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建築学部特別講演会 「本×建築、建築文学、本に出会う場所」を開催

2018.05.10

  • 図書館
  • 建築

建築家の青木淳氏

近畿大学建築学部(大阪府東大阪市)は、平成30年(2018年)5月24日(木)、東大阪キャンパスにて建築家の青木淳氏を招き「本×建築、建築文学、本に出会う場所」をテーマとした読書会形式の特別講演会を開催します。

【本件のポイント】
●建築家・青木淳氏による読書会形式の特別講演会
●建築を題材とした文学の感想を通して、参加者が青木氏と双方向に意見交換
●会場であるアカデミックシアターを体感し、本に出会う場所のデザインについて考える

【本件の概要】
日本を代表する建築家・青木淳氏が、自ら選抜した「建築文学傑作選」(講談社文芸文庫)を題材に、読書会形式の特別講演会を行います。同書を読んで感想・意見を持ち寄ることを参加条件とするため、参加者は青木氏と双方向にディスカッションし、意見交換を通して見識を深められます。
会場は平成29年(2017年)4月にグランドオープンした近畿大学アカデミックシアター内にあるラーニングコモンズです。今までの大学図書館にない分類法や建物構成を取り入れたまったく新しい考えの図書館を体感しつつ、「本×建築、建築文学、本に出会う場所」をテーマに、建築デザインについて考えます。

■日  時:平成30年(2018年)5月24日(木)18:30〜20:00
■会  場:近畿大学東大阪キャンパスアカデミックシアター1号館 ラーニングコモンズ
      (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
■対  象:近畿大学学生、および一般の方(定員50人、入場無料)
■主  催:近畿大学建築学部
■申込方法:事前に電話、FAX、メールのいずれかの方法で下記へお申込みください。
■お問合せ:近畿大学建築学部事務部
      TEL(06)4307-3057 FAX(06)6730-1320
      E-mail:kenchiku@itp.kindai.ac.jp

【青木淳氏のプロフィール】
建築家。昭和31年(1956年)、横浜生まれ。昭和57年(1982年)、東京大学工学部建築学科修士課程修了後、磯崎新アトリエに勤務。平成3年(1991年)、青木淳建築計画事務所設立。個人住宅をはじめ、潟博物館、青森県立美術館、杉並区大宮前体育館に代表される公共建築、ルイ・ヴィトンの店舗といった商業施設など、作品は多岐にわたる。平成11年(1999年)に日本建築学会作品賞、平成16年(2004年)に芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
主な著書に「JUN AOKI COMPLETE WORKS」(1・2巻、INAX出版)(3巻、LIXIL出版)、「原っぱと遊園地」(1・2巻、王国社)、「青木淳 ノートブック」(平凡社)、「フラジャイル・コンセプト」(エヌティティ出版)、編著に「建築文学傑作選」(講談社文芸文庫)などがある。
関連URL:http://www.aokijun.com/

【「建築文学傑作選」について】
文学と建築とはまったく異なるジャンルです。しかしながら、たたずまいやなりたちに文学を思わせる建築、あるいは構造や手法に建築を思わせる文学があります。そんな"建築文学"10篇を、日本を代表する建築家・青木淳氏が選び抜いた1冊です。

【収録作品】
須賀敦子「ヴェネツィアの悲しみ」
開高健「流亡記」
筒井康隆「中隊長」
川崎長太郎「蝋燭」
青木淳悟「ふるさと以外のことは知らない」
澁澤龍彦「鳥と少女」
芥川龍之介「蜃気楼」
幸田文「台所のおと」
平出隆「日は階段なり」
立原道造「長崎紀行」

関連URL:http://www.kindai.ac.jp/architecture/