世界がキャンパス!! コロナ禍、ZOOMによるリアルタイム海外バーチャル留学を実施

2021.06.15

近畿大学理工学部(大阪府東大阪市)教育改革・学生支援プロジェクト「国際的学士・修士育成のための国際横断グローバルプロジェクト」において、コロナ禍、オンライン授業が続く理工学部応用化学科総合理工学研究科物質系工学専攻の学生を対象に、5月28日、リアルタイム海外バーチャル留学を行いました。オンラインツールであるZOOMを用いて、オーストリアのインスブルック大学研究員の上野那美博士と、リアルタイムで結び、上野博士の案内でインスブルック大学の図書館や大学キャンパス、インスブルックのマーケット、旧市街地を散策し、バーチャル海外留学を行いました。コロナ禍、オンライン授業が続き、閉塞感漂う学生生活において、"世界がキャンパス"を合言葉に、オンラインのメリットを生かし、学部・大学院学生のグローバル化・モチベーションアップを目指します。

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上野博士の案内でインスブルックをリアルタイム散策中

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           インスブルック大学本館          キャンパスから見たアルプス

  1. 本件のポイント
    ●コロナ禍、オンラインツールであるZOOMを用いることによりオーストリアのインスブルックへリアルタイム海外留学
    ● "世界がキャンパス"を合言葉に、リアルタイムで海外と国際交流
    ●日本に居ながらにして、海外との学術交流へと発展が期待され、学士・修士学生のグローバル化の促進が可能
  2. 本件の内容
    コロナ禍、オンライン授業が続く理工学部応用化学科の学部3年生、総合理工学研究科物質系工学専攻の博士前期課程1年生を対象に、科学技術英語(担当:応用化学科准教授 今井喜胤(よしたね)・中井英隆)などの時間を利用し、リアルタイム海外バーチャル留学を行いました。オーストリアと日本の時差は7時間ありますが、オンラインツールであるZOOMを用いて、オーストリアのインスブルック大学研究員の上野那美博士と、リアルタイムで結び、上野博士の案内でインスブルック大学の本部、図書館、キャンパスを見て回りました。その後、キャンパス街を出て、インスブルックのマーケット、旧市街地を散策するなど、バーチャル海外留学を体験しました。散策中、上野博士とリアルタイムで、海外での生活や研究生活などについて会話をするなかで、世界との近さを実感していました。実施後、アンケートを行いましたが、海外の様子をリアルタイムで見るのは初めてで面白かった、といった驚きの声や、日本だけでなく世界にも視野を広げてみたいと思います、など、モチベーションの変化を強く感じました。
  3. 研究支援
    本研究は、令和3年度近畿大学教育改革・学生支援プロジェクト助成金によって実施されました。
  4. 用語解説
    インスブルック大学:1669年に設立されたオーストリアの大学。16学部と83の学科で構成されて、学生数は、27000人。