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事務手続のペーパーレス化に向けて 大学初、在学生の学費の納入が納付書なしで振込可能に

2019.04.04

  • 大学

学費納付書を電子化

近畿大学(大阪府東大阪市)は株式会社NTTデータ関西(大阪府大阪市)と協働し、平成31年(2019年)4月5日(金)から新たな学費納入用WEBサイトを稼働させ、在学生の学費納入に際して、インターネットバンキングを活用して納付書なしで振り込みが可能となる新たな方法を導入します。
これによって、大学としては初めて学生への学費納付書の送付を廃止し、学生・保護者の利便性を高めるとともに、諸手続のペーパーレス化を進めます。

【本件のポイント】
●学費の振り込みに際し、インターネットバンキングを利用した納付書不要の方法を導入
●学生・保護者の利便性向上のため、諸手続のペーパーレス化に取り組む
●Fintech※ を活用することで手入力が不要になり、データ管理の作業とコストを大幅に削減可能
※金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語。
金融サービスと情報技術を結びつけたさまざまな革新的な動きを指す。
出典:https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/kess/i25.htm/ 日本銀行

【本件の背景】
これまでは、大学から前期と後期の年2回(新入生は年1回)、在学生全員に学費納付書を郵送し、学生・保護者はそれを持って銀行窓口・ATMもしくはインターネットバンキングで学費を振り込む必要がありました。昨年度は、在学生約34,600人に納付書を発行するために、印刷費用や発送費用として約1,350万円ものコストが発生していました。また、従来の方法では、振込時に学生・保護者が氏名、学籍番号、振込金額を手入力した場合に入力ミスが発生することがあり、その修正・確認作業にも大きな労力がかかっていました。

【本件の内容】
新たに導入する方法では、紙で運用していた学費納付書を電子化し、学生・保護者用ポータルサイトとインターネットバンキングを連携させることで、振込時の氏名、学籍番号、振込金額の入力が不要になります。PCだけでなくスマートフォンにも対応しており、学生・保護者にとっては学費納入の利便性が向上するというメリットがあります。
平成31年度(2019年度)前期は、まずは経営学部と短期大学部の在学生約4,000人(新入生を除く)を対象に導入し、問題なく稼働することが確認できれば、後期から東大阪キャンパスの全学部生へと対象範囲を広げる予定です。
今回の導入によって、学生・保護者の利便性が向上するとともに、大学側にとっても事務合理化とコスト削減が可能になるため、今後さらなる学生サービスの向上に取り組んでまいります。

【手続方法の詳細】
近畿大学の学生・保護者用ポータルサイト「近大UNIPA(ユニパ)」にログインし、大学指定銀行のインターネットバンキングサイトへ接続して学費を振り込みます。また、学費納付書をダウンロードし、従来通り金融機関の窓口・ATM等から振り込む方法も選択可能です。
2019年度学費納入期限:前期5月14日、後期10月15日

関連URL:https://www.kindai.ac.jp/

学費納入手続の流れ.pdf