教員紹介

李 潤玉

李 潤玉
教授
所属 国際学部 国際学科 東アジア専攻
総合文化研究科
学位 博士(言語文化学)
専門 認知言語学
ジャンル 文化/本と文芸
コメント 我々人間が自身の経験・知識をどのように言語表現化しているのかを明らかにする、文化研究に通じる研究をしています。対象言語は主に韓国語、日本語、英語です。
リサーチマップ https://researchmap.jp/read0064388

自己紹介

韓国生まれ、韓国育ちです。大学を卒業して社会生活を10年余りした頃の世の中では、現在の「グローバル化」ではなく「世界化」が叫ばれていました。私も時代遅れになるまいと「井の中の蛙」ということわざを深く考えるようになりました。その結果選んだ道が日本への留学です。
留学で得たものは計り知れませんが、研究面においては認知言語学に出会ったことです。認知言語学は、私たち人間がこの世の中のモノや事象をどのように捉えているのか、を言語表現を観察することによって明らかにすることです。
私の主たる専門は認知言語学です。言語表現が国によって概念的に同じ部分と異なる部分が存在する事実を示し、そこから、私たち人間がこの世の中のモノや事象をどのように捉えているのか、という認識行為のメカニズムを明らかにすることにより、文化の同一性と相違性を浮き彫りにする研究をしています。

学生へのメッセージ

K-POPを自由に聴き、韓国ドラマを字幕なしに楽しむことが、韓国語を学びたい皆さんの大きな目的の一つでしょうが、言語とは、本来、我々の社会的・文化的精神が投影されていますので、文化が言語の基底に存在するものを観察しながら韓国語を勉強すれば、「言葉は文化を映し出す鏡」のようなものであることがよく理解でき、異言語と文化の学習がとても楽しくなります。ここで一緒に学んでから、将来、このグローバル社会に大きく飛び立っていきましょう。

主要科目

言語の仕組み
ビジネス韓国語
韓国近現代史
韓国語講読

ゼミ紹介

本ゼミは、皆さんが入学以来研鑽を積んできた韓国の言語または文化に関する卒業論文の作成、提出を目的とします。作成順序の内容は次の通りです。

3年次
1. 論文の書き方の基本を教員が説明する。
2. 各人が興味を持つ分野(言語、文化、歴史、翻訳など)を口頭発表する。
3. 参考文献を教員が紹介し、各人は最低一冊を読み通す。論文テーマの仮決定。4. 読書結果を互いに発表しあって、ディスカッション能力の向上と人の考えを聞く大切さを学習する。
5. 優秀論文と認定された先輩達の論文を読み、論文作成の実践練習を始める。

4年次
1. 各人が書き始めた原稿を適宜、教員に提出し、指導を受ける。
2. 時間割外の個人指導を徹底して教員が行う。

卒業論文は、皆さんが 4 年間学習し、習得してきた知識の総仕上げになることは勿論、皆さんが本学に在籍したことの証にもなるものであるから、満足のいく出来を目指し、学生・教員が一体になって行う作業であることを予め、認識しておく必要があります。

学歴/経歴

学歴

  • - 2003年
    大阪外国語大学 言語社会研究科
  • - 2000年
    大阪外国語大学 地域文化研究科
  • - 2000年
    大阪外国語大学
  • - 1998年
    大阪外国語大学 外国語学部
  • - 1998年
    大阪外国語大学
  • 大阪外国語大学

研究活動情報

研究分野

  • 人文・社会, 外国語教育, 認知言語学

研究キーワード

異文化理解, 言語文化, 外国語(韓国語・日本語・英語), メタファ, 概念, 認知

論文

  1. 韓国語・日本語助詞”e/ni”と”eul/wo”の交替現象に現れる我々の外界認識
    李 潤玉
    国際学部ジャーナル  (4)  1-12  2019年11月 
  2. 韓国語、日本語、英語表現の認知言語学的分析
    李 潤玉
    国際学部 ジャーナル  (2)  17-30  2017年11月 
  3. 言語文化による外国語教育ー韓・日・英語表現の認知言語学的分析ー
    李 潤玉
    韓国語教育研究  (7)  7-31  2017年9月  [招待有り]

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書籍等出版物

  1. 『近畿大学流コミュニケーション戦略』 , 李 潤玉 , 単訳 , 図書出版夏雨(発行国:韓国) , 2019年5月
  2. 『異言語間に共通する概念研究』ー日・韓・英語の助詞・前置詞を対象とする認知言語学的アプローチー , 李 潤玉 , 単著 , 図書出版夏雨(発行国:韓国) , 2018年9月
  3. 『分かりやすい解説・・韓国近現代史』 , 李 潤玉 , 単訳 , 図書出版 夏雨(発行国:韓国) , 2017年8月

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講演・口頭発表等

  1. 「助詞[e]と[reul]の交替現象にみる人間の外界認識」 , 李 潤玉 , 2018年度アジア韓国語文化教育研究学会 , 2018年6月29日
  2. 統語論的「状態動詞」に対する提言 , 李 潤玉 , 2010年韓国語教育国際学術会議 , 2010年12月
  3. 日本大学の韓国語文法教育の現状と改善案 , 李 潤玉 , 第20回国際韓国語教育国際学術大会 , 2010年8月

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受賞

  1. 2011年12月, 民間教育連盟, 2011年度異言語普遍化研究最優秀賞, 「統語・意味から見る韓国語の形容詞論再考」
  2. 2006年12月, 民間教育連盟, 2006年度教育図書最優秀賞, 『英語教師のための効果的な語彙指導法』

競争的資金

  1. 英・日・韓の認知文法