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川俣町の小学生がアンスリウムをPR 川俣町の児童と本学の学生が作り上げたキャラクターをお披露目

2018.03.06

  • 大学

児童による原画

近畿大学(大阪府東大阪市)は川俣町でアンスリウム栽培の指導を行なっています。このたび、川俣町産アンスリウムの普及のため、平成30年(2018年)3月8日(木)、JR 福島駅東口にて、川俣町立福田小学校の児童が川俣町産アンスリウムを周知する手作りパンフレットを配布します。児童と本学の学生が作り上げたキャラクターも登場し、児童と共に川俣町産アンスリウムのPR活動を行います。

【本件のポイント】
●福島県川俣町の復興支援活動の一環
●本学の指導のもとアンスリウムを栽培し、特産品化を目指す
●小学生が作成した原画をもとに本学の学生が着ぐるみを制作

【本件の概要】
近畿大学は、「"オール近大"川俣町復興支援プロジェクト」の一環として、平成25年(2013年)に川俣町にビニールハウスを設置し、農業振興を目的とした研究を行い、ポリエステル媒地での観葉植物アンスリウム栽培を川俣町に提案しました。平成28年(2016年)8月29日には初出荷を迎え、町の特産品化へ向けて今後も継続的な支援を行っていきます。
今回、川俣町立福田小学校の児童が、JR 福島駅前で川俣町産アンスリウムのPR活動を行います。PR活動にあたり、児童はアンスリウムのパンフレットとキャラクターの制作に取り組みました。キャラクターについては、アンスリウムをモチーフに児童が描いた複数のイラストをもとに、本学文芸学部教授 安起瑩(あん きよん)と文芸学部の学生が着ぐるみを制作しました。当日は、児童と学生が協力して作り上げたキャラクターと共に児童が手作りパンフレットを配布します。

日時:平成30年(2018年)3月8日(木)10:15~11:30
場所:JR 福島駅東口(福島県福島市栄町1番1号)

【アンスリウムについて】
ハート型の花とプラスチックのような質感を持つ鮮やかな美しい葉を持つ人気の観葉植物。花持ちが一カ月以上と長いことから切花としても人気があり、鉢植えも同様に花持ちがよいのが特徴です。熱帯アメリカ原産で、国内で流通しているものの多くは台湾などからの輸入です。

【ポリエステル媒地を用いた栽培法】
ポリエステル媒地を用いた栽培は土壌を使わないため、風評被害を防ぐことができることはもちろんのこと、土壌に比べて物理性・化学性に優れ、良く根が張ります。また、媒地には栄養が無いため、肥料の調整により育成をコントロールしやすいという特性があり、経年劣化や連作障害も起こりにくく扱いやすいため、マニュアルに従って栽培を行えば、生産者による技術の差が出にくいことも長所です。

【"オール近大"川俣町復興支援プロジェクト活動内容】
近畿大学が、14学部48学科を擁する総合大学としての研究力を生かし、東日本大震災に伴う原発事故により、一部が計画的避難区域に指定された川俣町の早期復興を、大学の総力を挙げて支援するために立ち上げたプロジェクトです。
近畿大学教員が提案した復興支援策を、1.農業・産業・町づくり振興支援、2.除染推進支援、3.健康・心身ケア支援、4.放射線・放射能測定支援のグループに分け、川俣町民の意向を取り入れつつ、平成25年(2013年)5月から本格的に始動しました。
なお、近畿大学は福島県川俣町から「震災復興アドバイザー」を委嘱されており、平成
29年(2017年)5月16日には包括連携協定を締結しています。

【関連リンク】
文芸学部芸術学科 教授 安 起瑩(アン キヨン)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/1111-an-kiyon.html

"オール近大"川俣町復興支援プロジェクト
http://www.kindai.ac.jp/about-kindai/social-activity/earthquake-east-japan/all-kindai.html

関連URL:https://www.kindai.ac.jp/