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近畿大学アンチエイジングセンター第25回市民公開講座 しなやかで健康な体を求めて―見直される食品成分―

2019.06.14

  • センター

昨年の公開講座の様子

近畿大学アンチエイジングセンター(大阪府東大阪市)は、令和元年(2019年)6月29日(土)東大阪キャンパスにて、「しなやかで健康な体を求めてー見直される食品成分ー」をテーマに、第25回市民公開講座を開催します。

【講演内容】
講演 1:「体のしなやかさを保つ機能性素材―エラスチン―」
講 師:近畿大学農学部・准教授 竹森久美子
内 容:エラスチンは、動脈や肺、皮膚などの伸展性に富んだ組織に多く存在するタンパク質です。エイジングや様々な疾患によりエラスチンが変性・分解を受けると、体がしなやかさを失い、動脈硬化や肺気腫のような病気だけでなく、皮膚のしわやたるみなど、様々なトラブルを引き起こします。今回の講座では、体のしなやかさを維持するための新しいサプリメントとしての利用を目指して、エラスチンペプチドの有効性について、実験モデルを使って調べた取り組みについて紹介します。

講演 2:「健康・長寿に役立つ大豆のチカラ」
講 師:近畿大学農学部/近畿大学アグリ技術革新研究所・教授 森山 達哉
内 容:味噌や醤油、豆腐、納豆、豆乳などに利用され、日本食にとって欠かすことのできない食材である
「大豆」は、古くから日本人の食生活に大切な役割を担ってきました。これまでの研究で、
    この大豆にはさまざまな栄養成分や健康機能性成分が含まれていることが分かってきました。
    これらの成分は、人々の健康や長寿に大いに役立つ可能性を有しており、
    改めて世界中で注目されています。この大豆の古くて新しい機能性について紹介し、
    皆さんの健康な食生活に役立つ情報をお伝えします。

【開催概要】
日  時:令和元年(2019年)6月29日(土)13:00~15:20
                    (12:30より受付開始)
場  所:近畿大学東大阪キャンパス C館1階 101教室
     (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
対  象:一般の方(定員先着250人、入場無料)
申込方法:住所、氏名、人数を明記のうえ、メールまたはFAXで下記宛先へお申込み
お問合せ:近畿大学 アンチエイジングセンター
     TEL(06)4307-3097 FAX(06)6729-3577
     E-mail:antiaging@itp.kindai.ac.jp

【開催の背景】
近畿大学アンチエイジングセンターでは、国民の第一の財産である健康を守り、健康寿命を延ばし、生き生きとした社会を創るため、学術的研究のみならず、市民公開講座、スポーツ教室の他、講演会や研究会を通じて市民の健康増進に貢献しています。

【講師プロフィール】
近畿大学農学部 准教授 竹森 久美子(たけもり くみこ)
学   位:博士(医学)
専門分野 :栄養生理学・実験病理学
研究テーマ:日々の食生活を通じての健康維持とアンチエイジングを目指し、
      エラスチン投与が皮膚や血管の組織伸展性に及ぼす影響についての研究に取り組んでいます。

近畿大学農学部/近畿大学アグリ技術革新研究所 教授 森山 達哉(もりやま たつや)
学   位:博士(農学)
専門分野 :食品分子機能学
研究テーマ:大豆や果物、野菜等の農作物に含まれる食品成分の抗肥満効果などの健康機能性と
      アレルゲン性について研究しています。
      特に最近は、食物アレルギーやアレルゲンを中心に研究しています。

関連URL:https://www.kindai.ac.jp/antiaging/