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「近大マグロ」の革製品 第2弾を発売 近大マグロ革と馬革の組み合わせでリーズナブルな価格に

2018.04.19

  • 大学

近大マグロの皮を使用した革製品

株式会社コードバン(兵庫県姫路市)と近畿大学(大阪府東大阪市)は、近大マグロの皮を使用した財布などの革製品の第2弾を、平成30年(2018年)4月25日(水)に発売します。
長財布など全7種類で、近大マグロ革と馬革を組み合わせることで、丈夫でリーズナブルな製品になりました。

【本件のポイント】
●完全養殖マグロの皮を使用した近大マグロ革製品の第2弾として7種類の商品を発売
●近大マグロ革と馬革を組み合わせたデザインに仕上げ、リーズナブルな価格に
●廃棄されることが多いマグロの皮を活用することで環境に配慮

【本件の概要】
近大マグロは近畿大学が世界で初めて完全養殖に成功した研究成果です。近大マグロを実際に味わえる養殖魚専門料理店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」は大阪・銀座の2店舗とも多くのお客様が訪れる人気店となっています。
廃棄することが多い近大マグロの皮を有効利用するため、平成29年(2017年)4月に、馬革製品ブランド「THE WARMTHCRAFTS-MANUFACTURE」を展開する株式会社コードバンと協力し、近大マグロの皮を使用した革製品の第1弾を発売しました。25,920円(税込)からの価格帯にも関わらず、予想を上回る注文があり、これまでに約50個を販売しています。
第2弾となる今回は、中心部に近大マグロ革、縁の部分に馬革をあしらったデザインにすることで強度を高めながら価格を抑えることに成功しました。また、第1弾は受注生産のみでしたが、今回は店頭で常時販売し、より気軽に近大マグロ革製品をお求めいただけるようになりました。

■発売日 :平成30年(2018年)4月25日(水)
■販売商品:近大マグロ皮を使用した革製品
■販売店 :THE WARMTHCRAFTS-MANUFACTURE E-ma OSAKA B1F
      (大阪市北区梅田1丁目12-6 JR大阪環状線「大阪駅」徒歩約2分)
      TEL(06)6455-2020

【近大マグロ革製品ブランド「PISCINE」について】
株式会社コードバンが展開する店舗にて販売される近大マグロ革製品は英語で「魚」を意味するブランド名「PISCINE」として販売されます。
製品はマグロの皮をメインに使用し、部分的にコードバン・ホースハイド(馬革)を使用することで、近畿大学と株式会社コードバンのコラボレーションを表現するとともに、堅牢性を高め、デザインに気品を与えます。
今春は長財布や、純札入、パスケースのデザインが増え、より生活に取り入れやすい商品展開となりました。

【近大マグロの皮を製品化するまで】
株式会社コードバンは、馬革、特にコードバン(馬臀部の皮)を使用した製品を展開しています。近大マグロの皮は、コードバンより薄いため、生皮を腐敗から防ぎ、柔軟性を長期間保持するための加工「なめし」は困難を極めました。
最も開発に苦慮し、時間を要した工程は、皮の裏側についている脂肪の除去です。豊富に乗った脂はもちろん、近大マグロの美味しさの秘訣でもありますが、脂肪分が残っていると、加工後に臭いの元になります。薄く繊細な「近大マグロ」の皮の脂肪を慎重かつ丁寧に取り除くことではじめて財布などの製品に加工できる状態になりました。
近大マグロは完全養殖で丁寧に育てられるため、皮にほとんど傷がなく、加工すると力強く、エレガントな光沢を放つ美しい革製品になります。

【第1弾製品について】
平成29年(2017年)4月28日に、近大マグロの皮を使用した世界初の革製品として、5種類の製品を発売しました。近大マグロ革に馬革の中でも最高峰のコードバンを組み合わせたデザインで、近畿大学とコードバン社のコラボレーションを表現しました。
近大マグロの皮の加工(なめし)は、ほとんどを職人の手作業で行っており、特に皮に含まれる豊富な脂を取り除く作業は高い技術が求められます。
第1弾製品は引き続き販売し、これまでの受注生産から店頭販売に変更となります。(在庫状況により受注生産になる場合があります。)

【株式会社コードバン概要】
会 社 名:株式会社コードバン
設   立:平成22年(2010年)
代 表 者:代表取締役社長 新田芳希
本社所在地:〒671-0255 兵庫県姫路市花田町小川1130
資 本 金:1,000万円
事業内容 :皮革製品の企画製造販売
WEBページ :http://cordvan.jp/

関連URL:https://www.kindai.ac.jp/

商品詳細