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小学生に福富町の魅力やものづくりの楽しさを伝える 自然観察教室&田舎暮らし体験開催

2019.02.27

前回の自然観察教室の様子

近畿大学工学部(広島県東広島市)建築学科准教授の谷川大輔とゼミ生および広島大学附属福山中・高等学校の理科教諭 大方祐輔氏が協同し、平成31年(2019年)3月24日(日)、星降るテラス(東広島市)にて、小学生対象の「自然観察教室と田舎暮らし体験」を開催します。

【本件のポイント】
●近畿大学工学部と広島大学附属福山中高教諭が協同し、小学生向け体験イベントを開催
●自然観察や工作を通じて、小学生に福富町の自然の魅力や理科の楽しさを伝える
●学生が再建したかまどや囲炉裏を使い、福富町産の野菜を使った料理を振る舞う

【本件の概要】
当活動は、広島大学附属福山中・高等学校の福富町にゆかりのある大方氏と本学工学部建築学科の谷川ゼミが、自然観察や工作などを通じて、小学生にものづくりの楽しさを実感してもらう目的で企画し、平成30年(2018年)8月に続き今回で2回目の開催となります。
自然観察教室では、春の草花や生き物を採集し、顕微鏡を手作りして観察を行います。会場である「星降るテラス」は、本学の建築学科の学生らが取り組む「空家再生プロジェクト」の一環で改修した築100年超の空家古民家で、日本文化や田舎暮らしを体験できる場所としても活用できるよう、クラウドファンディングで集めた資金を使い、土間・かまど・囲炉裏・五右衛門風呂の再建を行った建物です。
今回は、昔の田舎の台所での炊飯や料理の様子をイメージすることができる田舎暮らし体験として、大学生がかまどや囲炉裏を使って炊飯・調理し、参加者に昼食を振る舞います。

■日  時:平成31年(2019年)3月24日(日)10:00~15:00
■場  所:星降るテラス(広島県東広島市福富町下竹仁1240)
■対  象:小学3~6年生の児童と保護者 10組 20~30人程度(先着順)
■参加費用:1人 500円(昼食費、保険料含む)
■申込方法:3月20日(水)までに、メールで申込 E-mail:tanikawa@hiro.kindai.ac.jp

【近畿大学×福富町 古民家"星降るテラス"プロジェクト】
近畿大学広島キャンパスから程近い東広島市福富町は、中山間地域に位置し、人口の少ない地域であり、最近ではより過疎化が進み、空き家が多くなっています。本学工学部建築学科准教授の谷川大輔は、移住定住促進、中山間地域における人口減少の歯止め、空き家問題の方策を考えることを目的に、平成27年(2015年)に福富町にある築100年を超える古民家を私財で購入し、地域ぐるみのプロジェクトを開始しました。

空家古民家のリノベーションの過程では、建築学科の学生と共に建物の調査、改築の提案、内部の解体を進め、地域住民の方々と連携して建物の利用イメージなどを検討するワークショップを重ねました。福富町ではきれいな星空が見えるため、この活動を「近畿大学×福富町 古民家『星降るテラス』プロジェクト」と名付け、日本文化や田舎暮らしを体験できる場所としても活用できるよう、クラウドファンディングで集めた資金を使い、段階的に土間・かまど・囲炉裏・五右衛門風呂の再建を行っています。住民の方々とのワークショップ、および古民家の改修作業は学生にとって最良な学修環境になっています。

【関連リンク】
工学部建築学科 准教授 谷川 大輔(タニカワ ダイスケ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1146-tanikawa-daisuke.html

関連URL:https://www.kindai.ac.jp/engineering/