NEWS RELEASENEWSRELEASE

農学部で「酒類についてのセミナー」開催 大阪国税局と連携し、酒類の製造や市場動向等を学ぶ

2018.06.07

産官学連携により開発した日本酒「平群」シリーズ

近畿大学農学部(奈良県奈良市)は、平成30年(2018年)6月14日(木)、奈良キャンパスにて大阪国税局と連携して「酒類についてのセミナー」を開催します。

【本件のポイント】
●大阪国税局と連携し、農学部の学生を対象とした「酒類についてのセミナー」を開催
●日本酒を中心とした酒類の製造や市場動向等について学ぶ機会を提供
●セミナーを通してアグリビジネス(農業関連産業)に関する見識を深め、今後の研究や商品開発・販売促進活動につなげる

【本件の概要】
近畿大学農学部は、大阪国税局との連携のもと、「酒類についてのセミナー」を奈良キャンパスにて開催します。農学部はこれまで、農業生産科学科のアグリビジネス実習の一環として、八木酒造株式会社(奈良県奈良市)、奈良県平群町と連携し、産官学連携による日本酒「平群」シリーズの商品開発および販売促進活動を実施してきました。
今回は、日本酒を中心とした酒類の製造や市場動向等をテーマとしたセミナーを開催し、学生たちのアグリビジネスに関する見識を深める機会とします。さらに、酒類に関連した今後の研究の発展や、商品開発・販売促進活動等へつなげる役割も果たします。

■日 時:平成30年(2018年)6月14日(木)13:00~14:00
■場 所:近畿大学奈良キャンパス 207教室
     (奈良県奈良市中町3327-204、近鉄奈良線「富雄駅」からバス約10分)
■講 師:大阪国税局課税第二部酒類業調整官 安保 泰三(あぼ たいぞう)氏
■テーマ:我が国における日本酒を中心とした酒類の製造・消費、海外への酒類の輸出の動向等
■対 象:近畿大学農学部生(全学科・全学年)

【アグリビジネスマイスター認定制度について】
時代とともにアグリビジネスの形態も大きく変化し、作物を作って終わりではなく「いかに売れるものを作っていくか、付加価値を高めていくか」という発想の転換が求められてきています。
そのような社会のニーズに応える人材の育成を目的に、近畿大学農学部農業生産科学科では、アグリビジネスマイスター認定制度を平成23年(2011年)4月に開設しました。特徴的なカリキュラムとして「アグリビジネス実習」、「アグリビジネス起業論」、「農業実習」などが挙げられます。認定された学生には、生物現象の知識とともに、農産物の生産から加工、販売までをトータルに学修した証として、近畿大学農学部からマイスターの称号が与えられます。これまでに計142人を認定しており、卒業生は自ら就農するほか、農協や農機具メーカー、食品会社などに就職し、アグリビジネスに貢献しています。

【アグリビジネス実習について】
アグリビジネスマイスター認定取得のための必修科目「アグリビジネス実習」では、奈良県平群町の耕作放棄地を再生した圃場を中心に、農産物の生産から加工、販売までをトータルに学びます。学生たちが自らの生産計画に基づき栽培・収穫した農産物は、平群町の道の駅「大和路へぐり くまがしステーション」にて定期的に販売しています。また、実習を通じた産官学連携により、様々な商品開発も行っています。

■おもな産官学連携商品
平成26年(2014年)度:日本酒「平群」シリーズ(純米大吟醸平群、純米酒平群)
             八木酒造(株)、奈良県平群町と共同
平成27年(2015年)度:金時いもジェラート「へぐりっこ」
             (株)テンダーボックス、奈良県平群町と共同
平成28年(2016年)度:「近大農学部平群実習農場産芋ジェラート(金時いも)」
             (株)近鉄リテーリング、(株)テンダーボックス、奈良県平群町と共同
平成29年(2017年)度:ほし芋「みんながほしいもん」
             (株)奈良祥樂、奈良県平群町と共同

学生は原材料となる農産物の生産に加え、商品のデザインやPR・販売促進などにも関わっています。

関連URL:http://www.kindai.ac.jp/agriculture/