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法学部寄附講座 開講 不動産を通じて社会・経済を理解する

2018.09.12

近畿大学法学部(大阪府東大阪市)は、平成30年(2018年)9月19日(水)から、寄附講座「特別講義B(不動産鑑定)」(全15回)を開講します。本講義は本学の学生を対象とした寄附講座として開講し、講師がリレー方式でそれぞれ講義を担当します。

【本件のポイント】
●寄附講座を開催し、様々な方面で活躍する法学の実務家がリレー式に全15回で講義
●不動産鑑定に係る知識の習得や、法務領域との関わりを見据えた講義を開講
●学生たちの専門科目や他の授業科目への理解を深め、今後の学習に活かす

【本件の概要】
近畿大学法学部は、平成30年(2018年)9月19日(水)から公益社団法人大阪府不動産鑑定士協会のもと、不動産鑑定士を講師としてお招きし、寄附講座として「特別講義B(不動産鑑定)」を開講します。本講座は、不動産鑑定士の講師陣の豊富な実務経験から得られた不動産鑑定や関連法規に関する知識や考え方を学生に伝え、今後の学習の参考に資することを目的としています。
不動産は、法(法的権利)と経済(潜在価値)が融合した物で、人間の生活と活動に欠くことのできない基盤であり、アベノミクス、少子高齢化、インバウンド効果、自然災害、東京五輪、各種法規制等、あらゆる事象の影響を受け、不動産価格は地域的、個別的に形成されています。今回の講座では、実務家である不動産鑑定士が15回にわたって不動産鑑定の基礎と派生する応用テーマをわかり易く解説し、不動産を通じて社会・経済を理解することの意義をお伝えします。また、競売、倒産・企業再生、賃料訴訟等における鑑定評価業務を紹介し、不動産鑑定士が法務領域、当事者(裁判官・弁護士・依頼者)とどの様に関わっているかについてもお伝えします。

【初回講義】
■日時:平成30年(2018年)9月19日(水)13:15~14:45
■場所:近畿大学東大阪キャンパス 20-1教室(20号館1階)
    (東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
■対象:近畿大学法学部 学生

【全15回講義内容】
■日時:平成30年(2018年)9月19日(水)~平成31年(2019年)1月23日(水)
    毎週水曜日3時限目(13:15~14:45)
    ※10月10日(水)・11月28日(水)・12月26日(水)・1月2日(水・祝)は除く
9/19  ガイダンス
     不動産価値の本質とその価格の特徴(土地と人間との関係) 不動産鑑定士 松永 明

9/26  不動産の種類とその価格の種類
   (不動産価格を決定する2つの要素) 不動産鑑定士 中村光伸

10/3  不動産の価格形成要因1
   (価格形成要因が不動産価格に与える影響とは?) 不動産鑑定士 来島 裕

10/17 不動産の価格形成要因2
   (土地建物等についての具体的な価格形成要因) 不動産鑑定士 関敦生

10/24 不動産の価格に関する諸原則
   (一般経済原則と不動産特有の経済原則とは) 不動産鑑定士 福嶋千恵子

10/31 不動産の価格メカニズム1
   (費用性からの価格アプローチ、原価方式) 不動産鑑定士 髙島康徳

11/7  不動産の価格メカニズム2
   (市場性からの価格アプローチ、比準方式) 不動産鑑定士 藤井 稔

11/14 不動産の価格メカニズム3
   (収益性からの価格アプローチ、収益方式) 不動産鑑定士 山際智裕

11/21 不動産の賃料メカニズム
   (新規賃料と継続賃料およびその賃料額決定要素) 不動産鑑定士 深澤俊男

12/5  不動産投資と価格決定の実際
   (平成バブル崩壊から現在までの概説) 不動産鑑定士 遠山直樹

12/12 あなたの知らない法務鑑定の世界
   (競売、倒産・企業再生、賃料争訟、借地非訟における鑑定) 不動産鑑定士 木村恵子

12/19 税制からみた不動産価値
   (不動産の保有税、取得税、譲渡税、相続税等) 不動産鑑定士 吉田良信

1/9  不動産鑑定と不動産取引
   (不動産鑑定の知識は、あらゆる不動産取引の役に立つ) 不動産鑑定士 小川哲男

1/16  リノベーションとコンバージョン
   (古民家再生は不動産の付加価値になるか) 不動産鑑定士 渡辺直人

1/23  「不動産」の知識は、人生の羅針盤
   (まずは興味を持つことから始めよう!) 不動産鑑定士 赤澤禎信

関連URL:https://www.kindai.ac.jp/law/