奈良病院栄養部×附属農場 病院食で附属農場産『近大マンゴー』を提供
2019.07.31
- 近大病院
- 附属農場
近大マンゴーを添えたミルクゼリー
【本件のポイント】
●附属農場と当院栄養部職員との連携企画
●本学附属農場で栽培された食材を使用し、総合大学の利点を活かした独自の病院食を提供
●食材情報も提供し、患者様が病院食を通じてお楽しみいただけるよう演出
【本件の内容】
近畿大学奈良病院栄養部は、患者様にお食事を提供し、治療の一環としての栄養のみならず、心の『栄養』をご提供させていただきたいと考えています。治療による制限、大量調理による制約、食材の管理、食費の管理など考慮すべき点が多々ある中、食事提供に関わる管理栄養士、調理師、調理員も『毎日食べたい』と思う食事をめざし、平成28年(2016年)4月から、総合大学の利点を活かした当院病院食の満足度向上のための取り組みをスタートしました。
今回は、本学附属農場と連携し、附属農場で栽培した「近大マンゴー」を、奈良病院の昼食メニューとして、ミルクゼリーに添えて提供します。濃厚な甘みの詰まったマンゴーを提供し、入院生活の中にも季節感のある楽しい食事を演出します。
【開催概要】
日 時:令和元年(2019年)8月5日(月)12:00~
場 所:近畿大学奈良病院(奈良県生駒市乙田町1248-1、近鉄生駒線「東山駅」から徒歩約10分)
対 象:入院患者様 約300人(一部、特別な食事制限が必要な患者の方を除く)
お問合せ:近畿大学奈良病院 栄養部(担当 菅野(すがの)) TEL(0743)77-0880
【当院栄養部のこれまでの取り組み】
(1)食器の検討
彩り・素材などを考慮し、食事がよく映えるよう新規食器を検討しました。
(2)季節献立のメッセージ作成
二十四節気のメッセージの他、近畿大学農学部の学生が月3回、旬の食材や季節の献立の紹介を兼ねたメッセージを作成。食事とともに配膳し、使用食材の情報提供を行っています。
(3)農学部で採取された農作物の提供
農学部の学生が採取したズッキーニ、スペアミント、じゃがいも、玉ねぎ、ミニトマトなどを使用しています。
(4)附属農場で栽培された農作物の利用
・近大みかんや近大みかんジュースを提供
・近大みかんを使用したデザートや献立を提供しています。
(5)地産地消食材の提供
平群町や奈良県と協同し、大和たちばなや紫ししとうなどの『大和野菜』や平群産ピオーネなどの特産物を、手作りメッセージとともに提供しています。
【近大マンゴーについて】
近畿大学附属農場湯浅農場ではアーウィンという品種のマンゴーを栽培し、「近大マンゴー」として販売しています。この「近大マンゴー」は、果実が熟すと表皮が赤色にまり、重さは約300~600gに成長します。「近大マンゴー」は、市場に国内産のアーウィンが多数出回る時期より少し遅く収穫できるよう、加温する時期と温度を工夫しています。そのため、夏の日差しをたくさん浴び、なめらかな口当たりで濃厚な甘みのマンゴーになっています。