地域の声に応え学生が空家再生に尽力 志和地域に老若男女が集う公園や施設を整備
2019.02.15
- 工
二宮神社「志和みはらし公園」の納屋
【本件のポイント】
●地域の要請を受け、建築学科の学生が公園施設の整備に取り組む地域貢献活動
●国際共同研究の一環として、広島大学大学院の外国人留学生も参加
●学生は車いす対応トイレの設計や漆喰塗装を行い、実践的に建築を学ぶ機会
【本件の概要】
近畿大学工学部建築学科准教授の谷川大輔と同学科の学生は、東広島市にある二宮神社の依頼で、平成28年(2016年)から神社敷地内に「志和みはらし公園」を整備し、また境内にある空き家となっていた納屋を集会施設に再生・改修する活動に取り組んでいます。これは、市立西志和小学校の児童からの「志和町に公園がほしい」という要望を受けて、同市志和町の西志和まちづくり自治協議会が中心となり始まった、公園整備計画の一環で、これまでに二宮神社内で休憩スペースとして利用できる東屋の設置などを行ってきました。現在は主に納屋の改修に取り組み、家族連れや地域高齢者のための車いす対応トイレの設置を進めており、介護施設を視察し利用者の意見を聞きながら設計を行っています。
今回は、広島大学大学院の外国人留学生もこの取り組みに参加し、本学学生とともに納屋の壁に漆喰塗装を行います。今後はさらに増築も予定しており、住民参加型のマルシェの開催など、地域内外から人の集まる地域のコミュニティ拠点としての再生をめざしています。
■日 時:平成31年(2019年)2月24日(日)・25日(月)10:00~16:00
■場 所:二宮神社(広島県東広島市志和町別府2456)※駐車場有
■参加者:近畿大学工学部建築学科学生10人、広島大学大学院生1人
【関連リンク】
工学部建築学科 准教授 谷川 大輔(タニカワ ダイスケ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1146-tanikawa-daisuke.html