1. 移民たちの太平洋――太平洋諸島をめぐる人の移動と国際制度―― , 畝川憲之 , 多民族国家オーストラリアの太平洋島嶼移民 ―ニューサウスウェールズ州ポリネシアン移民の社会経済的地位― , 多民族国家オーストラリアの太平洋島嶼移民 ―ニューサウスウェールズ州ポリネシアン移民の社会経済的地位― , アジア経済研究所 , 2023年3月
  2. ようこそオセアニア世界へ , 畝川憲之 , 教育――旧宗主国の影響と残された課題 , 教育――旧宗主国の影響と残された課題 , 昭和堂 , 2023年2月
  3. Ethnic Relations at School in Malaysia: Challenges and Prospects of the Student Integration Plan for Unity , 畝川 憲之 , Palgrave Macmillan , 2019年9月

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講演・口頭発表等

  1. Whither Japan's Diplomacy towards the Pacific Islands Region: Impact of Japan's FOIP-based Diplomacy on its Relationship with Pacific Island Countries , 畝川憲之 , 2023 the Annual Conference of Taiwanese Political Science Association , 2023年11月10日
  2. 太平洋島嶼地域の地政学的変容:中国のプレゼンス拡大とその影響 , 畝川憲之 , 日本国際フォーラム研究会『中露の勢力圏構想の行方と日本の対応―「中央アジア・コーカサス・大洋州・グローバルサウス」の含意―』 , 2023年11月3日
  3. Challenges of Japan’s FOIP-based Diplomacy: Its Impact on Japan's Presence in the Pacific Islands Region , 畝川憲之 , The 27th Annual Conference of the New Zealand Studies Association , 2023年6月29日

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MISC

  1. 知識探訪 国民車プロトンの行方 , 畝川 憲之 , The Daily NNAマレーシア版 , 2013年6月
  2. Juggling between Assimilation and Multiculturalism: Language and Education Policies for National Integration in Malaysia , Ph.D thesis submitted to the University of Sydney , 2009年
  3. Education Policies until the 1980s in Malaysia: Efficacy of an Assimilationism-type Approach for National Integration , International; Studies; Association of; Osaka Gakuin University , International Studies , 18 , 1 , 1 , 31 , 2007年

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  1. 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, フィジーの国民統合に関する研究:初等教育における民族間交流の可能性 , 近畿大学
  2. 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, 太平洋島嶼国における持続可能な開発目標(SDGs)の創造的適用に関する学際的研究 , 筑波大学
  3. 日本学術振興会, 科学研究費助成事業, マレーシアの国民統合に関する研究:RIMUPの成果と可能性

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