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卒業生と協力し医療用フェイスシールドを3Dプリンタで製作 東広島記念病院に100個寄贈

2020.05.21

3Dプリンタでの製作の様子(左)、医療用フェイスシ-ルド(右)

近畿大学工学部(広島県東広島市)は、卒業生が代表取締役を務める有限会社日本プラント設計(広島県呉市)と連携し、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための医療用フェイスシールドを学内の3Dプリンタで製作しました。令和2年(2020年)5月26日(火)、広島県東広島市にある東広島記念病院に100個を寄贈します。

【本件のポイント】
●医療用フェイスシールドを学内の3Dプリンタで製作し、東広島記念病院に無償提供
●卒業生が代表取締役を務める企業と連携し、ロボティクス学科の教員が製作に協力
●工学部ならではのものづくり技術を活用して、地域貢献活動を実施

【本件の内容】
近畿大学工学部は、卒業生であり有限会社日本プラント設計の代表取締役を務める高下 朋彦氏の依頼を受け、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための医療用フェイスシールドを学内の3Dプリンタで製作しました。
有限会社日本プラント設計は、3D設計や3Dプリンタによる試作品の製作などを事業として行っており、ウイルス等の飛沫から医療従事者を保護するため、高下氏がフェイスシールドの固定フレームを設計。不足する医療用ゴーグルの代用品として量産するため、母校である本学に製作協力の依頼がありました。本学も新型コロナウイルス感染症拡大のなかで、ものづくり技術を生かした理系学部ならではの地域貢献活動を模索していたことから、この依頼を受け入れ、ロボティクス学科長で教授の黄 健(コウ ケン)が学内の3Dプリンタ6台を使って無償でフレームを製作しました。
今回製作した医療用フェイスシールドは、固定するビニールシートを交換するだけで、繰り返し使用することが可能となっており、令和2年(2020年)5月26日(火)広島県東広島市にある東広島記念病院に100個を寄贈します。

【開催概要】
日 時:令和2年(2020年)5月26日(火)15:00
場 所:医療法人社団ヤマナ会 東広島記念病院
   (広島県東広島市西条町吉行2214、JR山陽本線「西条駅」から車で約5分)
出席者:近畿大学工学部ロボティクス学科 学科長 教授 黄 健(コウ ケン)
    東広島記念病院 理事長 山名 二郎、事務局長 古田 謙太

【近畿大学の新型コロナウイルス感染症に対する社会貢献活動】
近畿大学は、世界で猛威をふるう新型コロナウイルス感染症について、14学部48学科を擁する総合大学としての研究力を結集し、全教職員から関連研究や支援活動の企画提案を募り、全学部横断的に感染症対策に取り組む「"オール近大"新型コロナウイルス感染症対策支援プロジェクト」が、令和2年(2020年)5月15日から始動しました。今後、全教職員から集めた関連研究や支援活動から採択したものを、全学をあげて実行してまいります。

【関連リンク】
工学部 ロボティクス学科 博士(医学、工学) 黄 健 (コウ ケン)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/390-kou-ken.html

関連URL:https://www.kindai.ac.jp/engineering/