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産官学連携商品の芋かりんとう「へぐりんとう」を新発売 近畿大学農学部生がサツマイモを生産し、文芸学部生がパッケージをデザイン

2021.12.15

  • 文芸

芋かりんとう「へぐりんとう」

近畿大学農学部(奈良県奈良市)は、奈良県平群町と、オリジナル菓子の直営店を展開する株式会社奈良祥樂(奈良県斑鳩町)との産官学連携により、農学部生が生産したサツマイモを使った芋かりんとう「へぐりんとう」を企画・開発しました。令和3年(2021年)12月21日(火)から、道の駅 大和路へぐり くまがしステーションなどにて、数量限定で販売します。

【本件のポイント】
●サツマイモの甘みを生かした芋かりんとうを産官学連携で開発し、数量限定で販売
●農学部生がサツマイモの生産と商品名の考案を、文芸学部生がパッケージのデザインを担当
●学生は農産物の生産から加工、流通、販売までを実学で学び、アグリビジネス(農業関連産業)のプロをめざす

【本件の内容】
近畿大学農学部農業生産科学科は、「アグリビジネス実習」(実習主担当:准教授 大石 卓史)の一環として、奈良県平群町、株式会社奈良祥樂と連携し、サツマイモを使用した芋かりんとう「へぐりんとう」を企画・開発しました。サツマイモの甘みを生かしつつ、食べやすい短冊形に仕上げた芋かりんとうで、サツマイモ、こめ油、粗糖などの原材料には、すべて国産のものが使われています。商品化にあたり、アグリビジネス実習を受講している農学部農業生産科学科の3年生がサツマイモ(生産地:奈良県平群町、品種:金時いも)の生産と商品名の考案を、文芸学部文化デザイン学科(担当:准教授 後藤 哲也)の3年生がパッケージデザインをそれぞれ担当しました。パッケージは、かりんとうの形や芋の色を様々なパターンで表現した、どの世代にも受け入れられるようなモダンで和風のデザインです。株式会社奈良祥樂や平群町役場の方々と共に、商品のメインターゲットや販売方法、商品名、パッケージデザインなどについて打ち合わせを重ね、今回の商品化が実現しました。

【商品概要】
商品名 :へぐりんとう
販売開始:令和3年(2021年)12月21日(火)※ 売切次第終了
販売店 :道の駅大和路へぐり くまがしステーション、祥樂(詳細は下記参照)
価  格:410円(税込)
内容量 :90g
お問合せ:株式会社奈良祥樂(担当:植田)
     TEL(0745)74-0526

【販売店】
■道の駅大和路へぐり くまがしステーション
住  所:奈良県生駒郡平群町平等寺75-1
     (近鉄生駒線「平群駅」から徒歩約10分)
営業時間:8:30~17:00 年末年始のみ休業
販売数量:400個(予定)

■祥樂 法隆寺本店
住  所:奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺1丁目7-24
     (JR関西本線「法隆寺駅」から徒歩約15分)
営業時間:10:00~17:00 水曜定休
販売数量:60個(予定)

■祥樂 近鉄奈良駅店
住  所:奈良県奈良市東向中町2
     (近鉄奈良線「近鉄奈良駅」Time's Place内)
営業時間:9:00~20:00 年中無休
販売数量:60個(予定)

【近畿大学と平群町の包括連携協定】
近畿大学と平群町は、平成25年(2013年)に「アグリビジネス実習」に関する業務委託契約を締結し、農学部農業生産科学科の実習を平群町内に設置した実習圃場で行うなど、農業・食品関連分野を中心とした連携を実施しています。平成29年(2017年)1月には包括連携協定を締結し、平群町の有する豊かな自然環境、歴史、文化と、14学部48学科を有する本学の知見を生かして、まちづくりや文化学術振興など様々な分野でさらなる連携を進めています。

【株式会社奈良祥樂】
株式会社奈良祥樂は、古都奈良を拠点とし、独自ブランド商品の「らほつ饅頭」「奈良県産ひのひかり米粉ロール」をはじめとした菓子類の企画・製造・販売や直営店の経営などを行っています。奈良祥樂の「祥」という言葉には「きざし」、特に「吉事のしるし」という意味があります。拠点としている奈良はさまざまな食物や文化が集結し、また発信地となったシルクロードの終着点です。その終着点から再び「日々の暮らしに楽しい予感を・・・奈良からの贈り物」をコンセプトに、お菓子を通して楽しく心豊かなひとときをお届けします。
所在地 :奈良県生駒郡斑鳩町龍田2-2-11
店  主:長瀬 裕一
事業内容:菓子製造・企画・販売・流通卸・直営店舗展開
URL  :http://nara-shogaku.jp/index.html

【アグリビジネスマイスター認定制度】
近畿大学農学部農業生産科学科は、これからの農業・アグリビジネスを担う人材育成を目的に、平成23年(2011年)4月にアグリビジネスマイスター資格認定コースを開設しました。生物現象の知識に加え、農産物の生産から加工、流通・販売までをトータルに学修することで、課程修了後にマイスターの称号が農学部から与えられます。特徴的な科目としては、アグリビジネス実習、アグリビジネス起業論、農業実習等が挙げられ、農業の6次産業化※ をはじめとして、様々な先端かつ重要なテーマの学びを深めるため、学外組織(農業法人、食品企業、自治体等)とも積極的に連携しています。これまでに計265人を認定しており、卒業生は、自ら就農するほか、農協や農機具メーカー、食品会社等に就職し、農業やアグリビジネスに貢献しています。
※ 農業等の1次産業が生産に加え、農産物の加工や流通・販売等も手がけること

【アグリビジネス実習】
近畿大学農学部農業生産科学科では、アグリビジネスマイスター認定制度を開設しており、その一環で3年生を対象にアグリビジネス実習(通年、実習主担当:准教授 大石 卓史)を行っています。本実習では、奈良県平群町の耕作放棄地を再生した圃場を中心に、農産物の作付け計画から栽培、管理、収穫、そして加工や販売までを一貫して学んでいます。産官学連携商品の開発にも積極的に取り組んでおり、令和3年(2021年)度は42人の3年生がアグリビジネス実習を受講しています。

【関連リンク】
農学部 農業生産科学科 准教授 大石 卓史(オオイシ タカフミ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1245-oishi-takafumi.html
文芸学部 文化デザイン学科 准教授 後藤 哲也(ゴトウ テツヤ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1483-goto-tetsuya.html

農学部
https://www.kindai.ac.jp/agriculture/
文芸学部
https://www.kindai.ac.jp/lit-art-cul/

Newscast本記事:https://newscast.jp/news/7736171